深紅

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

深紅の評価:

3.93/5点 レビュー 59件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全120件 101〜120 6/6ページ
No.20
(4pt)

二人の苦悩と呪縛

家族を殺された泰子と、 家族を殺した加害者の娘の未歩。 泰子は未歩に逢いにいく。憎しみの螺旋と、二人の苦悩と呪縛。 犯罪とはこんなにも爪痕を残す。どうか二人が、少しでも幸せになれますように。読んでいる最中、ずっと気になっていたこと。 主人公は、未歩に 「あなたの父親が私の家族を殺した」 と告げるのかどうか。 告げたときの、未歩はどうだったのか。 答えは… やはり読んでみなくてはね。
深紅 Amazon書評・レビュー: 深紅より
4062102854
No.19
(4pt)

二人の苦悩と呪縛

家族を殺された泰子と、 家族を殺した加害者の娘の未歩。 泰子は未歩に逢いにいく。憎しみの螺旋と、二人の苦悩と呪縛。 犯罪とはこんなにも爪痕を残す。どうか二人が、少しでも幸せになれますように。読んでいる最中、ずっと気になっていたこと。 主人公は、未歩に 「あなたの父親が私の家族を殺した」 と告げるのかどうか。 告げたときの、未歩はどうだったのか。 答えは… やはり読んでみなくてはね。
深紅 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 深紅 (講談社文庫)より
4062739178
No.18
(5pt)

深い愛を感じました。

皆さんの感想ですと前半はいいけど、後半が弱いとか書いてあったのでそうなのかな?と思い読んでみました。でも、私の感想は逆で、むしろ後半の方が素晴らしかったです。というより、後半部のために前半があるような気さえしました。発想、着眼点もとても新鮮でした。被害者の少女も、加害者の少女も立場が違っても同じ苦しみを抱えて生きていた。生きていていいのか?そう思いながらの人生は切ないほど悲しいです。すべての呪縛から解き放たれた2人の少女。彼女たちのこれからの人生が、素晴らしいものになるように祈らずにはいられませんでした。本当に深い愛を感じました。
深紅 Amazon書評・レビュー: 深紅より
4062102854
No.17
(5pt)

深い愛を感じました。

皆さんの感想ですと前半はいいけど、後半が弱いとか書いてあったのでそうなのかな?と思い読んでみました。でも、私の感想は逆で、むしろ後半の方が素晴らしかったです。というより、後半部のために前半があるような気さえしました。発想、着眼点もとても新鮮でした。被害者の少女も、加害者の少女も立場が違っても同じ苦しみを抱えて生きていた。生きていていいのか?そう思いながらの人生は切ないほど悲しいです。すべての呪縛から解き放たれた2人の少女。彼女たちのこれからの人生が、素晴らしいものになるように祈らずにはいられませんでした。本当に深い愛を感じました。
深紅 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 深紅 (講談社文庫)より
4062739178
No.16
(5pt)

重いテーマを一気に読ませる

著者の作品は購入前に常に悩まされる。本を手に取って作品紹介を読む。重い 重そうだ。たいていはこのパターン。けれど類まれな筆力が一旦読み始めると重さに投げ出すことなく最後まで一気に読ませてくれる。常に著者の作品に隠されたテーマとなっている家族。それにメディア批判。今回もそれは隠し味として存在。メインは自力救済を禁じた法治国家という仕組みの中で被害者の人権というものが如何に扱われているか。そしてそこから生まれるゆがみ。憎悪の自己増殖。被害者遺族への感情移入を完璧にさせておきながら加害者へのそれを直後にさせてしまう凄み。立場が変わることで正義も変わる、相手の立場にたつということの難しさ。そしてそれが容易にできないのならせめて出来ていないことを悟って安易な感情洞察は避ける方がより傷が少ないということを教えてくれる。秘めたテーマのもうひとつは案外 連帯保証人などという摩訶不思議な制度への問いかけかもしれない。好みは大きく分かれるだろうが様々なテーマ 様々な問題意識これを避けることなく考えさせてくれることを評価したい。
深紅 Amazon書評・レビュー: 深紅より
4062102854
No.15
(5pt)

重いテーマを一気に読ませる

著者の作品は購入前に常に悩まされる。本を手に取って作品紹介を読む。重い 重そうだ。たいていはこのパターン。けれど類まれな筆力が一旦読み始めると重さに投げ出すことなく最後まで一気に読ませてくれる。常に著者の作品に隠されたテーマとなっている家族。それにメディア批判。今回もそれは隠し味として存在。メインは自力救済を禁じた法治国家という仕組みの中で被害者の人権というものが如何に扱われているか。そしてそこから生まれるゆがみ。憎悪の自己増殖。被害者遺族への感情移入を完璧にさせておきながら加害者へのそれを直後にさせてしまう凄み。立場が変わることで正義も変わる、相手の立場にたつということの難しさ。そしてそれが容易にできないのならせめて出来ていないことを悟って安易な感情洞察は避ける方がより傷が少ないということを教えてくれる。秘めたテーマのもうひとつは案外 連帯保証人などという摩訶不思議な制度への問いかけかもしれない。好みは大きく分かれるだろうが様々なテーマ 様々な問題意識これを避けることなく考えさせてくれることを評価したい。
深紅 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 深紅 (講談社文庫)より
4062739178
No.14
(4pt)

対照的な前後半

前半は一家殺人事件というショッキングなスタートから犯人の供述と、スリリングでスピード感ある展開。一転して後半は、心に傷を負って成長した奏子と犯人の娘の心理描写に重きを置いてじっくりと進む。後半部分の2人の心理こそが、この作品の中核で前半のショッキングな事件はその伏線に過ぎない。そういう意味では、最初の事件で引きつけて、後半へと流れ込ませる流れは実に巧い。ただ、後半の一部に唐突に感じてしまう部分があったり、心理描写中心の後半は好みが分かれる部分が多いと思うので4点とした。
深紅 Amazon書評・レビュー: 深紅より
4062102854
No.13
(4pt)

対照的な前後半

前半は一家殺人事件というショッキングなスタートから犯人の供述と、スリリングでスピード感ある展開。一転して後半は、心に傷を負って成長した奏子と犯人の娘の心理描写に重きを置いてじっくりと進む。後半部分の2人の心理こそが、この作品の中核で前半のショッキングな事件はその伏線に過ぎない。そういう意味では、最初の事件で引きつけて、後半へと流れ込ませる流れは実に巧い。ただ、後半の一部に唐突に感じてしまう部分があったり、心理描写中心の後半は好みが分かれる部分が多いと思うので4点とした。
深紅 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 深紅 (講談社文庫)より
4062739178
No.12
(5pt)

切ないミステリー

 ミステリーだというのに涙を流したのは初めてでした。ある事件の加害者の娘と、被害者の娘それぞれの心の痛みが伝わってきました。 事件には、加害者、被害者はもちろんその周りの人たちも、相当傷つくことを、あらためて思いました。
深紅 Amazon書評・レビュー: 深紅より
4062102854
No.11
(5pt)

切ないミステリー

 ミステリーだというのに涙を流したのは初めてでした。ある事件の加害者の娘と、被害者の娘それぞれの心の痛みが伝わってきました。 事件には、加害者、被害者はもちろんその周りの人たちも、相当傷つくことを、あらためて思いました。
深紅 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 深紅 (講談社文庫)より
4062739178
No.10
(1pt)

このような作品は出所背景を明らかにして欲しい

小説としては読んでいて楽しめました。ところでこの事件のモデルとなっているのは1983年6月の練馬の一家五人惨殺事件ではないでしょうか?犯行動機の違いはありますが、殺人方法・一家の父親に対する恨み・殺害の順番・上申書の「子どもを殺したのはかわいそうだったと思います」「自分は正常です」といった箇所などはこの事件そっくりそのままです。何よりもこの事件はたまたま林間学校に行っていた11歳の長女だけが難を逃れたという事件でした。作者はこの被害者遺族に取材などをしたのでしょうか?もししているのであれば解説等で触れてしかるべきだと思います。その遺族は今も実在しているのですから。この場合、奏子がその少女ということになるのでしょうが、そう考えると私は彼女の描写(言動)にやや疑問を感じました。もし取材等をしていない場合、何も知らない事件関係者が読めば不愉快な思いをすることも考えられます。綿密な取材の中で死刑囚の内実に迫った加賀乙彦の「宣告」などと比べると物足りませんし、犯罪被害者への配慮に疑問を感じました。
深紅 Amazon書評・レビュー: 深紅より
4062102854
No.9
(1pt)

このような作品は出所背景を明らかにして欲しい

小説としては読んでいて楽しめました。ところでこの事件のモデルとなっているのは1983年6月の練馬の一家五人惨殺事件ではないでしょうか?犯行動機の違いはありますが、殺人方法・一家の父親に対する恨み・殺害の順番・上申書の「子どもを殺したのはかわいそうだったと思います」「自分は正常です」といった箇所などはこの事件そっくりそのままです。何よりもこの事件はたまたま林間学校に行っていた11歳の長女だけが難を逃れたという事件でした。作者はこの被害者遺族に取材などをしたのでしょうか?もししているのであれば解説等で触れてしかるべきだと思います。その遺族は今も実在しているのですから。この場合、奏子がその少女ということになるのでしょうが、そう考えると私は彼女の描写(言動)にやや疑問を感じました。もし取材等をしていない場合、何も知らない事件関係者が読めば不愉快な思いをすることも考えられます。綿密な取材の中で死刑囚の内実に迫った加賀乙彦の「宣告」などと比べると物足りませんし、犯罪被害者への配慮に疑問を感じました。
深紅 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 深紅 (講談社文庫)より
4062739178
No.8
(4pt)

非常に面白いです。ただ・・・。(少しネタバレ)

内容、展開、人物描写とも満点に近いデキであることには違いないのですが、何故か読み終わった後、煮え切らない気持ちになるのはやはり後半の締めくくりにあるのかなぁ。せめて間接的にでも主人公が加害者の娘に正体を明かすシーンが欲しかったような、無くてもいいような…。でも面白いですよ。
深紅 Amazon書評・レビュー: 深紅より
4062102854
No.7
(4pt)

非常に面白いです。ただ・・・。(少しネタバレ)

内容、展開、人物描写とも満点に近いデキであることには違いないのですが、何故か読み終わった後、煮え切らない気持ちになるのはやはり後半の締めくくりにあるのかなぁ。せめて間接的にでも主人公が加害者の娘に正体を明かすシーンが欲しかったような、無くてもいいような…。でも面白いですよ。
深紅 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 深紅 (講談社文庫)より
4062739178
No.6
(4pt)

衝撃の前半と非常の後半

 帯に衝撃のミステリーとあったが確かにこれは一本とられた感じがある。前半は期待通り。しかし後半は賛否が分かれそうだ。個人的にも評価に悩む書だった。 前半はそれこそ衝撃だ。主人公の奏子が修学旅行中に一家が惨殺されてしまう。奏子の立場なんてあった物じゃない。それ以上に、そのことが一生トラウマになりつつける様は無情だ。二章では犯人の上申書と判決文が淡々と流れる。野沢尚は感情移入させるのが上手い。ここでそうすることで三章以降がでてくるのだから。 その後は犯人の娘である未保とのサスペンス。これが後半の非情と言ったところか。非情なのは読み進めていく内に分かると思う。だが本当にあれがリアリティを求めることになったかは自分にはよく分からないでいる。そのほか書き方にしても大学時代と小学生時代が入れかわるところは間がよく分からないなどやや雑なところがあった。 そう言う意味で後半は非常に好き好きで違うと思う。当然野沢尚が用意したシナリオとラストは認めなければならない。自分としてはかなり凝った書だと思うし、途中読者を裏切っておきながらラストに繋げるところは違った意味での魅力だった。そういうリアリティもあっていいと思う。最高点は付けられないが、徹底した心理描写で感情移入させるところはよい。そこは認めるべきだし、それあっての野沢尚じゃないだろうか。 異色であることは言うまでもない。と言うより何度も言ってきた。しかし認めるべき絶品だ。賛否が分かれるのは仕方ないが、個人的にはいい読み物を読んだと思っている。
深紅 Amazon書評・レビュー: 深紅より
4062102854
No.5
(4pt)

衝撃の前半と非常の後半

 帯に衝撃のミステリーとあったが確かにこれは一本とられた感じがある。前半は期待通り。しかし後半は賛否が分かれそうだ。個人的にも評価に悩む書だった。 前半はそれこそ衝撃だ。主人公の奏子が修学旅行中に一家が惨殺されてしまう。奏子の立場なんてあった物じゃない。それ以上に、そのことが一生トラウマになりつつける様は無情だ。二章では犯人の上申書と判決文が淡々と流れる。野沢尚は感情移入させるのが上手い。ここでそうすることで三章以降がでてくるのだから。 その後は犯人の娘である未保とのサスペンス。これが後半の非情と言ったところか。非情なのは読み進めていく内に分かると思う。だが本当にあれがリアリティを求めることになったかは自分にはよく分からないでいる。そのほか書き方にしても大学時代と小学生時代が入れかわるところは間がよく分からないなどやや雑なところがあった。 そう言う意味で後半は非常に好き好きで違うと思う。当然野沢尚が用意したシナリオとラストは認めなければならない。自分としてはかなり凝った書だと思うし、途中読者を裏切っておきながらラストに繋げるところは違った意味での魅力だった。そういうリアリティもあっていいと思う。最高点は付けられないが、徹底した心理描写で感情移入させるところはよい。そこは認めるべきだし、それあっての野沢尚じゃないだろうか。 異色であることは言うまでもない。と言うより何度も言ってきた。しかし認めるべき絶品だ。賛否が分かれるのは仕方ないが、個人的にはいい読み物を読んだと思っている。
深紅 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 深紅 (講談社文庫)より
4062739178
No.4
(3pt)

なんかなぁ

殺人犯の裁判所に出した上申書のあたりを読んでいると、グッと引き込まれたのですが・・・被害者の娘が殺人犯の娘に殺人をけしかけるまではよかったんですが、どうも最後が締まらない。尻すぼみな感じが残ります。
深紅 Amazon書評・レビュー: 深紅より
4062102854
No.3
(3pt)

なんかなぁ

殺人犯の裁判所に出した上申書のあたりを読んでいると、グッと引き込まれたのですが・・・被害者の娘が殺人犯の娘に殺人をけしかけるまではよかったんですが、どうも最後が締まらない。尻すぼみな感じが残ります。
深紅 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 深紅 (講談社文庫)より
4062739178
No.2
(3pt)

テーマを作品に活かしきれていなかったのがやや残念

 先日著者の新刊「反乱のボヤージュ」を読んだが、本書は全く違う内容のサスペンス。脚本家らしく、どの作品もドラマを見ているような感覚を覚えるのだが、本書はサスペンスとしては正直やや物足りなさを覚えました。事件当日の犯行の様子や、主人公である奏子の心理状態や事件に関った者の心の痛みは非常に良く描かれていて、前半部分は緊迫した内容なのですが、奏子が加害者の一人娘と会い、復讐を仕掛けようとする辺りから、それまでの緊迫さが薄れ、心の動きは良くわかるものの曖昧さが目立ち、ラストもすっきりしない結末となっていたのは残念でした。被害者の娘と加害者の娘の関りをサスペンスとしていることには興味を覚えましたが、テーマを作品に活かしきれていない面もあったように思います。
深紅 Amazon書評・レビュー: 深紅より
4062102854
No.1
(3pt)

テーマを作品に活かしきれていなかったのがやや残念

 先日著者の新刊「反乱のボヤージュ」を読んだが、本書は全く違う内容のサスペンス。脚本家らしく、どの作品もドラマを見ているような感覚を覚えるのだが、本書はサスペンスとしては正直やや物足りなさを覚えました。事件当日の犯行の様子や、主人公である奏子の心理状態や事件に関った者の心の痛みは非常に良く描かれていて、前半部分は緊迫した内容なのですが、奏子が加害者の一人娘と会い、復讐を仕掛けようとする辺りから、それまでの緊迫さが薄れ、心の動きは良くわかるものの曖昧さが目立ち、ラストもすっきりしない結末となっていたのは残念でした。被害者の娘と加害者の娘の関りをサスペンスとしていることには興味を覚えましたが、テーマを作品に活かしきれていない面もあったように思います。
深紅 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 深紅 (講談社文庫)より
4062739178