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カニスの血を嗣ぐ 追跡のブル-ス
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カニスの血を嗣ぐ 追跡のブル-スの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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臭覚が異常に発達した男が謎の女を追う話。その臭覚から見える映像の描写(比喩)の質と量が半端じゃない。帯で山田正紀がのたまうように「正に奇蹟的」(!)。凄い。ミステリとしてはどうかと思う面もあるので永久保存版評価なのに☆マイナス1。だが、最後は盛り上げてくれる。満足の一作。この比喩たっぷりの文章は永久保存して繰返し読みたい。文庫化を熱望する。 | ||||
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「臭い」をテーマとしたミステリ。 カニスとは犬のこと。主人公は、ある病気で嗅覚が異常に鋭くなってしまったという人物。つまり、犬のような「鼻」を備えているわけだ。 普通の人間は視角中心に世界を見ているが、これが嗅覚中心になってしまったらどうなるか。ビックリするくらい異様な世界だ。それを描ききったところに、本書の価値があると思う。 残念ながら、ミステリとしては評価できない。 ちなみに、著者には聴覚の世界を描いた作品もある。『石の中の蜘蛛』(集英社文庫,2005年)だ。合わせて読むといいだろう。 | ||||
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