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エンジェル
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エンジェルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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不思議な作品だと思いました。 死んだ魂が、自分の死の謎を解こうとする。 謎は解けたんでしょうか? 設定も物語も不思議な所があり、とてもユニークな作品だと思いました。 しかし、登場人物たちに、共感出来る部分と出来ない部分があり、ちょっと微妙な感想です。 主人公の悩みには共感出来る部分もありました。 生きていると(死んだ後でも?)思い通りにいかない事は多く、それに対してどうすのかを悩み続けている姿に共感しました。 しかし、 殺人者達の理屈は、それで良いの?十分な殺人の理由になってる? 主人公の悩みは正しいの?お坊ちゃまが殺人者達相手にうまく立ち回れたの?最後の決断は本心? そして、文緒の本心が分からない。本当の所、どんな人だったの? ちょっと釈然としないものが残りました。 | ||||
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多聞にある幽霊になった主人公が活躍するという作品の中で見ると、この作品はどうにも展開が弱い ミステリとして面白みのある作品じゃなし、感動ものとしてみるには優等生すぎてどうにも面白みがない この手の作品をあまり読んだことのない人なら、楽しめるかもしれない作品 | ||||
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幽霊が主人公っていう設定はそう珍しくもないが 死ぬ直前から2年ぐらいの記憶がなくっている幽霊という設定は斬新。 自分がどうして殺されたのか、その真実をさぐるために、 幽霊としての能力を高めていく主人公。 次第に少しづつ見えてくる真実。 ただ、ラストには犯人に真実を全部語らせる手法は残念な感じがした。 殺しの動機もどうも甘い気が・・・ | ||||
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はじめての石田衣良作品がたまたまコレだった.映画「ゴースト」と見たことがあるものとして,どうしても基本ストーリーがかぶってしまう.個人的にオチが微妙で,ここまでその部分隠しておいてそれかぁと思ってしまった. | ||||
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物語のスタートは殺された「自分」を幽霊になった「自分」が発見することから始まる。 物語の主人公は殺された「自分」が殺された理由を探し出すというもの。 普通なら犯人への復讐が始まるところだが、この作品ではそうならない。 殺された理由よりもそれにたどり着くまでの主人公の心優しがを身に染みて感じることのできる作品だった。 | ||||
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冒頭から主人公が幽霊として登場する。誰かが自分を山中に埋めている場面に遭遇するのだ。そこから彼の”犯人探し”が始まる。そこからいきなり自分が産まれた瞬間まで時は戻り、短かった人生をフラッシュバックしていく。単に、こういう人生を送ってきた、と回想するのではなく、主人公が自分自身の人生をもう一度なぞるようにたどっていくことで、彼の孤独感がよりいっそう際立っている感じがする。 自分の命と引き換えに母はこの世を去り、愛情薄い父とは溝が深まるばかりで、成人すると同時に10億円で縁を切られる。淋しいとか、哀しいというような言葉では表せない虚無感を胸に抱いて生きてきた彼がどうして殺されるはめになったのか。読者はそれを殺された本人と一緒に探っていくことになるのだが、主人公が幽霊のせいか、ミステリを読んでいるというよりはファンタジーに近い感覚だったかな。 今ひとつ、主人公に感情移入できなかったせいで、面白さが減ってしまった。彼はそれほどこころに大きな空洞を抱えた人物なのだと思う。そういう意味ではとてもよく心理描写ができているのだと思う。誰が殺した、というよりは最後彼はどうなるのだろう、とそっちの方が気になった。犯人を見つけて成仏するのか、このまま人の世をさまよい続けるのか。犯人が分かった時に、彼のその後も明らかになる。 短い実の人生では、生きていてよかったと思ったことはなかったかもしれないが、死んで始めて死の世界で”生きている”ことを楽しめるようなった主人公。この新たな死生観には少しこころがほんわかした。 ただ、好き嫌いが分かれる作品だと思う。主人公に感情移入できるか、結末をこれで良かったと思えるかによって読後感は変わってくるだろう。ミステリ?ファンタジー?どっち付かずな感じがして、評価は満点にはなりませんでした。 | ||||
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主人公が幽霊であるという時点で、他の作品にあるような、「生っぽさ」がなくなっているような気がする。 ミステリーに超常現象を持ち込まれると嫌なひとはミステリーとして読まないほうがいいかも。 後味爽やかというよりは、後味じっとりといった感じ。 元々の主人公が覇気のある男ではなく、幽霊のような男なところも影響しているのかも。 | ||||
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なんといいますか、事件の真相を主人公がメールでさっさと公開してれば全部解決したのでは? 物語の後半になるまでメールを送らない意味が理解出来ないよ……。 | ||||
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読み始めたときに「このシチュエーションは聞いたことがある」と思った。 でも、「この本読んだ事がある」と気づいたのは30ページも読み進んでからだった。 それでも結末が全く思い出せなかったので、全部読んでしまう事にした。 自分が殺され埋められるところから始まる「幽霊」が主人公のミステリー(かな?)だ。 自分を殺した黒幕を追いかけ、愛する人を守り、抜け落ちた2年の記憶を探っていく。 主人公が「幽霊」だったり、メール書けたり、ちょっと設定がファンタジックなのに、殺された理由や殺され方がなんとも美しくない。 その辺にちょっとイメージのずれというか、違和感を感じた。 最後にはちょっと驚かせる(でも予想できたけど。って2度目だろ)事実と、少し感動させるエンディングが待っているのだが、何となく甘いというかぬるい感じが否めない。 とちょっと辛口になってしまったが、2回目なのに結局ラストを思い出せなかったのはつまるところインパクトがなかったからか? | ||||
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サスペンス、推理小説好きの私といたしましては、 いまひとつ。。。何かが足りなく感じてしまいました。 恋愛ものの描き方もあとひとつ。。。 あくまで、私の私見です。 | ||||
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始めはミステリーなのかと思いました。 主人公が既に亡くなっていて、死因を自身の手で探るお話だったので。 でも読み進めていくうちに、様々な登場人物たちの哀しみや葛藤が伝わってきて、単なる謎解きだけでない展開に、少し切なくなりました。 石田 衣良さんの作品にはいつも優しさを感じますが、このお話はもの哀しい読後感を持ちました。 印象的な本です。 | ||||
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主人公はいつの間にか殺されていた―― 死を迎えるまでの二年間の記憶がないまま、魂だけで現世をさまよう主人公が、真相を解き明かしていく物語。 発想と構成は良いと思うが、ミステリーというにはあまりに単純過ぎて、筋書きに妙味も意外性もない。人間の描き方、世界観、全てが中途半端になってしまっている。 タイトルのエンジェルも、個人投資家としてのエンジェルと、死後の幽体としてのエンジェルをかけているだけという、石田作品にしては厚みのない仕掛けである。 一応、飽きずに読めるが、再読したいという印象はなかった。 量産になっているとすれば残念である。 | ||||
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石田衣良の作品としては、少し系統が違うような、それでいて不思議な面白味を感じさせられる内容でした。私はフラッシュバックの章から、何がどのように展開するのかドキドキしながら読ませていただきました。内容はちょっと殺人もあり嫌な部分もあったのですが、石田衣良さんらしい「愛」の描き方もよく出ていて総合的に満足な本でした。 | ||||
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幽霊となった純一は、自分が殺された理由を調べるために行動を開始する。 彼は、自由に空を飛べて、自由にあちこち行き来することができる。さらに、 それぞれの幽霊には固有の能力があり、もちろん純一もある能力を持っている。 うらやましい。読んでいて「幽霊も悪くないかも♪」と思ってしまう。人は自分 勝手な生き物だ。自分の利益のためには、他人の命を顧みないところがある。 純一が殺された理由が明らかになるにつれ、人間の醜い部分がたくさん見えてくる。 誰を信じていいのか分からない、殺伐とした現代社会のひずみがそこにある。 読んでいて暗澹たる気持ちになったが、ラストは無難にまとめられていたので 読後感は悪くなかった。 | ||||
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導入部がとても印象的で最初これはどんな話なんだ? って思った程です。 この世に未練を残した幽霊が街中をさまよい その幽霊は個々に特殊な能力を持つらしい。 そういう設定はよくありますが、全体的な流れといい 情景描写の綺麗さがすごくオススメです。 また、主人公の死に生い立ちを振り返る前半部分に 後半の伏せんとなるものがあったりとよかったです。 ぜひ一度読んでみてください。 | ||||
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幽霊となって蘇り、自分の死の謎解きと、一目惚れした女優を如何にして助けることができるか・・・よくあるストーリーのままなのですが、石田流にまとまってます。ラストが途中で読めてしまったのが残念ですが、十分面白いですよ。 | ||||
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ミステリー時代の作品であるが一気に読んでしまう作品です。天使の攻撃のシーンなど映画にできそうな内容です。主人公に共感できる読者も多いと思います。 | ||||
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序盤から中盤にかけては主人公の生い立ちが綴られ、主人公自体感情を表に出すことの無い影のある人間なので、あまり面白みは無い。ただ中盤から終盤にかけ好きな人を守りたいという愛情から起こる彼の内面変化・行動には、目をみはるものがある。悲劇的な結末を迎えるとは知らずに、ひたすら好きな人を守ろうと努力するシーンには涙をそそられます。 注目は、ズバリ終盤クライマックス部分!恋愛小説としてミステリー小説として1度で2つの味が楽しめる、おいしい作品です! | ||||
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著者の持ち味である、I.W.G.P的エンターテイメント性が死後の世界から、颯爽と描かれていて、楽しく一気に読めました。通勤途中に軽く読むにはとても良い本だとおもいます。 | ||||
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死後の不思議な体験を、実に説得力のあるスタイルで書いてあるので、全く違和感なく読みすすめることができました。事実は知らないほうがよいこともあるという考え方に対して、それでも真実を追い求める主人公と、最後の決断に心打たれました。作者の力量に感服し、星5つ献上です。 | ||||
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