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望郷
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望郷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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快男児、藤正太の活躍に胸が躍りっ放しです。とにかく、読み始めたら止まらなくなる爽快な小説です。正太の商才、目の付け所の卓抜さは経営者やこれから起業を考える人には非常に参考になるかと。そういう意味で、本書はビジネス書でもあるかと思います。(笑)惜しむらくはエンディングかと。それまでの疾走感、スケール感からすると、なんか小さく纏まり過ぎのような。それでも、上下巻を通じて得られる高揚感は破軍の星や陽炎の旗をも上回る出来だと思います。 | ||||
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ジャンルは「歴史小説」になるのかもしれませんが、歴史的背景をまったく知らなくとも楽しめるストーリーです。また、歴史が苦手な方も全く問題なく読めます。 主人公を中心に男気のある行動や台詞が多々あり、読んでいて「爽快感」を感じさせられます。 息もつかせぬストーリー展開が、読み手をぐんぐんと引き込む素晴らしい作品であると思います。 北方氏の著作は初めてですが、下巻はもちろんのこと、他の作品も読みたくなりました。 個人的な話ですが、日経新聞の連載開始時数日で読み続けるのを止めてしまいました。20ページを過ぎたあたりからどんどんと面白くなってくるので、その前に止めてしまったのだと思います。今となってはそのことをすごく後悔している反面、一息に読みたくなる作品なので、結果書籍で読むことができて良かったのかもしれません。 また、司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」と同時代を背景とした作品でもあり、歴史好きな方にはさらにたまらない作品かもしれません。ぜひこの作品もドラマ化して欲しいです。 久しぶりに傑作に出会いました。 ありがとうございます! | ||||
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日経新聞で毎日連載楽しく読んでました。 上巻を今日読み終わりましたが、とにかく殴りこみの場面と追放される場面、そして台湾での再開の場面泣けました。 とにかく読んでみて下さい。わくわくして読めると思います!!! | ||||
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北方氏が歴史小説へ活躍の場を移してからは、ステレオタイプ的な 話の作り方に違和感と言うか、空きを感じて少し遠ざかっていましたが 本書は日経新聞で(毎日は読んでませんでしたが)連載時から気になって いたので読んでみました。 本書は主人公の夫妻(モデルは実在の北方氏の曾祖父母)が兎に角魅力的 です。正太は、やさしいだけの男では無く、売られた喧嘩は必ず買い、 卑劣な手で挑んできた相手に対しては、仮に向こうが屈服してきたとしても 徹底的に叩きのめす。なかなか現代でこれだけ思いの強い男はそうはいない だろうな、と思います。 個人的には弟の忠助との、言葉を交わさなくても通じる兄弟愛に強く惹かれ、 涙が止まりませんでした。 お勧めです! | ||||
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娯しめる作品である。明治期、日清、日露の戦争の時代。佐賀、台湾を舞台とした、血湧き肉躍るドラマである。 テレビで言えば、二時間ドラマならぬ、拡大枠三時間スペシャルドラマ第一部、第二部といったところか? キャストは、高倉健、藤純子では? 評者の歳がわかりそうである。 前半は東映任侠映画、後半はNHKのドキュメンタリーの『プロジェクトX』。内容的にはそんな感じである。だが、任侠の世界が骨格をなす。 ひと時、心地よい時間を過ごしたい人に、一読を薦める。 | ||||
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北方氏の作品の多くが歴史小説になってからは あまり読みませんでしたが、デカデカと新聞に 広告が載っていたので、久しぶりに買ってみました。 面白かったです! あの時代にはこんなにカッコいい男と女がいたのか? しびれます! 男性も女性も楽しめる作品だと思います。 | ||||
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北方作品は20代のころからハードボイルド,歴史小説と読んできましたが、 今回の作品は、自分の人生にとっての一冊になりました。 宮本輝の「流転の海」・伊集院静の「海峡」シリーズを超える名作の誕生です。 是非、読んでください。 | ||||
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かっこええ〜。 新聞連載時から気になってはいたが、改めてまとめて読むと、ぐいぐいと物語に引き込まれ、ページをめくるのがもどかしいほどだ。 主人公・藤正太もかっこいいが、嫁の瑠が痺れるほどかっこいい。 博徒稼業をうら若き女性の身で継承した女親分。腹の座っていることといったら比類ない。 小説のエピソードのうちどれだけが事実かは知りようもないし、穿鑿することに意味もないのだが、話半分にせよ北方氏は「ものすごい」曾祖父母を持っておられるのだなぁと感服した。本当に、明治の時代にはこういう人たちがいたのかと思うと嬉しい。 熱い時代の、熱い日本人の物語。読んで損はない。 | ||||
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待望の本が届きました。(まだ読んではいませんが・・) 新聞の掲載が終わった後、単行本の出版を首を長くして待っておりました。 一昨年来、新聞に掲載されている頃、毎朝読むのが楽しみで 朝2回読んで2回泣いて、夜(帰宅後)1回読んで1回泣いていました。 人生とは何か?、生き方とは何か?、信念とは?、男とは?・・・等々 考えさせられる事の多い小説でした。 掲載の途中、会社の朝礼のスピーチでその素晴らしさを 何度か紹介した程です。 これからは(本があるので)、何度でも、好きな(泣ける)所を読む事が出来ます。 そして、読み終った後の深い感動を、繰返し味わう事が出来る喜びでいっぱいです。 一人でも多くの方に、その感動を味わって戴きたいと思います。 これを読み終える事で一回り大きな人間になれると思いますので・・ (上巻にもアップしました) | ||||
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日経をこの小説望郷の道を読む為だけに、購読してました。毎日毎日物語の続きがとても楽しみでした。 只、これから正太が本土でどの様にドロップを売り、どの様に正太、瑠偉の夫婦、正一、虎太、明子、長女の名前忘れたけど四人の子供の今後…が楽しみになった所で連載が終わりとても残念でした。正太が瑠偉と二人で故郷に帰り、故郷で二人でドロップを売り…盛り上がってきて…その後が今でもとても気になってます。 北方謙三さんの作品は何となく自分には難しい様な気がして今迄全く読んでませんが、この小説にはハマりました。また続きを執筆して欲しいと、誠に勝手ながら希望します。 先日新聞広告で発売を知りました。今迄早く発売されないか気になってましたので、早速上下巻購入手続きをします。 | ||||
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私、日経新聞を読み始めて25年、 通勤イコール日経ヨクヨムの生活です。 でも、朝刊の最終面から真っ先に読むってコトは、 滅多にまず無いんです。 だけど、この小説の連載中は、最終面まっしぐら! ワクワクしながら読んだり、 ヨッシャァ!って、 思わず快哉を胸中に叫んだり、 反対に義憤に拳を固めたり、 ある日は翌日まで、どこか心の中で心配していたり、 またある朝は通勤電車の中で涙が止まらなくなって困ったり・・・ こんな連載小説は初めてでした。 だから、これから、この本を読まれる方は、 そう言う意味で、とってもお幸せだと思います。 疾風怒濤の物語が、 無駄をそぎ落とした強靭な文章に乗って、 我々の琴線を揺り動かしにやって来ます。 「日本の大衆文学の伝統に、新たな地平を切り拓く大傑作」 なんて、月並みとも思われる賛辞が、 ドンピシャで当てはまってしまう、 まさしく読書の至福・醍醐味を味あわせてくれる一冊です。 | ||||
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集英社刊の北方小説に頻繁に登場し、脇役ながらその存在感から主人公を喰う程のキャラクターである高樹警部。 その高樹警部の物語である老犬シリーズ三部作の完結編。 定年間際の高樹は警視に昇格し、一線から外れた友軍体制で定年を迎えようとしていた。 一課長から廻されたのは事件の継続捜査、一見よくあるやくざ同士の抗争に見えた。 その捜査中、高樹は以前自らが手錠を打った「けもの」が絡む事件に、逃れようの無い因縁を見出す。 27歳の高樹刑事が射殺した「兄弟」田代幸太の息子、和也の姿がそこにはあった。 幸太との約束で今まで刑事を辞めなかった、「きちんとしろ、刑事って檻に自分の獣を閉じ込めておけ・・・」 その幸太の息子和也を目の前にして、眠っていた高樹の中の「けもの」が目を覚ます。 「もういいよな、幸太・・・」 あの時と同じように幸太の息子、和也を追い、ついにはあの横浜で向かい合う二頭のけもの、今万感の思いと共に高樹は引き鉄を引く・・・。 | ||||
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