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(短編集)
池袋ウエストゲートパーク
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池袋ウエストゲートパークの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全168件 61~80 4/9ページ
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生き生きと、躍動感にあふれた若者の心をそのまま小説に書き しるす。こういう新鮮な文章の書ける作家に出会ったのは、本当 に久しぶりである。 この作品が多くの読者に読まれているのは、マコトという主人公 の造形に成功した事が大きいだろう。大人でもなく、子供でも無 い。漫画や映画ではなく、少なくともミステリーという分野で、この ような主人公が登場する作品は初めてでは無いだろうか。 本書に書かれている内容は、見方によっては暗くきつい。心を病 んでいる人間が書かれている。しかし、その内容にも関わらず、 読後感がさわやかですらあるのは、マコトの性格と、軽妙な語り 口にあるのだろう。 しかし、第一話での印象が鮮烈だったためか、第二話以降で 「揉め事処理人」という名称にマコトがなってしまうと、とたんに 月並みな物に感じてしまう。作者としては、物語を継続する上で、 マコトのポジションを決める必要があったのだろうが。 第二話以降の話は、全て第一話『池袋ウエストゲートパーク』の オマケであるのではないか。第二作『少年計数機』、第三作『骨 音』と読み進めるうちに、その思いは強くなる。 | ||||
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著者をTVや雑誌で拝見する機会が最近多く、興味を惹かれて読み始めました。若者を描いた小説に共通な表現様式が、以前にも誰か別の人の作品で読んだような錯覚を覚えました。何となくたどたどしい文体でもありますが、リズム感のようなものがあって、読み進むほどに引き込まれてゆきました。決して高尚な文学とは言えないのでしょうが、それでも一つの世界を創造できていると思います。面白くなってくるのは、その世界の住人に近づいた頃なのでしょう。よく言えば現代のウエストサイド物語のようでもありますし、読む側が様々に想像力を働かすことの出来る作品なのだと思います。それは結構魅力的です。 | ||||
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著者をTVや雑誌で拝見する機会が最近多く、興味を惹かれて読み始めました。若者を描いた小説に共通な表現様式が、以前にも誰か別の人の作品で読んだような錯覚を覚えました。何となくたどたどしい文体でもありますが、リズム感のようなものがあって、読み進むほどに引き込まれてゆきました。決して高尚な文学とは言えないのでしょうが、それでも一つの世界を創造できていると思います。面白くなってくるのは、その世界の住人に近づいた頃なのでしょう。よく言えば現代のウエストサイド物語のようでもありますし、読む側が様々に想像力を働かすことの出来る作品なのだと思います。それは結構魅力的です。 | ||||
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著者のデビュー作。 とにかく語り口が好きだ〜。主人公マコトのノリの良い一人称。高校卒業後、池袋で家業の果物家の手伝いをしている彼は、ストリートの若者らしいフレッシュさに溢れているのに、解説で池上冬樹先生が言われているように、どこか時代観察者の視点を持ち、心も堅固だ。そのマコトを通してみるから、ストリート感満載なんだけど、絶妙に、薄皮一枚の客観視が出来ていて、読んでいて面白い。 4つの連作短編から成っているのだけど、マコト以外にも登場人物が重複していて、最後の池袋内戦の話では、それまでのキャラクター総動員て感じで、ある意味まとめのようになってるのも面白かった。 池袋を舞台に、ギャングの抗争、女子高生殺人事件、麻薬売人などなどの事件を破天荒なやり方で解決するマコトのストリートヒストリー。是非どうぞ。 | ||||
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著者のデビュー作。とにかく語り口が好きだ〜。主人公マコトのノリの良い一人称。高校卒業後、池袋で家業の果物家の手伝いをしている彼は、ストリートの若者らしいフレッシュさに溢れているのに、解説で池上冬樹先生が言われているように、どこか時代観察者の視点を持ち、心も堅固だ。そのマコトを通してみるから、ストリート感満載なんだけど、絶妙に、薄皮一枚の客観視が出来ていて、読んでいて面白い。4つの連作短編から成っているのだけど、マコト以外にも登場人物が重複していて、最後の池袋内戦の話では、それまでのキャラクター総動員て感じで、ある意味まとめのようになってるのも面白かった。池袋を舞台に、ギャングの抗争、女子高生殺人事件、麻薬売人などなどの事件を破天荒なやり方で解決するマコトのストリートヒストリー。是非どうぞ。 | ||||
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高校のときハマっていまや石田衣良さんのファンです♪ 現代を鋭い目線で切り込んでいき、裏路地などの小さな出来事も独特な表現で大事件に持ち込む。 一度本を開いたら一気に読んでしまいます。 | ||||
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高校のときハマっていまや石田衣良さんのファンです♪現代を鋭い目線で切り込んでいき、裏路地などの小さな出来事も独特な表現で大事件に持ち込む。一度本を開いたら一気に読んでしまいます。 | ||||
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一見、若者による、若者の街での若者の出来事や事件の物語という感じだが。。。 POPで現代的な語り口や描写される風物に、世のオトナたちや、池袋なんて大都会の超繁華街なんて縁のない地方の(若者を含めた)人達には、 眉をひそめたり、あわないなぁ、なんて思ってしまうかもしれない。 ところが、たしかに口調やら言動にはちょっとついていけないと思えるところがあるかもしれないけれど。 物語の作りは、ある意味とってもオーソドックスで、だから、ドラマ好きのオトナにも読みやすいと思うんだな。 胸を締め付けられる恋あり、不毛で痛々しい抗争あり、と中々中身の詰まった作品でした。 | ||||
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一見、若者による、若者の街での若者の出来事や事件の物語という感じだが。。。 POPで現代的な語り口や描写される風物に、世のオトナたちや、池袋なんて大都会の超繁華街なんて縁のない地方の(若者を含めた)人達には、 眉をひそめたり、あわないなぁ、なんて思ってしまうかもしれない。 ところが、たしかに口調やら言動にはちょっとついていけないと思えるところがあるかもしれないけれど。 物語の作りは、ある意味とってもオーソドックスで、だから、ドラマ好きのオトナにも読みやすいと思うんだな。 胸を締め付けられる恋あり、不毛で痛々しい抗争あり、と中々中身の詰まった作品でした。 | ||||
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うん、これは面白かった。 文体はわざとこうしているんだろう。拙くて、子供っぽくて、気取っているが、それが池袋の夜の雰囲気(と石田氏が意図しているもの)を鮮やかに伝えている。 「ストリート」を過剰に(?)描写しているとは思うが、一つの世界観を持ったフィクションとして楽しめる。 (読む人によっては、あまりに稚拙に感じるかもしれない。それは、著者の本作での文体は、著者そのままのスタイルではなく、文体を含めて作品なのだということを踏まえる必要があるだろう) | ||||
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うん、これは面白かった。 文体はわざとこうしているんだろう。拙くて、子供っぽくて、気取っているが、それが池袋の夜の雰囲気(と石田氏が意図しているもの)を鮮やかに伝えている。 「ストリート」を過剰に(?)描写しているとは思うが、一つの世界観を持ったフィクションとして楽しめる。 (読む人によっては、あまりに稚拙に感じるかもしれない。それは、著者の本作での文体は、著者そのままのスタイルではなく、文体を含めて作品なのだということを踏まえる必要があるだろう) | ||||
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非常に軽快な文章でストーリーテンポがよく、 シンプルな話ですっと読める魅力はすごい。 やや主人公ができすぎでそんな奴いねえよ的な感じは気になるが、 まあそれは許せる範囲かな。 この本は4編の短編集なのだが、 「サンシャイン通り内戦」が、主人公の弱さもあり、恋もあり、 そして無益な戦いだけどあり得そうな問題でもあり、 この話がもっともおもしろかった。 | ||||
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非常に軽快な文章でストーリーテンポがよく、 シンプルな話ですっと読める魅力はすごい。 やや主人公ができすぎでそんな奴いねえよ的な感じは気になるが、 まあそれは許せる範囲かな。 この本は4編の短編集なのだが、 「サンシャイン通り内戦」が、主人公の弱さもあり、恋もあり、 そして無益な戦いだけどあり得そうな問題でもあり、 この話がもっともおもしろかった。 | ||||
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ヤクザとか、抗争とか、話は派手だが内容は「人情話」。 様々な人間が色々と頑張って生きてるんだ・・・という話。 そんな目新しくもない内容を、「池袋のストリートギャング」というデコレーションを施すことによって疾走感のある面白いストーリーに仕立て上げている。 文体は主人公マコトの一人称なので、読みなれるまでは大変かもしれない。 しかし余計な言葉を使わないマコトの一人称は、より端的に情景を描写し、脳にリアルな映像を送り込んでくれる。 各キャラクターたちの設定はそれぞれ特徴のあるものだが、内面的な特徴もしっかり描かれているのでキャラクターたちは「役割」もしっかりこなしながら愛嬌のある存在としてしっかり話を盛り上げている。 池袋の街にマコトを見つけたくなる作品。 | ||||
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ヤクザとか、抗争とか、話は派手だが内容は「人情話」。 様々な人間が色々と頑張って生きてるんだ・・・という話。 そんな目新しくもない内容を、「池袋のストリートギャング」というデコレーションを施すことによって疾走感のある面白いストーリーに仕立て上げている。 文体は主人公マコトの一人称なので、読みなれるまでは大変かもしれない。 しかし余計な言葉を使わないマコトの一人称は、より端的に情景を描写し、脳にリアルな映像を送り込んでくれる。 各キャラクターたちの設定はそれぞれ特徴のあるものだが、内面的な特徴もしっかり描かれているのでキャラクターたちは「役割」もしっかりこなしながら愛嬌のある存在としてしっかり話を盛り上げている。 池袋の街にマコトを見つけたくなる作品。 | ||||
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ドラマを何年前に見ていて、大好きでした。 ずーっと原作を読みたいと思いつつ、中々機会が無くやっと先日読むことが出来ました。 ドラマの中のマコトやタカシとは少し違いましたが、 原作の登場人物も十分ワクワクさせてくれるキャラクターでした。 もう、一息で読んじゃいました。 これは読書と言うより、テレビを見てる感じで その場面場面が思い浮かびました。絶対にオススメの一冊☆ 楽な気持ちで読めちゃいますよ^−^ | ||||
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短篇連作集です。 初っ端にドーベルマンを殺すシーンがあって、ちゃんと読めるのか不安になりつつも読みすすめていくと、なかなか面白かったですv ドラマにもなっていましたが、そちらは見ていません。 ゴールデンタイムのドラマって、毎週見るのが面倒だし、録画するのも忘れるしで、ほとんど見ないです。 深夜のドラマは録画しないと見られないことが前提だから平気なんですが・・・ 今は深夜に、石田さんの別の作品「アキハバラ@DEEP」をやってますね。 見てますw どうやら私は、みんなでそれぞれのできること、才能を集めて何かをするってストーリーが好きなのかもしれませんw この作品でも、その時々、内容に合わせて友人知人のつながりを生かして、上手に危険を潜り抜けています。 死人は出てますが、読後感が爽やかで良かったですv | ||||
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短篇連作集です。 初っ端にドーベルマンを殺すシーンがあって、ちゃんと読めるのか不安になりつつも読みすすめていくと、なかなか面白かったですv ドラマにもなっていましたが、そちらは見ていません。 ゴールデンタイムのドラマって、毎週見るのが面倒だし、録画するのも忘れるしで、ほとんど見ないです。 深夜のドラマは録画しないと見られないことが前提だから平気なんですが・・・ 今は深夜に、石田さんの別の作品「アキハバラ@DEEP」をやってますね。 見てますw どうやら私は、みんなでそれぞれのできること、才能を集めて何かをするってストーリーが好きなのかもしれませんw この作品でも、その時々、内容に合わせて友人知人のつながりを生かして、上手に危険を潜り抜けています。 死人は出てますが、読後感が爽やかで良かったですv | ||||
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テーマ自体は、近年の小説によく見られる暴力や性的な表現の多いテーマをリアルに描いているもので、それほど真新しいものではなかった。しかし、主人公やその取り巻きの登場人物たちの心情がよく描けており、感情移入がとてもしやすく、男性・女性に関わらず、自分が気に入る登場人物が見つかるのではないかと思いました。そんな所が、映像になり人気を呼んだ所以なのではないかと感じられました。 文章自体には、正直それほどの上手さは感じませんでした。人間の感情や動作を素直な表現で、わかりやすく描いている。そういった印象です。ただ独特の繰り返しの技法というか、場面場面で違った、ひとつの短い単語が良いリズムを生み、読者をひきつけて放さないのだと思います。 重いテーマを扱っているにも関わらず、それをそれほど重く感じさせない、人間を魅力的に描く事に長けた著作であると思います。とても面白かった。 | ||||
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テーマ自体は、近年の小説によく見られる暴力や性的な表現の多いテーマをリアルに描いているもので、それほど真新しいものではなかった。しかし、主人公やその取り巻きの登場人物たちの心情がよく描けており、感情移入がとてもしやすく、男性・女性に関わらず、自分が気に入る登場人物が見つかるのではないかと思いました。そんな所が、映像になり人気を呼んだ所以なのではないかと感じられました。 文章自体には、正直それほどの上手さは感じませんでした。人間の感情や動作を素直な表現で、わかりやすく描いている。そういった印象です。ただ独特の繰り返しの技法というか、場面場面で違った、ひとつの短い単語が良いリズムを生み、読者をひきつけて放さないのだと思います。 重いテーマを扱っているにも関わらず、それをそれほど重く感じさせない、人間を魅力的に描く事に長けた著作であると思います。とても面白かった。 | ||||
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