■スポンサードリンク
(短編集)
スローグッドバイ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
スローグッドバイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この一冊の中には10の恋愛短編が収められている。よく読むと、自分が実際に経験したような恋愛、そっくりそのままではないけれど似たような恋愛経験に出会えるのではないだろうか。その時の男性側の感情に賛同できるか反発を感じるかで、本書の好き嫌いが決まってくるだろう。個人的には熱烈恋愛を連続して経験していこうという「15分」と、横浜での同棲を締めくくる最後のデートを描いた「スローグッバイ」に、自分の経験を投影しやすく楽しくというか、しみじみと読むことが出来た。 ただ、彼の他の作品と比べると、奥深さには欠ける。彼にとって最初の短編小説集だと言うことなので、そのあたりは仕方の無い事なのだろう。それを含めて総合的には評価は平均点としておいた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
石田衣良初の恋愛短編集。 まぁ、初めは各々の話の内容、こんなもんかなという感じですね。 でも短編だから読んでいて実に軽快で、いい時間潰しになる。 でも展開がないから読みきるのにすごく時間がかかることが難点。 いつまでも永遠に放置してしまう。 後に出版された『1ポンドの悲しみ』や『愛がいない部屋』の方がより深みが出ていて好きですね。 解説がちょっと微妙な点もマイナス点。 石田さんの作品は解説が面白いのに・・・ 作中では『フリフリ』が読んでて爽快だった。タイトルセンスもいいし。 『十五分』私は好きですが、過激すぎると思われる人も多いかも。 石田さんの実体験の話って「スローグッドバイ』なのかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて石田衣良の作品を読んだ。 しかも恋愛短編集。 どんな作品を書く人なんだろうと思いながら読み始めた。 10話ともごく普通の恋人達の日常を描いた作品。 ドラマチックでもなく、絶望感もなく。 本当に普通の光景が広がっていました。 ものすごく感動する物語ではないけれども、なぜか心地よく感じる物語だった。 気負わず、暇つぶしに読むくらいがちょうど良いかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あとがきになぜか『この本を読むにあたり補足事項』が書いてあります。これから読む人はそちらを先に 前半の短編は乱れまくっていて、官能小説に近かったかも知れません。 読み始め、スローはどういう意味でスローなんだろう?と思っていたのですが、最後の話を読めばその意味がわかりました。 どうしても現代風の恋=ネットを関連付ける恋が石田さんの得意分野として客観的にみられ、ネットのオフでの出会い話が10話中2個含まれています。 飛躍したSF話はなかったので登場人物に感情移入しやすいかと思います。(リア充の方は^^) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恋愛のいろんな側面を切り取った短編集。 まさに恋愛のケーススタディーという感じ。 著者のいうとおり、普通の人がした普通の恋愛。 それはそれなりに劇的だったり、せつなかったりする。 何かを狙ったわけでない、記述的なタッチが読者を包んでゆく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
石田衣良氏初めての短編集にして、初めての恋愛小説。 バラエティーに富んだ優しい恋の話が10編。 社会の闇を描く的なイメージがあったので、こういう恋愛作品も書けるのかと正直驚いた。 「スローグッドバイ」の中で面白かったのはちょっと変わった設定の、「You look good to me」。 チャットのオフ会での出会いをテーマにした話。「フリフリ」お互いお節介な友達の恋人紹介を避けるため、付き合ってるふりを始める男女の話。「ローマンホリデイ」ネットで知り合った男女がローマの休日のようなデートをすることになり…という話。 なかなか多彩なラインナップで楽しめた。 ただ、上記の3作品を含め、まだ"作っている"感が見えてリアルさを感じない話が多い。 私としては、この後に書いている「1ポンドの悲しみ」の方がいい。 こちらの方が自然な恋愛に感じる作品が多かった。 石田氏の書いた2つの恋愛短編集作品、読み比べてみてみるのも面白いと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
透明なグラスを切り取り全体が白で統一されたシンプルな表紙に こんなに綺麗じゃないけど今のからっぽな自分を見ているようで 気になって手に取りました。 (この「スローグッバイ」で石田氏を知りました。) 同級生の恋や偽善から始まった本来の恋、20代と70代の可愛い恋(?) 等さまざまな愛のカタチが詰まった短編集。 生々しい表現も多々ありますがまぁ物語だし。ね。 セックスという言葉が当たり前のように頻繁に使われていますが、 私は良い意味で、この単語をサラッと軽い感覚で捉えて読んでました。 小説だからできる内容も含めてそれなりに楽しめました。 この「それなり」感がまた良いんじゃないかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体的にあまりリアルじゃなかった。 あとセックスの解説は別にいらない。そういうことを失恋6ヶ月の俺は求めてなかった。 でも、「夢のキャッチャー」と「スローグッバイ」はキライじゃない。 関西出身なのでイメージしづらいところもあった(しゃあないけど) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルの響きに魅かれて読んでみました。 一言でいうと非常にゆる〜い感じの恋愛小説だと思う。 私はどの話も共感はできなかったし、はいりこむことはできなかった。 でもだからこそ様々な恋愛や別れを描いた話を良くも悪くも心乱されずに「へ〜」という感じでさらっと読めた。 雰囲気のある短編集ではあると思うけど、やはり印象は薄め。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
石田衣良のとても優しい面が伺える作品集である。しかし、この本を読むと、石田さんは、本当の恋愛をしたことがあるのだろうか、と疑いたくなる。恋というもののもつ、独特に甘美で、しかし、残酷な一面をこの小説では殆ど描いていない。その意味で、☆3つである。私的には、コールガールとの恋を描く「真珠のコップ」が一番、恋愛の形として、美しいと思った。それ以外は、優しくそれゆえに癒される部分があるけれども、薬にも毒にもならないというのが、正直な感想でもある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
電車とかで読むには適当に楽しめるとおもいますが、石田氏の作品はいろいろ読みましたが、池袋シリーズ(それも初期)が、一番魅力があると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「泣かない」「十五分」「You look good to me」「フリフリ」「真珠のコップ」「夢のキャッチャー」「ローマンホリデイ」「ハートレス」「線のよろこび」「スローグッドバイ」の10篇の短編恋愛小説を収録。「ハートレス」「線のよろこび」以外の8篇は、男性が主人公で男性の視線から書かれています。あとがきにもありましたが、初めての短篇集であり初めての恋愛作品集だそうです。デビュー間もない頃から少しずつ書きためたとのこと。短篇集は読みやすいですし、恋愛小説も嫌いではないのですが、石田衣良っぽくない印象を受けました。ストーリーもどこかで読んだことがあるような気がするものもあったりして・・・(^_^;)でも、それぞれの作品に良さがあり、十分に楽しめました。文庫化された石田衣良作品は全て読んでいますが、初めて石田衣良作品を読む人には、他の作品から入ったほうがはまりやすいと思います。短篇では、著者の良さが十分に味わえないかも。ジャケットのデザインはかなり気に入っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
それぞれの物語を読み終えるたび、せつなさに思わず本を閉じてため息をつきたくなります。この本のなかに描き出されるような幸福な恋は、必ずしも誰の人生にも訪れるものではないかもしれない。だけど・・・”あとがき”にもあるように「ウイークデイの五日間で読み終えたら、週末は元気にデートに出かける。」そんな気分にさせてくれる本です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!