安政五年の大脱走

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評判

安政五年の大脱走の評価:

4.00/5点 レビュー 20件。 B ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全29件 21〜29 2/2ページ
No.9
(5pt)

面白かった!!

朝のテレビ番組でこの本が取り上げられていたので映画「脱走」ものの大ファンである私は買わずにはいられなくなりました。読んでいくうちに大脱走と同じではないかと思っていましたが結末はそんなバカな・・・でした。もう少し最後にスリリングさがあればなお良かったかも。是非映画化して欲しい。
安政五年の大脱走 Amazon書評・レビュー: 安政五年の大脱走より
4344003233
No.8
(4pt)

わくわくしながら読める。

とにかく面白い。映画『大脱走』を観ていれば、穴掘り名人のダニー(チャールズ・プロンソン)の場面などが思い出され、興が増そう。しかし観ていなくても、楽しめる。 敵、味方とも人物のキャラクターが立っている。ストーリーは泣かせどころもちゃんと心得たものだ。 難を言えば、最後の展開か。映画のような大逃走スペクタクルにして欲しかったとも思う。が、これここれで納得できよう。 逃走劇の方は、吉村昭の『桜田門外の変』に任せて。
安政五年の大脱走 Amazon書評・レビュー: 安政五年の大脱走より
4344003233
No.7
(4pt)

読者が望んでいたのは・・・

器用な作家である。今まで『リカ』、『交渉人』、『Fake』と読んできたが
一作ごとに異なった題材を取り上げている。しかし、その器用さ故か、
作品をこねくり回してしまい、結果として、落ちに鋭さを欠く傾向があ
るのではないだろうか。本作でもその傾向が当てはまる。
敵味方のキャラクターは良く書けているし、スピード感のある展開で、
娯楽作としては充分楽しめる。ただ、かなり強引なストーリー展開や
舞台装置で、脱走劇を書きたかっただけでは無いかという気もする。
一ヶ月というタイムリミットがある中で、数々の障害を乗り越え脱出
を試みる南津和野藩士には感情移入できる。しかし、愚直に穴を
掘る南津和野藩士を応援していた分だけ、読者が望んでいたのは
「意外な結末」では無く「達成感」だったのでは無いだろうか。
安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)より
4344406362
No.6
(4pt)

なかなかいい線をいっている

この人の本にしては珍しく江戸時代末期が舞台となっている。当時、我が世の春を謳歌していた井伊直弼に意中の姫がおり、ところがどうしても自分の方を振り向いてくれないため、その姫が属する藩の藩士もろとも脱出がほとんど不可能とされる断崖絶壁の山頂に幽閉し、力ずくで自分の方を向かせようとするストーリー。それに対して、藩士たちはその山頂からの脱出を試みるのだが、その試行錯誤の過程をじっくりと書いている。時代設定は違えど、「フェイク」など他の小説とスピード感、展開は似ている。エンターテイメント系の小説としてはなかなかいい線をいっているのではないか。
安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)より
4344406362
No.5
(4pt)

ほぼ満点の娯楽時代小説だが…

 多少無理はあると思うが、よくできた設定で、井伊直弼と側近、南津和野藩の姫君と藩士たちの人物描写もうまい(設定が無理というより、冒頭に付けられた「俯瞰図」がわざとらしいんだと思う。図面なしで、読者の想像力に委ねるべきだったのでは?)。
 絶体絶命の状況から、1か月で脱出できるか、サスペンスもしっかり効いている。クライマックスの脱出方法も周到に伏線を張った見事なもので、娯楽作としては、ほぼ満点の出来だと思う。
 時代小説なので、隠された裏の真相があるかもしれない(設定自体が何かのトリックだとか)、というような余計な心配をせずに気楽に読めるのもいい。
 一作ごとに違う題材で読者を驚かせる才人、五十嵐貴久が時代小説にジャンルを広げた意欲作。しかも完成度が高くてさすがだと思う。時代小説専門の作家でも、なかなかここまで書けないだろう。
 ただ一点、非常に残念なのが、エピローグで「享年」の使い方を間違えていること。現代が舞台なら目くじら立てることもないが、時代小説だからなあ。
 しかも、カッコつけて決めようとしている箇所だけに…。
 歌舞伎役者が見得を切ったら、コケてしまったようなもので、読後感は爽やかさに「苦笑い」が混じってしまった。作品自体が面白いだけに本当に残念。
安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)より
4344406362
No.4
(5pt)

人間ドラマ

いわゆる歴史小説にのめり込いものを感じていたが、この作品は、一気に読みきった。ふりかえれば、これは歴史小説というよりは、人間ドラマ、まことにドラマティックな、ひとの心の動きの波を、実感させてくれる。筆者の幅の広さ、筆力の高さを実感した作品だ。
安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)より
4344406362
No.3
(5pt)

楽しめる娯楽小説

少年井伊直弼の大老井伊直弼への変容振りが実にリアルであるのに反し、結末が強烈に荒唐無稽である。この対比がすばらしく、どうも深い意味を感じてしまう。
桜庭敬吾と鮫島宗十郎、犬塚外記と長野主膳、これらの対照的な人格描写も魅力的だ。
ストーリーも面白い。484ページもあるのに一気によめる。
とても楽しめる作品だ。娯楽小説としておすすめである。
安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)より
4344406362
No.2
(5pt)

武士の誇り

井伊直弼といえば「安政の大獄」と「桜田門外の変」くらいしか思い浮かばないくらい歴史に疎い私…
そんな私でも一日で読み終わる程の面白さでした!
脱出不可能な断崖絶壁の山の上での監禁。ろくな食料も与えられず凍えるような寒さで入浴もできない。武器も奪われ武士の誇りさえも奪われた極限状態…こんな状態なら意気消沈するのが当たり前。
でも「武士たるものこんなコトで諦めはしない!!」と穴を掘り始めるんですねぇ。
井伊直弼に「爺」と呼ばれ慕われている犬塚外記が美雪姫にだんだんと惹かれていく過程がおもしろいですね。
一見つかみどころのない姫のようにも見えますが、実は頭の中はフル回転。ラストなんて只者じゃないオーラが漂ってます…。
読後感もスッキリ爽やかだし、とにかくオススメです。
安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)より
4344406362
No.1
(4pt)

素晴らしい。

 五十嵐氏の作品を読むのはこれで4作目なのですが、すべてジャンルが違い、しかもその全てが素晴らしい仕上がりなのに驚きます。 さて、この作品。読み進むうちにのめり込み、時を忘れてしまいます。後半の詰め(からくり)が少しわかりやすかったことを除けば、凄く楽しめる作品だと思います。 器用貧乏なところがある五十嵐氏。ジャンルを絞れは直木賞は楽勝であると、常々確信しております。
安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)より
4344406362