インシテミル

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評判

インシテミルの評価:

3.55/5点 レビュー 211件。 A ランク

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平均点3.55pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全246件 61〜80 4/13ページ
No.186
(4pt)

映画を見たくなる作品。こういう手もあるんだな、という教訓を得た。

はじめはトリッキー過ぎる設定にリアリティを感じられず、入り込めなかったが、後半になって状況が逼迫してきて、思い入れできる人物が登場してきてからは、面白くなってきた。やはり思い入れというのは、強さよりも弱さに対して浮かぶものだ。しかし、筆力の割に多過ぎる登場人物には閉口。映画を見れば整理できるかも、という意味で映画を見たくなる作品。こういう手もあるんだな、という教訓を得た。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4163246908
No.185
(5pt)

最高に面白かったです。クローズドサークルものの中でも秀逸な出来です。

最高に面白かったです。クローズドサークルものの中でも秀逸な出来です。私はクローズドサークルものが割と好きなのですが、なかなかいい出来のものが少なく残念に思っていたのですが、これは真相も犯人も最後まで見破れず最後までしっかり楽しめました。なかなか丁寧に作られていて、練られているのが読んでいて伝わってきて一気に読了させられました。一読の価値はあると思います。実際こういうクローズドサークルものはこれまで作られつくした感があるので作者の実力が問われる難しい分野だと思うのですが、その中でもかなりレベルが高いと思います。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.184
(5pt)

最高に面白かったです。クローズドサークルものの中でも秀逸な出来です。

最高に面白かったです。クローズドサークルものの中でも秀逸な出来です。私はクローズドサークルものが割と好きなのですが、なかなかいい出来のものが少なく残念に思っていたのですが、これは真相も犯人も最後まで見破れず最後までしっかり楽しめました。なかなか丁寧に作られていて、練られているのが読んでいて伝わってきて一気に読了させられました。一読の価値はあると思います。実際こういうクローズドサークルものはこれまで作られつくした感があるので作者の実力が問われる難しい分野だと思うのですが、その中でもかなりレベルが高いと思います。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4163246908
No.183
(4pt)

デスゲーム+クローズドサークル小説の嚆矢的一作

近頃流行りのデスゲーム+クローズドサークル小説の嚆矢的一作。『バトル・ロワイアル』『クリムゾンの迷宮』等々のデスゲーム小説は以前からあったのですが、館モノの要素を加味して本格ミステリとして描いたところがミソであります。発表順では『極限推理コロシアム』が先行作になるんですが、ブームメイカーとなったのはやはり本作でしょう。
キレ者曲者ぽい登場人物のあっけない退場など、お約束破りな展開やいかにもなシチュエーションに対するメタ的ツッコミを盛り込み、ミステリマニア的な既視感を逆手にとったプロットはお見事。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.182
(4pt)

デスゲーム+クローズドサークル小説の嚆矢的一作

近頃流行りのデスゲーム+クローズドサークル小説の嚆矢的一作。『バトル・ロワイアル』『クリムゾンの迷宮』等々のデスゲーム小説は以前からあったのですが、館モノの要素を加味して本格ミステリとして描いたところがミソであります。発表順では『極限推理コロシアム』が先行作になるんですが、ブームメイカーとなったのはやはり本作でしょう。
キレ者曲者ぽい登場人物のあっけない退場など、お約束破りな展開やいかにもなシチュエーションに対するメタ的ツッコミを盛り込み、ミステリマニア的な既視感を逆手にとったプロットはお見事。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4163246908
No.181
(4pt)

物語は破綻しているが大いに楽しめた

クローズドサークルもののミステリで、地下施設に収容された12人が殺し合いをはじめて、その犯人は誰か?というのが主題な話。
注意深い人が読めば犯人が誰かわかると思うが、結局私は犯人がわからなかった。推理を聞けば、なるほど、と納得できる。そこまでの筋道はさすがと言うべきで、この作家の腕のよさがうかがえた。
特に三日目の夜は、私も主人公に同調してドキドキしたものだ。
最初は登場人物が、誰が誰やら一致しないが、それも読み進めていけばちゃんと書き分けできてきたように思う。逆に、その書き分けができていない序盤は、結構読むのが大変だった。

私はこの作品が初の米澤作品だったが、次も読んでみようと思えるくらいには楽しませてもらった。

ただ苦言もある。以下、少しネタバレ。

最初の犠牲者が出たとき、凶器が銃だと判明した。ではなぜそのとき、
「犯人を特定するために、全員の持ち道具をチェックしませんか?」
と誰も言わなかったのだろうか。
読書をしている最中の私ですら、そのようなことを考えつくのに、生き死にのかかった登場人物がそれを言い出さなかったところに、物語の破綻を感じる。ミステリにおいてアリバイチェックと持ち物チェックは必須事項だ。これさえやっておけば、新たな犠牲者が防げたかもしれないのに。しかも登場人物は暇なので考える時間が山ほどあった。私のような、読書をしながら片手間で思考するのとは、わけが違う。命をかけて問題に対処するはずなのだ。

結局持ち物チェックはのちのちなされるのだが、そのとき頭のいい設定であるキャラが頭を抱えて、「なんでそのことに気がつかなかったんだ」と頭を抱えるのです。ちょっと笑ってしまった。本当にその世界で命をかけて生きてるのかな、この人物たちは、と思ってしまう。

あの場面で持ち物チェックをしないのは本当に不自然だったが、読み進めていけばなぜあのときチェックしなかったのかがわかる。この段階で誰も銃を持っていないことがわかると、キャラよりもまず作者が困るのだ。書きたいことが書けなくなってしまう。プロット通りに進まない。だから物語の破綻を見逃したのだろう。ここはちょっと雑だったかな。でもまあ許容範囲。おかげで面白くなったから。

空気銃と火薬銃の違いも説得可能。実際、説得できてるし。

次に、三人一組とか、夜回りとかするくらいなら、まず凶器を金庫に入れろと思った。素手だと女が不利だと言っていたが、その言い訳は苦しい。なぜなら明らかに凶器のほうが危険だから。そうすれば新たな犠牲者が出な……くどいか。命がかかっているのだからそのくらいの対策は講じるべきだよね。そうすれば美味しいものを食べるだけで約2000万円。なぜこの案に飛びつかないのか。そして、素手のはずなのにまた人が死んでる!という展開もまた面白そう。
そしたらあのスイッチも生きるのに。
まあこれをしたらまたプロットが進まなくなるから、作者が困るのだろう。読者としては目を瞑るべきかな。面白かったし。

あとは、高時給とは言えども、それが10億稼げるとは、最初に明かされてないよね。なにを根拠に応募したのかな。それに大学生が10億必要で、それがないとみんなが死ぬってどういう状況なのだろう。これはちょっと目を瞑れなかった。面白くないから。これで一気に作品が軽くなったと思う。

総評すると大変面白かった。
これがミステリの賞を取っていたら発狂するけど、ミステリランキングで上位に行ったのは納得できる。特に中盤まではすごく面白かった。後半は失速したが、それでも面白い。

おすすめです。ぜひ読んでみてください。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.180
(4pt)

物語は破綻しているが大いに楽しめた

クローズドサークルもののミステリで、地下施設に収容された12人が殺し合いをはじめて、その犯人は誰か?というのが主題な話。
注意深い人が読めば犯人が誰かわかると思うが、結局私は犯人がわからなかった。推理を聞けば、なるほど、と納得できる。そこまでの筋道はさすがと言うべきで、この作家の腕のよさがうかがえた。
特に三日目の夜は、私も主人公に同調してドキドキしたものだ。
最初は登場人物が、誰が誰やら一致しないが、それも読み進めていけばちゃんと書き分けできてきたように思う。逆に、その書き分けができていない序盤は、結構読むのが大変だった。

私はこの作品が初の米澤作品だったが、次も読んでみようと思えるくらいには楽しませてもらった。

ただ苦言もある。以下、少しネタバレ。

最初の犠牲者が出たとき、凶器が銃だと判明した。ではなぜそのとき、
「犯人を特定するために、全員の持ち道具をチェックしませんか?」
と誰も言わなかったのだろうか。
読書をしている最中の私ですら、そのようなことを考えつくのに、生き死にのかかった登場人物がそれを言い出さなかったところに、物語の破綻を感じる。ミステリにおいてアリバイチェックと持ち物チェックは必須事項だ。これさえやっておけば、新たな犠牲者が防げたかもしれないのに。しかも登場人物は暇なので考える時間が山ほどあった。私のような、読書をしながら片手間で思考するのとは、わけが違う。命をかけて問題に対処するはずなのだ。

結局持ち物チェックはのちのちなされるのだが、そのとき頭のいい設定であるキャラが頭を抱えて、「なんでそのことに気がつかなかったんだ」と頭を抱えるのです。ちょっと笑ってしまった。本当にその世界で命をかけて生きてるのかな、この人物たちは、と思ってしまう。

あの場面で持ち物チェックをしないのは本当に不自然だったが、読み進めていけばなぜあのときチェックしなかったのかがわかる。この段階で誰も銃を持っていないことがわかると、キャラよりもまず作者が困るのだ。書きたいことが書けなくなってしまう。プロット通りに進まない。だから物語の破綻を見逃したのだろう。ここはちょっと雑だったかな。でもまあ許容範囲。おかげで面白くなったから。

空気銃と火薬銃の違いも説得可能。実際、説得できてるし。

次に、三人一組とか、夜回りとかするくらいなら、まず凶器を金庫に入れろと思った。素手だと女が不利だと言っていたが、その言い訳は苦しい。なぜなら明らかに凶器のほうが危険だから。そうすれば新たな犠牲者が出な……くどいか。命がかかっているのだからそのくらいの対策は講じるべきだよね。そうすれば美味しいものを食べるだけで約2000万円。なぜこの案に飛びつかないのか。そして、素手のはずなのにまた人が死んでる!という展開もまた面白そう。
そしたらあのスイッチも生きるのに。
まあこれをしたらまたプロットが進まなくなるから、作者が困るのだろう。読者としては目を瞑るべきかな。面白かったし。

あとは、高時給とは言えども、それが10億稼げるとは、最初に明かされてないよね。なにを根拠に応募したのかな。それに大学生が10億必要で、それがないとみんなが死ぬってどういう状況なのだろう。これはちょっと目を瞑れなかった。面白くないから。これで一気に作品が軽くなったと思う。

総評すると大変面白かった。
これがミステリの賞を取っていたら発狂するけど、ミステリランキングで上位に行ったのは納得できる。特に中盤まではすごく面白かった。後半は失速したが、それでも面白い。

おすすめです。ぜひ読んでみてください。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4163246908
No.179
(4pt)

今まで読んだ事のないタイプのミステリー

今まで読んだ事のないタイプのミステリーでした。
予想外の出来事に、この先どうなるんだろうと思いながら読み進めました。
殺人なのに、ちょっと軽い。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.178
(4pt)

今まで読んだ事のないタイプのミステリー

今まで読んだ事のないタイプのミステリーでした。
予想外の出来事に、この先どうなるんだろうと思いながら読み進めました。
殺人なのに、ちょっと軽い。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4163246908
No.177
(4pt)

著者の技量には感心するが、詰めの甘さも見える

米澤さんの本はほとんど読んでいます。

あの米澤穂信がサバイバルゲームものを書いた、というだけでも読む価値がある作品。
映画化もされたので知名度は高いと思われます。

ただ一点。続刊を意識した投げっぱなしのラストだけが気になりました。
ああいう技法なのだと言われてしまえばそれまでですが、エヴ○ンゲリオン以降、
「読者の想像におまかせ」的なラストが多すぎます。
サバイバルゲームものは、どうして主催者が参加者に殺し合わせるのか、その目的への
謎で引っ張るのが常ですが、他の著者の作品にしても何にしても、最後まで読んでも結局
目的が明かされないというパターンが、常習化しているように思われます。

米澤さんにだけはそれをして欲しくなかった……というのが正直な感想です。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.176
(4pt)

著者の技量には感心するが、詰めの甘さも見える

米澤さんの本はほとんど読んでいます。

あの米澤穂信がサバイバルゲームものを書いた、というだけでも読む価値がある作品。
映画化もされたので知名度は高いと思われます。

ただ一点。続刊を意識した投げっぱなしのラストだけが気になりました。
ああいう技法なのだと言われてしまえばそれまでですが、エヴ○ンゲリオン以降、
「読者の想像におまかせ」的なラストが多すぎます。
サバイバルゲームものは、どうして主催者が参加者に殺し合わせるのか、その目的への
謎で引っ張るのが常ですが、他の著者の作品にしても何にしても、最後まで読んでも結局
目的が明かされないというパターンが、常習化しているように思われます。

米澤さんにだけはそれをして欲しくなかった……というのが正直な感想です。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4163246908
No.175
(4pt)

結末の弱さは意図的なものなのか

途中まで、というよりはラスト近くまでは滅法面白い。人物も生き生きとしていて、閉鎖空間の連続殺人劇に不思議なほど陰惨さがない。
特に「凶器あらため」が二班に分かれるところなど、見事な展開だ。ただ、途中からガタピシと疑問点が目立ちはじめ、うまく着地する
かなとハラハラしていたら、ラストは少し残念な感じだ。ここまで楽しませてくれたのだから、前半傑作と呼ぶべきか。
犯人も探偵もそうだが、他にも「こいつ、こういうキャラクターだったっけか?」というぐらい、途中からブレちゃっている人物が多い。
中盤までは味のあるキャラクターだったのに一挙に矮小化されてしまったり。中でも奇怪なのが、最後正体を明かされて逆に謎が増えてし
まったアノ人だが(自分の命を守る担保は何かあったのだろうか。一種のマゾヒストだったのだろうか)ぱらぱら再読していてふと気づいた
ことがある。
本書は、食事とか仮眠とか生活描写が細やかで、一部外したギャグもあるとはいえユーモアも豊かだ。第一の事件が発生するまでは、ほと
んど和気あいあいと楽しい雰囲気とさえ言っていい。その中で、既に事件が進行した段階でこの人物が呑気に料理を賛美する場面があるが、
ラストでは「粗末なものだった」と振り返っている。笑いを誘う初登場場面を含め、すべてが小芝居だったのである。この人こそが、主人
公の言葉を借りれば、「軽蔑すべき狂人」の最たるものだったということになる。
一方で、犯人についても驚くほど説明不足なのだが、ギャグのひとつが凄絶な伏線として動機を暗示している。作者は、あえてこの一撃の
みに留めて、これ以上を語ることを潔しとしなかったのかも知れない。全体的には、楽しく遊戯的なコージーミステリーと、狂気の連続殺
人ショーを無理やりにシェイクして、ラストは意図的に投げ出して見せた、ということだろうか。参加者集めのトリックも説明されていな
いし、消化不良の要素はあまりに多いのだが、それも計算済と考えることもできる。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.174
(4pt)

結末の弱さは意図的なものなのか

途中まで、というよりはラスト近くまでは滅法面白い。人物も生き生きとしていて、閉鎖空間の連続殺人劇に不思議なほど陰惨さがない。
特に「凶器あらため」が二班に分かれるところなど、見事な展開だ。ただ、途中からガタピシと疑問点が目立ちはじめ、うまく着地する
かなとハラハラしていたら、ラストは少し残念な感じだ。ここまで楽しませてくれたのだから、前半傑作と呼ぶべきか。
犯人も探偵もそうだが、他にも「こいつ、こういうキャラクターだったっけか?」というぐらい、途中からブレちゃっている人物が多い。
中盤までは味のあるキャラクターだったのに一挙に矮小化されてしまったり。中でも奇怪なのが、最後正体を明かされて逆に謎が増えてし
まったアノ人だが(自分の命を守る担保は何かあったのだろうか。一種のマゾヒストだったのだろうか)ぱらぱら再読していてふと気づいた
ことがある。
本書は、食事とか仮眠とか生活描写が細やかで、一部外したギャグもあるとはいえユーモアも豊かだ。第一の事件が発生するまでは、ほと
んど和気あいあいと楽しい雰囲気とさえ言っていい。その中で、既に事件が進行した段階でこの人物が呑気に料理を賛美する場面があるが、
ラストでは「粗末なものだった」と振り返っている。笑いを誘う初登場場面を含め、すべてが小芝居だったのである。この人こそが、主人
公の言葉を借りれば、「軽蔑すべき狂人」の最たるものだったということになる。
一方で、犯人についても驚くほど説明不足なのだが、ギャグのひとつが凄絶な伏線として動機を暗示している。作者は、あえてこの一撃の
みに留めて、これ以上を語ることを潔しとしなかったのかも知れない。全体的には、楽しく遊戯的なコージーミステリーと、狂気の連続殺
人ショーを無理やりにシェイクして、ラストは意図的に投げ出して見せた、ということだろうか。参加者集めのトリックも説明されていな
いし、消化不良の要素はあまりに多いのだが、それも計算済と考えることもできる。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4163246908
No.173
(5pt)

クローズドサークル

良い作品でした。
クリスティーの有名作品に精通していたり
過去の作品に触れることも・・・

オススメです、ドキドキが止まりませんでした。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.172
(5pt)

クローズドサークル

良い作品でした。
クリスティーの有名作品に精通していたり
過去の作品に触れることも・・・

オススメです、ドキドキが止まりませんでした。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4163246908
No.171
(4pt)

おもしろい!が…

引きこまれます。
序盤に立て続けに起きる事件、少人数ながら自然と決まっていくリーダーと各グループの対立。
登場人物たちの群像劇や緊迫感、そして謎解きとミステリーとしての魅力はバッチリです。

しかし、この作品の評価が下がってしまうのが終盤にここまでせっかく築き上げてきた緊迫感が一気に抜けてしまうシーンがあるからでしょうね。
オチ自体は別にいいと思うのですが、そこだけが急に雰囲気が変わってしまって、ガッカリというかサスペンスを見てたはずなのに急にチャンネルが変わってコメディになって、ついていけなかったというか…。

どう擁護してもそこがイマイチというのは万人の共通理解だと思います。
ガッカリ度が高かった人ほど辛口評価になってる傾向がありますね。
しかし、それでも総合評価としては面白いと思います。
序盤から中盤にかけて、二転三転する終盤手前の展開はハラハラしました。
有名作だし、読んで損はないと思います。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.170
(4pt)

おもしろい!が…

引きこまれます。
序盤に立て続けに起きる事件、少人数ながら自然と決まっていくリーダーと各グループの対立。
登場人物たちの群像劇や緊迫感、そして謎解きとミステリーとしての魅力はバッチリです。

しかし、この作品の評価が下がってしまうのが終盤にここまでせっかく築き上げてきた緊迫感が一気に抜けてしまうシーンがあるからでしょうね。
オチ自体は別にいいと思うのですが、そこだけが急に雰囲気が変わってしまって、ガッカリというかサスペンスを見てたはずなのに急にチャンネルが変わってコメディになって、ついていけなかったというか…。

どう擁護してもそこがイマイチというのは万人の共通理解だと思います。
ガッカリ度が高かった人ほど辛口評価になってる傾向がありますね。
しかし、それでも総合評価としては面白いと思います。
序盤から中盤にかけて、二転三転する終盤手前の展開はハラハラしました。
有名作だし、読んで損はないと思います。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4163246908
No.169
(5pt)

そして誰もいなくなった

エラリークイーンのそして誰もいなくなったのカバー小説。
中盤にかけてはワクワクしたんだけどラストはなんかなぁて感じ。読後感がう〜ん。
深夜巡回してるロボットにはインパクトありました。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.168
(5pt)

そして誰もいなくなった

エラリークイーンのそして誰もいなくなったのカバー小説。
中盤にかけてはワクワクしたんだけどラストはなんかなぁて感じ。読後感がう〜ん。
深夜巡回してるロボットにはインパクトありました。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4163246908
No.167
(4pt)

米澤らしくなく、でも、米澤らしい作品

米澤の作品を読むようになった後、テレビで放映された映画「インシテミル」があまりに酷かったため、結果的に文庫化されている作品の中で唯一この本だけ読まずにいた。最近ようやく着手。一気に読み終えた。
映画を見て、まだ本書を読むかどうか迷っている人にできるアドバイスは一つ。「タイトル以外は違います」。
米澤作品の特徴は、ミステリの謎解きのストーリーの他に、もう一本人間のストーリーを絡めるところだと思う。それが太くて深刻なストーリーであることもあれば、さらっとしたもののこともある。ただ、謎解きに絡みついているそれは、謎のネタが割れても作品を再読しようという気にさせる重要な要素になっている。スパイスではなく、構成要素だ。
インシテミル、にはそれがない。
主人公は眼前で進行中の謎に対して推理を働かせるが、それは彼の人生観や、あるいは眼の前の人物の人生観と深く関わっていない。単に彼の趣味や、その場に集められた人物達の状況に関わることでしかない。ある意味で、人間味を徹底的に削り取った描写になっている。
ごく初期に主人公が見つけたメモから、主催者がミステリマニアであることがわかる。ここは米澤らしいと言えば米澤らしい、エンターテイメントなのか自己満足なのか微妙に判断をしかねる外連味にあふれていて、そうなると読者としては主人公の視点を追いながら、「こいつ、気づいているのかな」と気にしつつ、その辺にばらまかれているであろういろいろな「描写」にちらちらと視線を送らざるを得ない。そうしないと、「だって書いてあったでしょ」と大団円で米澤に言われることになる。
映画の駄目な印象が強かったせいか、読んでいる間中、登場人物達と映画を結びつけようとして集中できなかったのが残念。これは作者のせいではない。主人公が突然探偵に変化するところを批判する向きもあるが、叙述トリックってそんなものなので仕方ない。欠点として指摘すべき点があるとしたら、叙述トリックにこだわるあまり、冒頭の主人公が頭悪すぎる記述になったことだろう。
お嬢様キャラに対する批判があるようだが、わたしは楽しめた。彼女はBGMとしてよく機能している。品よくしつけられ、物腰もあくまで丁寧で、場違いなほど美しく、世間ずれしていないお嬢様。その女性が、氷のように冷たい心臓をゆっくりと見せていく様子は、お嬢様礼賛の強い米澤らしい記述だった。「儚い羊たちの祝宴」収録の作品を思い出させる。
彼女は最後に「興業」という言葉を使っており、これによってこのサークルを作った連中の意図ははっきりわかる。それで十分である。興業を行うのは組織であり、悪の組織の陰謀を暴き、戦うのは警察の仕事である。探偵の仕事ではない。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708