(短編集)

症例A

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評判

症例Aの評価:

4.21/5点 レビュー 72件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.21pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全118件 21〜40 2/6ページ
No.98
(4pt)

自分の解離性障害の理解に役立ちました

普段、小説は読まないのですが、解離性障害の入門書の中に本書が言及されていたため購入しました。 小説としての読み方ではないのですが、自分の内にある解離性を理解するため大変役立ちました。 本書の最後に参考文献が掲載されていますが、本書を書くにあたって、本当によく研究されていることに驚かされました。 小説の結論は・・・私はこれで良かったように感じています。
症例A (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 症例A (角川文庫)より
4043690010
No.97
(4pt)

自分の解離性障害の理解に役立ちました

普段、小説は読まないのですが、解離性障害の入門書の中に本書が言及されていたため購入しました。 小説としての読み方ではないのですが、自分の内にある解離性を理解するため大変役立ちました。 本書の最後に参考文献が掲載されていますが、本書を書くにあたって、本当によく研究されていることに驚かされました。 小説の結論は・・・私はこれで良かったように感じています。
症例A Amazon書評・レビュー: 症例Aより
4048732315
No.96
(5pt)

きっと何より誠実なエンディング

結末に関する感想が多いのですが、そこに対するレビューが偏っている気がしたので投稿します。
私はあの結末は、考え得る中で最も誠実なものだと思います。主人公が彼女達を担おうと考えるか否かは、彼の最後の行動から予想は出来るかと思います。しかし実際にそうなるかどうかの判断は、患者である彼女達自身やその家族に委ねられるものでしょう。
この小説がモラトリアムにある主人公の意思と決断の物語であるとすれば(ここに関しては完全に私個人の主観ですが)、彼はもう結論を出して行動しました。そしてその段階で物語は終了します。それ以外のタイミングでのエンディングは相応しくないのではないかと考えます。
多くの不安要素を残したままの、決して大団円ではない結末。その解決されていない状態でのエンディングこそ、今精神疾患に苦しむ方々や参考となった文献の筆者達、そして物語の登場人物達に対して最も誠実な終わりだったのではないかと思います。
症例A (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 症例A (角川文庫)より
4043690010
No.95
(5pt)

きっと何より誠実なエンディング

結末に関する感想が多いのですが、そこに対するレビューが偏っている気がしたので投稿します。
私はあの結末は、考え得る中で最も誠実なものだと思います。主人公が彼女達を担おうと考えるか否かは、彼の最後の行動から予想は出来るかと思います。しかし実際にそうなるかどうかの判断は、患者である彼女達自身やその家族に委ねられるものでしょう。
この小説がモラトリアムにある主人公の意思と決断の物語であるとすれば(ここに関しては完全に私個人の主観ですが)、彼はもう結論を出して行動しました。そしてその段階で物語は終了します。それ以外のタイミングでのエンディングは相応しくないのではないかと考えます。
多くの不安要素を残したままの、決して大団円ではない結末。その解決されていない状態でのエンディングこそ、今精神疾患に苦しむ方々や参考となった文献の筆者達、そして物語の登場人物達に対して最も誠実な終わりだったのではないかと思います。
症例A Amazon書評・レビュー: 症例Aより
4048732315
No.94
(4pt)

懐かしい

高校生の頃、友達に借りて授業中に読んだ本。
とても面白くて1日中読んでいた。また、人の内面世界へ興味を持たせる初めての本だった。

社会人になり、ストレスやプレッシャーを感じることが多くなって
あらためて読んでみた。
そういえば精神病の話だけじゃなくてちょっとしたミステリも入ってたんだな、とか
高校生の頃同年代として亜沙美に感じた感情とか、
本そのものの面白さと、自分が高校生時代に呼んだ思い出が、混じりあって思い起こされた。

いろいろ、少し、楽になった。
症例A (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 症例A (角川文庫)より
4043690010
No.93
(4pt)

懐かしい

高校生の頃、友達に借りて授業中に読んだ本。
とても面白くて1日中読んでいた。また、人の内面世界へ興味を持たせる初めての本だった。

社会人になり、ストレスやプレッシャーを感じることが多くなって
あらためて読んでみた。
そういえば精神病の話だけじゃなくてちょっとしたミステリも入ってたんだな、とか
高校生の頃同年代として亜沙美に感じた感情とか、
本そのものの面白さと、自分が高校生時代に呼んだ思い出が、混じりあって思い起こされた。

いろいろ、少し、楽になった。
症例A Amazon書評・レビュー: 症例Aより
4048732315
No.92
(5pt)

すごく面白いです。

精神科に勤めていましたが、そうそう!ということもあり、よく調べられているなぁと感心しました。
何度読み返しても面白いです。同じような作品の発表がないか調べてみましたが、著者が失踪されているとのことで、
とても残念です。
症例A (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 症例A (角川文庫)より
4043690010
No.91
(5pt)

すごく面白いです。

精神科に勤めていましたが、そうそう!ということもあり、よく調べられているなぁと感心しました。
何度読み返しても面白いです。同じような作品の発表がないか調べてみましたが、著者が失踪されているとのことで、
とても残念です。
症例A Amazon書評・レビュー: 症例Aより
4048732315
No.90
(5pt)

とても満足です。

すごい作品だと思いました。

長編でしたが、夢中になって読みました。

買って良かったと思います。
症例A Amazon書評・レビュー: 症例Aより
4048732315
No.89
(5pt)

とても満足です。

すごい作品だと思いました。

長編でしたが、夢中になって読みました。

買って良かったと思います。
症例A (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 症例A (角川文庫)より
4043690010
No.88
(5pt)

小説だけど精神医学への入り口。

とても描写がリアルでどんどん作品の世界に
吸い込まれていく感じでした。

精神医学の知識が全くなくても、
本文中で分かりやすく解説されているので問題なく読めます。
これから精神医学についで勉強しようと思ってる方は、
入門書とまではいかないにしても、
入り口的な意味合いで読んでみるといいと思います。

本文中で引用されている参考文献(巻末に一覧あり)にも
大変興味を持ちました。
症例A Amazon書評・レビュー: 症例Aより
4048732315
No.87
(5pt)

小説だけど精神医学への入り口。

とても描写がリアルでどんどん作品の世界に
吸い込まれていく感じでした。

精神医学の知識が全くなくても、
本文中で分かりやすく解説されているので問題なく読めます。
これから精神医学についで勉強しようと思ってる方は、
入門書とまではいかないにしても、
入り口的な意味合いで読んでみるといいと思います。

本文中で引用されている参考文献(巻末に一覧あり)にも
大変興味を持ちました。
症例A (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 症例A (角川文庫)より
4043690010
No.86
(5pt)

棚上げする勇気と、事実にこだわる勇気と。

多重人格。この病気は、解離性障害という名称を得た今も、本当に病気なのか、ある種の詐病ではないかという疑惑を抱えたまま患者数が増大している。
 日本には長らく存在しなかったが、小説等で紹介されるようになってから、発生するようになった。
 これを欧米と日本との生活習慣の違いによると説明する方法もあるのだが、しかし詐病だと考えるともっとすっきり説明できるという点も、事実である。

 多島斗志之は、この病気、あるいは現象を、無理に説明しようとせず、わからないものはわからないままに小説に描いた。
 わからないことをわからないまま描くことは、とても勇気が必要であり、多くの作家は、こじつけでも安易な結論を提示する傾向がある。そこをぐっと踏みとどまった地点が読みどころである。

 同時に贋作問題も描かれており、これがどの程度本題とリンクするのか、同時に描く意味があるのか、意見も多々あるように見える。
 が、本物と見分けのつかない物なら、それは本物と呼んで良いのではないかという発想と、あくまでオリジナルはオリジナルであるという解釈とが、病気を「事実か事実でないか」にこだわらず曖昧なまま「患者が苦しくなくなればそれで良い」と治療していく精神医学への強烈な疑問提示になっていることも確かなのである。
症例A Amazon書評・レビュー: 症例Aより
4048732315
No.85
(5pt)

棚上げする勇気と、事実にこだわる勇気と。

多重人格。この病気は、解離性障害という名称を得た今も、本当に病気なのか、ある種の詐病ではないかという疑惑を抱えたまま患者数が増大している。
 日本には長らく存在しなかったが、小説等で紹介されるようになってから、発生するようになった。
 これを欧米と日本との生活習慣の違いによると説明する方法もあるのだが、しかし詐病だと考えるともっとすっきり説明できるという点も、事実である。

 多島斗志之は、この病気、あるいは現象を、無理に説明しようとせず、わからないものはわからないままに小説に描いた。
 わからないことをわからないまま描くことは、とても勇気が必要であり、多くの作家は、こじつけでも安易な結論を提示する傾向がある。そこをぐっと踏みとどまった地点が読みどころである。

 同時に贋作問題も描かれており、これがどの程度本題とリンクするのか、同時に描く意味があるのか、意見も多々あるように見える。
 が、本物と見分けのつかない物なら、それは本物と呼んで良いのではないかという発想と、あくまでオリジナルはオリジナルであるという解釈とが、病気を「事実か事実でないか」にこだわらず曖昧なまま「患者が苦しくなくなればそれで良い」と治療していく精神医学への強烈な疑問提示になっていることも確かなのである。
症例A (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 症例A (角川文庫)より
4043690010
No.84
(4pt)

最後が…

興味深く、最後まで一気に読みきりました。
よくあるサイコホラーでもなく、単なる推理小説でもなく、ほどよく
織り交ぜられた佳作と思います。
初めに出てくる「精神分析」の評価が面白く、小説に引き込まれました。
登場人物の過去が次第に明らかにされる手法は見事と思います。
また、サイコな人間だから…というようなありきたりの小説でもありません。
こういう着想があっても、なかなか他の人には書ききれない内容でした。
この手の小説では、アメリカのシリアルキラーものしか興味が
続きませんでしたが、この小説はリアルな現実を感じさせます。

一言で言えば、「買い」です。

ただ、最後が知りきれトンボで物足りなく、☆は4つにしました。
症例A Amazon書評・レビュー: 症例Aより
4048732315
No.83
(4pt)

最後が…

興味深く、最後まで一気に読みきりました。
よくあるサイコホラーでもなく、単なる推理小説でもなく、ほどよく
織り交ぜられた佳作と思います。
初めに出てくる「精神分析」の評価が面白く、小説に引き込まれました。
登場人物の過去が次第に明らかにされる手法は見事と思います。
また、サイコな人間だから…というようなありきたりの小説でもありません。
こういう着想があっても、なかなか他の人には書ききれない内容でした。
この手の小説では、アメリカのシリアルキラーものしか興味が
続きませんでしたが、この小説はリアルな現実を感じさせます。

一言で言えば、「買い」です。

ただ、最後が知りきれトンボで物足りなく、☆は4つにしました。
症例A (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 症例A (角川文庫)より
4043690010
No.82
(4pt)

小説で精神疾患が学べる!

「境界性人格障害」「解離性同一性障害(多重人格)」この類の本を探すと医学見地に立った書籍になるか、サイコサスペンスになるか、患者の日記本になってしまうのがおちだが、本書籍はエキセントリックな要素はないのに一気に読破できる「ノンフィクション」として成立している。著者プロフィールを見る限りでは精神医療に携わった経験はないようだが、現場にいる者の苦悩や葛藤描写も非常に的確で驚く。
「小説」として純粋にストーリーが楽しめ、読後は病状に対する知識もついていたという一石二鳥な書籍だ。
症例A Amazon書評・レビュー: 症例Aより
4048732315
No.81
(4pt)

小説で精神疾患が学べる!

「境界性人格障害」「解離性同一性障害(多重人格)」この類の本を探すと医学見地に立った書籍になるか、サイコサスペンスになるか、患者の日記本になってしまうのがおちだが、本書籍はエキセントリックな要素はないのに一気に読破できる「ノンフィクション」として成立している。著者プロフィールを見る限りでは精神医療に携わった経験はないようだが、現場にいる者の苦悩や葛藤描写も非常に的確で驚く。
「小説」として純粋にストーリーが楽しめ、読後は病状に対する知識もついていたという一石二鳥な書籍だ。
症例A (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 症例A (角川文庫)より
4043690010
No.80
(4pt)

サイコ系ミステリーを読む人に薦めたい1冊

読み終えて、しばし脱力。今まで、サイコ系のものを色々と読んできたがこの本は、リアルであり 自分がそういう類のものを色眼鏡で見ていた感を感じた。先入観を持って読むと、手痛い目にあう。医師自身の精神が壊れて行くこともありえるという。自分用に薬を処方するということも。現実の精神科医の世界とは、こういうものなのだろうと想像した。ストーリーは、精神医療と古美術の贋作疑惑とが交差してこの全く相通ずるもののなさそうな2つが一体何処で繋がるのかが気になりながら読み進む。精神医学にも、色々な分類があり精神科医である主人公の榊の、精神分析に対しての反感は読んでいて、難しいことはわからずとも”成る程”と思わせる部分もある。そして、多重人格。この部分は、精神医学でもかなりの捏造疑惑がありそれを受け入れる主人公のくだりは読み応えがある。その話を冷静に、分かり易く語る岐戸医師の話は、特筆すべきシーン。正直、最初は難解な専門用語が続き小難しい感が否めないがこの岐戸医師が登場する辺りからは、ぐいぐいと引き込まれて行き読むスピードに拍車がかかってくる。最後の展開が、賛否両論あれど精神科医として10年のキャリアを持つ主人公の榊が多重人格というある意味キワモノを、受け入れて行く過程が面白い。この本で、精神医療という世界の大変さを少しだけでも読者に伝えることが出来たなら、作者の意図は成功していると思う。たくさんの精神病の病名。言葉は難しくとも、漢字で大抵の意味は想像がつく。こんなにたくさんあるのに、驚きを感じた。しかし、後書きにもあるように巻末に列挙された膨大な資料文献。これに全部目を通して書き終えたのだと想像すると作者に、脱帽する。サイコ系のミステリーをたくさん読んでいる人に薦めたい1冊だ。
症例A Amazon書評・レビュー: 症例Aより
4048732315
No.79
(4pt)

サイコ系ミステリーを読む人に薦めたい1冊

読み終えて、しばし脱力。今まで、サイコ系のものを色々と読んできたがこの本は、リアルであり 自分がそういう類のものを色眼鏡で見ていた感を感じた。先入観を持って読むと、手痛い目にあう。医師自身の精神が壊れて行くこともありえるという。自分用に薬を処方するということも。現実の精神科医の世界とは、こういうものなのだろうと想像した。ストーリーは、精神医療と古美術の贋作疑惑とが交差してこの全く相通ずるもののなさそうな2つが一体何処で繋がるのかが気になりながら読み進む。精神医学にも、色々な分類があり精神科医である主人公の榊の、精神分析に対しての反感は読んでいて、難しいことはわからずとも”成る程”と思わせる部分もある。そして、多重人格。この部分は、精神医学でもかなりの捏造疑惑がありそれを受け入れる主人公のくだりは読み応えがある。その話を冷静に、分かり易く語る岐戸医師の話は、特筆すべきシーン。正直、最初は難解な専門用語が続き小難しい感が否めないがこの岐戸医師が登場する辺りからは、ぐいぐいと引き込まれて行き読むスピードに拍車がかかってくる。最後の展開が、賛否両論あれど精神科医として10年のキャリアを持つ主人公の榊が多重人格というある意味キワモノを、受け入れて行く過程が面白い。この本で、精神医療という世界の大変さを少しだけでも読者に伝えることが出来たなら、作者の意図は成功していると思う。たくさんの精神病の病名。言葉は難しくとも、漢字で大抵の意味は想像がつく。こんなにたくさんあるのに、驚きを感じた。しかし、後書きにもあるように巻末に列挙された膨大な資料文献。これに全部目を通して書き終えたのだと想像すると作者に、脱帽する。サイコ系のミステリーをたくさん読んでいる人に薦めたい1冊だ。
症例A (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 症例A (角川文庫)より
4043690010