(短編集)

儚い羊たちの祝宴

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評判

儚い羊たちの祝宴の評価:

3.96/5点 レビュー 160件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全205件 161〜180 9/11ページ
No.45
(5pt)

歪みの芸術

この短編集は
ただの殺人や猟奇的殺人でなく、
究極まで歪みきった思想による
殺人が描かれています。

読み切って、最後の文章で
鳥肌が立つような
そういった芸術性を感じます。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.44
(4pt)

無関心さの恐怖

ホラー風味のミステリ。と聞いて読んでみました。
短編ながらそれぞれの物語が「バベルの会」でつながっており(内容は繋がってはいませんが)
全部良作!読み応えたっぷりで、あの話なんだっけ?ってなるようなものは無く全て濃い。
でもその分怖いです。気分が明るい時に読まないと、とことん沈みそうなので要注意☆

何が怖いかって、無関心。ということでしょうかね。
好きの反対は無関心というのはよくありますが、まさにそんな感じ。
憎しみや恨みの殺人ではなく、無関心な殺人についての描写が異常にうまいですね作者は。

最後の一文で落とす!というより、伏線はいたる処に貼られておりますし、
あっとビックリどんでん返し!というようなトリックは無いです。
(そういう小説って、どんでん返しにコダワリすぎちゃうのが往々にして欠点ですよね。本著はそれが無いので良作ですね)
それでも最後まで読むと斬新さと、不気味さが纏わりついて離れない。
おそらく、読みながら予想してた結末に「なってほしくない」と思いながら読んでいるのかもしれないです。
それでも作者は残酷にも結末を書いてくれますからね。

いちばんのお気に入り?は「玉野五十鈴の誉れ」ですねー。
これこそ最後の一文に「んぉぉ!」ってなりましたが、なぜかホッとするような不思議な感覚に陥りました。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.43
(4pt)

無関心さの恐怖

ホラー風味のミステリ。と聞いて読んでみました。
短編ながらそれぞれの物語が「バベルの会」でつながっており(内容は繋がってはいませんが)
全部良作!読み応えたっぷりで、あの話なんだっけ?ってなるようなものは無く全て濃い。
でもその分怖いです。気分が明るい時に読まないと、とことん沈みそうなので要注意☆

何が怖いかって、無関心。ということでしょうかね。
好きの反対は無関心というのはよくありますが、まさにそんな感じ。
憎しみや恨みの殺人ではなく、無関心な殺人についての描写が異常にうまいですね作者は。

最後の一文で落とす!というより、伏線はいたる処に貼られておりますし、
あっとビックリどんでん返し!というようなトリックは無いです。
(そういう小説って、どんでん返しにコダワリすぎちゃうのが往々にして欠点ですよね。本著はそれが無いので良作ですね)
それでも最後まで読むと斬新さと、不気味さが纏わりついて離れない。
おそらく、読みながら予想してた結末に「なってほしくない」と思いながら読んでいるのかもしれないです。
それでも作者は残酷にも結末を書いてくれますからね。

いちばんのお気に入り?は「玉野五十鈴の誉れ」ですねー。
これこそ最後の一文に「んぉぉ!」ってなりましたが、なぜかホッとするような不思議な感覚に陥りました。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.42
(4pt)

ブラックミステリー

。「バベルの会」つながりの5篇の連作短編集ですね。ラスト一行の衝撃というように、ラストのどんでん返しを売りにしているみたいだが、客観的にうまいなあという感じがするだけですね。見事なんだけど、面白いなあという感じはしなかった。ブラックミステリーみたいなものなんでしょうね。

身内に不幸がありまして
北の館の罪人
山荘秘聞
玉野五十鈴の誉れ
儚い羊たちの晩餐
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.41
(4pt)

ブラックミステリー

。「バベルの会」つながりの5篇の連作短編集ですね。ラスト一行の衝撃というように、ラストのどんでん返しを売りにしているみたいだが、客観的にうまいなあという感じがするだけですね。見事なんだけど、面白いなあという感じはしなかった。ブラックミステリーみたいなものなんでしょうね。

身内に不幸がありまして
北の館の罪人
山荘秘聞
玉野五十鈴の誉れ
儚い羊たちの晩餐
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.40
(5pt)

上品なホラー

最初に頁を開いた時は最後まで読めるかな?と不安に思いましたが
おもしろくて一気に読んでしまいました。
文章がとても知的で上品でした。読みづらいかなぁと思ったけれど
スラスラ読んでしまいました。
上品な文章なのに酷な内容のギャップが良かったです。
短編集ですがそれぞれがちょっとずつ絡んでいます。
私は特に「身内に不幸がありまして」が好きです。
「世にも奇妙な物語」のような、そんなお話です。
うまく全部はわからないんだけど怖い・・・こんな感じの本です。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.39
(5pt)

上品なホラー

最初に頁を開いた時は最後まで読めるかな?と不安に思いましたが
おもしろくて一気に読んでしまいました。
文章がとても知的で上品でした。読みづらいかなぁと思ったけれど
スラスラ読んでしまいました。
上品な文章なのに酷な内容のギャップが良かったです。
短編集ですがそれぞれがちょっとずつ絡んでいます。
私は特に「身内に不幸がありまして」が好きです。
「世にも奇妙な物語」のような、そんなお話です。
うまく全部はわからないんだけど怖い・・・こんな感じの本です。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.38
(5pt)

真価を発揮か

米澤穂信氏は軽いタッチの学園ミステリーですらマニアも納得させられる本格推理作家(本格には様々な定義がありますが)ですが、この作品はそんな彼の真価を堪能出来る作品です。

どの短編も伏線、動機、意外性が十分であり、最後のオチについては謎解きのようで、読者が色々な所で解釈を広げる話題性まであります。ただ短編のため、ページ制限の中で少しひねり過ぎてる感があるように思いましたが、読後まで達すると統一感の方が勝ります。

内容は他の方が書いて下さっているので割愛しますが、昭和初期の独特な世界観とどんでん返しミステリーが好きな方にはお薦めします。とにかく購入して読むに値する本です
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.37
(5pt)

真価を発揮か

米澤穂信氏は軽いタッチの学園ミステリーですらマニアも納得させられる本格推理作家(本格には様々な定義がありますが)ですが、この作品はそんな彼の真価を堪能出来る作品です。

どの短編も伏線、動機、意外性が十分であり、最後のオチについては謎解きのようで、読者が色々な所で解釈を広げる話題性まであります。ただ短編のため、ページ制限の中で少しひねり過ぎてる感があるように思いましたが、読後まで達すると統一感の方が勝ります。

内容は他の方が書いて下さっているので割愛しますが、昭和初期の独特な世界観とどんでん返しミステリーが好きな方にはお薦めします。とにかく購入して読むに値する本です
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.36
(5pt)

俵のネズミが米食ってチュウ

作者の語彙とそれを支える知識が4つの点で面白いです。

まず過去の出来事。次に今流行の言葉づかいやものの考え方。第3にミステリーの基礎知識。最後に作者自身の言葉づかいの韻律。

読んで面白く、聞いて面白い響きをもった表現がいたるところに見られます。

本作は、ミステリーとホラーの中間でしょうね。

さて、そのほかに付け加えるべきことがあって、最初の「身内に不幸がありまして」を私は短編とは知らずに読み始めました。

そして、文庫本の残りのページの分量から、きっと芥川龍之介の『藪の中』のような展開になるだろうと予想したのです。

語り手と語られる内容の相関がほどよく緊張感のあるものとなっていて、これはこのまま中長編に化けてもよかったかも知れません。

素晴らしい。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.35
(5pt)

俵のネズミが米食ってチュウ

作者の語彙とそれを支える知識が4つの点で面白いです。

まず過去の出来事。次に今流行の言葉づかいやものの考え方。第3にミステリーの基礎知識。最後に作者自身の言葉づかいの韻律。

読んで面白く、聞いて面白い響きをもった表現がいたるところに見られます。

本作は、ミステリーとホラーの中間でしょうね。

さて、そのほかに付け加えるべきことがあって、最初の「身内に不幸がありまして」を私は短編とは知らずに読み始めました。

そして、文庫本の残りのページの分量から、きっと芥川龍之介の『藪の中』のような展開になるだろうと予想したのです。

語り手と語られる内容の相関がほどよく緊張感のあるものとなっていて、これはこのまま中長編に化けてもよかったかも知れません。

素晴らしい。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.34
(4pt)

ミステリーファンにはたまらない一冊

「バベルの会」という読書サークルが各話を繋いでいる短篇集。
各話は独立しているストーリの短篇集だが、
最終話の5話目で衝撃のラストを迎えるように布石がうたれている。
その登場する名前や話の設定は、ミステリーファンも心をくすぐる。
内容的には、恐怖を感じるような悲惨なストーリーであるが、
各話の最後まで、その恐怖を感じさせずに、
衝撃のラストで、存分に感じるようなストーリー展開となっている。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.33
(4pt)

ミステリーファンにはたまらない一冊

「バベルの会」という読書サークルが各話を繋いでいる短篇集。
各話は独立しているストーリの短篇集だが、
最終話の5話目で衝撃のラストを迎えるように布石がうたれている。
その登場する名前や話の設定は、ミステリーファンも心をくすぐる。
内容的には、恐怖を感じるような悲惨なストーリーであるが、
各話の最後まで、その恐怖を感じさせずに、
衝撃のラストで、存分に感じるようなストーリー展開となっている。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.32
(4pt)

素晴らしい動機

2008年に出た単行本の文庫化。
 「身内に不幸がありまして」「北の館の罪人」「山荘秘聞」「玉野五十鈴の誉れ」「儚い羊たちの晩餐」の5本を収める短編集。
 5本とも、とてつもない上流階級の家庭を舞台としている。大金持ちで、メイドやコックや管理人などの召使いを抱えており、そうしたサーヴァントたちが物語の主役となっていく。
 「身内に不幸がありまして」は殺人の動機が秀逸。
 「玉野五十鈴の誉れ」はラスト一行があまりにも怖い。
 しかし、どの話も伏線の張り方や回収がイマイチで、読後にモヤモヤ感が残る。
 ミステリ・マニア向け。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.31
(4pt)

素晴らしい動機

2008年に出た単行本の文庫化。
 「身内に不幸がありまして」「北の館の罪人」「山荘秘聞」「玉野五十鈴の誉れ」「儚い羊たちの晩餐」の5本を収める短編集。
 5本とも、とてつもない上流階級の家庭を舞台としている。大金持ちで、メイドやコックや管理人などの召使いを抱えており、そうしたサーヴァントたちが物語の主役となっていく。
 「身内に不幸がありまして」は殺人の動機が秀逸。
 「玉野五十鈴の誉れ」はラスト一行があまりにも怖い。
 しかし、どの話も伏線の張り方や回収がイマイチで、読後にモヤモヤ感が残る。
 ミステリ・マニア向け。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.30
(4pt)

奇妙な世界観

とある読書サークルのメンバーに起こる事件をテーマにした短編集.

時代も社会背景も明かされないのが,
時代掛かった語り口,全体に漂う閉塞感で,独特の世界観を作り出している.
この雰囲気はかなり完成度が高く,
最終章でのサークルの成り立ちに説得力を与えている.
青春小説にあしらえたミステリーの多い米澤氏に,こんな小説も書けたのか?!と,正直,感嘆した.
単におどろおどろしいだけでなく,どこか歪んだ精神世界を巧みに描いた佳作.
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.29
(4pt)

奇妙な世界観

とある読書サークルのメンバーに起こる事件をテーマにした短編集.

時代も社会背景も明かされないのが,
時代掛かった語り口,全体に漂う閉塞感で,独特の世界観を作り出している.
この雰囲気はかなり完成度が高く,
最終章でのサークルの成り立ちに説得力を与えている.
青春小説にあしらえたミステリーの多い米澤氏に,こんな小説も書けたのか?!と,正直,感嘆した.
単におどろおどろしいだけでなく,どこか歪んだ精神世界を巧みに描いた佳作.
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.28
(5pt)

息もつかせぬおもしろさと後味の悪さすら心地よい

米澤穂信さんの作品は、『氷菓』をはじめとする古典部シリーズから始まり、いわゆる「ラノベ系ミステリー」(?)の作品に
はまりました。それだけに、『インシテミル』あたりからの、方向性の変化を知りつつも今回の作品を読みました。

5篇の作品がどれも浮世離れした上流階級の中の主人公が語り手になっています。
古典的なミステリに絡めた象徴的な表現が「バベルの会」という読書会を接点にちりばめられます。
上流階級という設定に乾いた空気感が漂い、残酷、冷徹、寂しさという言葉を想起させる手助けをします。

なかでも『玉野五十鈴の誉れ』は、結末へ至るまでの伏線の巧みさやどんでん返しに、後味の悪ささえ覚えますが、結末の一行に
「見事だな」と思わずにはいられないあざやかさすら感じます。日本人の因習やこだわりを巧みに引用しているところに、少しだけ、一連の横溝正史の作品にも似た、人間のはかなさや悲しさを感じ、強烈な印象を受けました。

他4篇も息もつかせぬおもしろさで一気読みできました。
表題の『儚い羊たちの祝宴』も上流階級の転落する姿と語り手の怨念にも似た復讐の念が二本の糸をより合わせるように
絡み合い「アミルスタンの羊」のもつ意味が浮かび上がるのです。

古典的なミステリと独特の空気感の融合に、これからの作品が待ち遠しいです。


儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.27
(5pt)

息もつかせぬおもしろさと後味の悪さすら心地よい

米澤穂信さんの作品は、『氷菓』をはじめとする古典部シリーズから始まり、いわゆる「ラノベ系ミステリー」(?)の作品に
はまりました。それだけに、『インシテミル』あたりからの、方向性の変化を知りつつも今回の作品を読みました。

5篇の作品がどれも浮世離れした上流階級の中の主人公が語り手になっています。
古典的なミステリに絡めた象徴的な表現が「バベルの会」という読書会を接点にちりばめられます。
上流階級という設定に乾いた空気感が漂い、残酷、冷徹、寂しさという言葉を想起させる手助けをします。

なかでも『玉野五十鈴の誉れ』は、結末へ至るまでの伏線の巧みさやどんでん返しに、後味の悪ささえ覚えますが、結末の一行に
「見事だな」と思わずにはいられないあざやかさすら感じます。日本人の因習やこだわりを巧みに引用しているところに、少しだけ、一連の横溝正史の作品にも似た、人間のはかなさや悲しさを感じ、強烈な印象を受けました。

他4篇も息もつかせぬおもしろさで一気読みできました。
表題の『儚い羊たちの祝宴』も上流階級の転落する姿と語り手の怨念にも似た復讐の念が二本の糸をより合わせるように
絡み合い「アミルスタンの羊」のもつ意味が浮かび上がるのです。

古典的なミステリと独特の空気感の融合に、これからの作品が待ち遠しいです。


儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.26
(5pt)

儚い羊たちの祝宴

米澤穂信さんの作品を初めて読んだのですが、面白かった!特に表題作は途中からドキドキが止まらず。他の米澤作品も読んでみたい。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725