(短編集)

儚い羊たちの祝宴

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評判

儚い羊たちの祝宴の評価:

3.96/5点 レビュー 160件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全205件 21〜40 2/11ページ
No.185
(5pt)

米澤穂信は面白い

ブラックでしたが楽しめました。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.184
(4pt)

収録短篇それぞれのラストに、ぞくりとしました。

五つの収録短篇中、第一等の妙味を感じたのは、一番最後の「儚(はかな)い羊たちの晩餐(ばんさん)」でした。
〝夏(なつ)さん〟て厨娘(ちゅうじょう。特別な料理人、の意)が調理するところを思い描いて、ぞくぞくっとしましたよ。
語り手の〝大寺鞠絵(おおでら まりえ)〟が、部屋に飾る絵として、ジェリコーの『メデューズ号の筏(いかだ)』を選ぶところも良いなあ。たまらず、その絵が載ってる中野京子の『怖い絵』(朝日出版社の単行本)を引っ張り出してきちゃいました。

続いては、「身内に不幸がありまして」と「玉野五十鈴(たまの いすず)の誉(ほま)れ」を同点の第二位で。
前者は、導入部の〈秘密の書棚〉の描写にわくわくしました。
後者は、〝小栗純香(おぐり すみか)〟って語り手のどん底一直線ならびにラスト一行に、ぞくぞくしました。

文庫本の巻末解説、千街晶之氏の文章も、ミステリの該博な知識と相まって、読みごたえありました。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.183
(4pt)

収録短篇それぞれのラストに、ぞくりとしました。

五つの収録短篇中、第一等の妙味を感じたのは、一番最後の「儚(はかな)い羊たちの晩餐(ばんさん)」でした。
〝夏(なつ)さん〟て厨娘(ちゅうじょう。特別な料理人、の意)が調理するところを思い描いて、ぞくぞくっとしましたよ。
語り手の〝大寺鞠絵(おおでら まりえ)〟が、部屋に飾る絵として、ジェリコーの『メデューズ号の筏(いかだ)』を選ぶところも良いなあ。たまらず、その絵が載ってる中野京子の『怖い絵』(朝日出版社の単行本)を引っ張り出してきちゃいました。

続いては、「身内に不幸がありまして」と「玉野五十鈴(たまの いすず)の誉(ほま)れ」を同点の第二位で。
前者は、導入部の〈秘密の書棚〉の描写にわくわくしました。
後者は、〝小栗純香(おぐり すみか)〟って語り手のどん底一直線ならびにラスト一行に、ぞくぞくしました。

文庫本の巻末解説、千街晶之氏の文章も、ミステリの該博な知識と相まって、読みごたえありました。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.182
(4pt)

ダークサイド米澤穂信全開

どの短編もどこか浮世離れし、時代もいつのことを描いているのかがなかなか掴みにくく、ホラーめいた薄ら寒さを感じさせるミステリです。しかし本格ミステリとしての体裁はしっかり保っており、張り巡らされた伏線とその回収、そしてラスト一行の衝撃がどの作品も見事でした。『満願』もそうですが、個人的には古典部シリーズなどのライトな作風よりもこういったダーク米澤の方が好みです(笑)。しかしながら、そのように書き分けることができる作家としての技量には非凡なものを感じ、著者の引き出しの多さ、深さに脱帽です。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.181
(4pt)

ダークサイド米澤穂信全開

どの短編もどこか浮世離れし、時代もいつのことを描いているのかがなかなか掴みにくく、ホラーめいた薄ら寒さを感じさせるミステリです。しかし本格ミステリとしての体裁はしっかり保っており、張り巡らされた伏線とその回収、そしてラスト一行の衝撃がどの作品も見事でした。『満願』もそうですが、個人的には古典部シリーズなどのライトな作風よりもこういったダーク米澤の方が好みです(笑)。しかしながら、そのように書き分けることができる作家としての技量には非凡なものを感じ、著者の引き出しの多さ、深さに脱帽です。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.180
(5pt)

「バレル」の会が各話を繋いでいる

『儚い羊たちの祝宴』
1・身内に不幸がありまして、2・北の館の罪人、3・山荘秘聞、4・玉野五十鈴の誉れ、
5・儚い(はかない)羊たちの祝宴の5の話があり、今までの私の推理小説とは違い、
残虐さが出ている。
その中でも、私には、4・玉野五十鈴の誉れが凄く、怖く感じました。
ご飯をかまどで炊くときの『美味しい炊き方』
「始めちょろちょろ、中ぱっぱ 赤子が泣いても蓋とるな」これが、犯罪に使われるとは 
ビックリです。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.179
(5pt)

「バレル」の会が各話を繋いでいる

『儚い羊たちの祝宴』
1・身内に不幸がありまして、2・北の館の罪人、3・山荘秘聞、4・玉野五十鈴の誉れ、
5・儚い(はかない)羊たちの祝宴の5の話があり、今までの私の推理小説とは違い、
残虐さが出ている。
その中でも、私には、4・玉野五十鈴の誉れが凄く、怖く感じました。
ご飯をかまどで炊くときの『美味しい炊き方』
「始めちょろちょろ、中ぱっぱ 赤子が泣いても蓋とるな」これが、犯罪に使われるとは 
ビックリです。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.178
(5pt)

綺麗でした

このコロナ時代、家にいてすぐに読めるのでありがたいです。
もう少し安ければもっと良いのだけどね。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.177
(5pt)

綺麗でした

このコロナ時代、家にいてすぐに読めるのでありがたいです。
もう少し安ければもっと良いのだけどね。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.176
(5pt)

好きな世界観です

今年は日本人作家の作品をたくさん読もう!と決めて、何を読もう?と探した中で「夢野久作や江戸川乱歩が好きな私に合うのでは?」と思い、手に取りました。短編でページ数も少ないので手始めにピッタリだと思いました。

他の方が書かれているように、大きなどんでん返しやトリックはありませんが 読みやすくサクサク楽しめました。ジュヴナイル?

いろんな作家/本の名前がお話の中に出て来て「読んでみよ」という気になります。嬉しい情報に☆をプラスします。

先日、直木賞受賞のニュースを見ました。受賞作は歴史に薄い私には楽しめるかどうか分からないのであきらめましたが 他の作品も面白そうなのがあるので読む予定です。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.175
(5pt)

好きな世界観です

今年は日本人作家の作品をたくさん読もう!と決めて、何を読もう?と探した中で「夢野久作や江戸川乱歩が好きな私に合うのでは?」と思い、手に取りました。短編でページ数も少ないので手始めにピッタリだと思いました。

他の方が書かれているように、大きなどんでん返しやトリックはありませんが 読みやすくサクサク楽しめました。ジュヴナイル?

いろんな作家/本の名前がお話の中に出て来て「読んでみよ」という気になります。嬉しい情報に☆をプラスします。

先日、直木賞受賞のニュースを見ました。受賞作は歴史に薄い私には楽しめるかどうか分からないのであきらめましたが 他の作品も面白そうなのがあるので読む予定です。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.174
(5pt)

映画ミストなどの後味悪いけど印象に残る作品

ブラックがとても効いてます。
ひぇ〜となる部分が多めです。
とても読みやすいのでおすすめします。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.173
(5pt)

映画ミストなどの後味悪いけど印象に残る作品

ブラックがとても効いてます。
ひぇ〜となる部分が多めです。
とても読みやすいのでおすすめします。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.172
(5pt)

面白い

満願を読みすっかり虜になってしまい、筆者の別作品も読んでみたいと思い購入しました。
当たり前のことなのかもしれませんが、この著者の文章は分かり易く、自然と物語に入れる気がします(自分にあってるだけかもしれませんが)。
どの短編も人間の闇を感じる内容で背筋をゾッとさせられます。淡々と紡がれる文章だからこそ、真相が明かされた際の恐怖がより際立っている。多少それっぽい要素はありますが推理小説ではありませんので、読もうかどうか検討されている方はご留意ください。
ここでのネタバレは避けたいので多くは語れませんが、なかでも「玉野五十鈴の誉れ」がインパクトがありました。
これ以上書くと余計な事まで書いてしまいそうなのでレビューはここまでにしておきます。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.171
(5pt)

面白い

満願を読みすっかり虜になってしまい、筆者の別作品も読んでみたいと思い購入しました。
当たり前のことなのかもしれませんが、この著者の文章は分かり易く、自然と物語に入れる気がします(自分にあってるだけかもしれませんが)。
どの短編も人間の闇を感じる内容で背筋をゾッとさせられます。淡々と紡がれる文章だからこそ、真相が明かされた際の恐怖がより際立っている。多少それっぽい要素はありますが推理小説ではありませんので、読もうかどうか検討されている方はご留意ください。
ここでのネタバレは避けたいので多くは語れませんが、なかでも「玉野五十鈴の誉れ」がインパクトがありました。
これ以上書くと余計な事まで書いてしまいそうなのでレビューはここまでにしておきます。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.170
(5pt)

上質なサイコホラー連作集

タイトルから、まず想起したのが、サイコスリラー映画の名作「羊たちの沈黙」。この連作集のサイコホラーテイストにもぴったりで、上質な内容が期待された。他にも、サイコホラーの先行作品がいくつか紹介されており、私はほとんど既読だったので、それらの先行作品を、この作品で、どう生かすのか、非常に興味深かった。

  さてこの作品、まず上品な女性の語り口が、陰惨な内容と裏腹で、恐怖を増幅していると感じた。そして読書サークル「バベルの会」の浮世離れした優雅さと、それに関係して起きる猟奇的事件のギャップも効果的。割と似たような話が多いと感じたが、「山岳奇譚」でおぞましい行為をほのめかすのは、最終話の見事な伏線になっていた。

  謎解きミステリではないので、読む人を選ぶと思うが、サイコホラーな連作集として、高く評価したい。連作が伏線となって、最終話の衝撃に繋がる構成も理想的。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.169
(5pt)

上質なサイコホラー連作集

タイトルから、まず想起したのが、サイコスリラー映画の名作「羊たちの沈黙」。この連作集のサイコホラーテイストにもぴったりで、上質な内容が期待された。他にも、サイコホラーの先行作品がいくつか紹介されており、私はほとんど既読だったので、それらの先行作品を、この作品で、どう生かすのか、非常に興味深かった。

  さてこの作品、まず上品な女性の語り口が、陰惨な内容と裏腹で、恐怖を増幅していると感じた。そして読書サークル「バベルの会」の浮世離れした優雅さと、それに関係して起きる猟奇的事件のギャップも効果的。割と似たような話が多いと感じたが、「山岳奇譚」でおぞましい行為をほのめかすのは、最終話の見事な伏線になっていた。

  謎解きミステリではないので、読む人を選ぶと思うが、サイコホラーな連作集として、高く評価したい。連作が伏線となって、最終話の衝撃に繋がる構成も理想的。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.168
(5pt)

1話1話、極めて高い完成度。すばらしい。

5話から成る短編集です。各話は、タイプがそれぞれ異なるお金持ちの家を舞台にした事件を描いており、かなり非現実的な独特の雰囲気が立ち込めた世界が展開します。そして、それぞれの事件は、名家のお嬢様たちが集う大学内の読書サークル「バベルの会」につながっています。

 私は、5話の話を一夜ずつ読み進め、その濃密な世界観を楽しみました。どの話も緊密に描かれた、極めて完成度の高い、すばらしい作品です。
 1話60ページ程度の短編の中で、現実にはあり得ないような独特の舞台設定を行える著者の筆力は流石と感じます。そして、各話ごとに、ハッと息をのむエンディングがあるのはスゴイ!と思ってしまいます。特に「玉野五十鈴の誉れ」のラストはしびれます。
 さらに「儚い羊たちの晩餐」で一気に「バベルの会」が迫ってくる、短編集としての完成度にも感じ入ります。

 米澤穂信作品は独特のほの暗い息苦しい空気感があり、私はとても好きなのですが、本作品は特にその色合いが濃く、しかも一風変わったお金持ちの家ばかりなので、いっそう非現実的な設定になっています。
 中には、この世界観がしんどいと思う読者もおられるかもしれませんが、私は本書を大いに楽しみ、著者の力量に感心しました。満足できる、すばらしい作品集であり、とてもお薦めしたい本です。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821
No.167
(5pt)

1話1話、極めて高い完成度。すばらしい。

5話から成る短編集です。各話は、タイプがそれぞれ異なるお金持ちの家を舞台にした事件を描いており、かなり非現実的な独特の雰囲気が立ち込めた世界が展開します。そして、それぞれの事件は、名家のお嬢様たちが集う大学内の読書サークル「バベルの会」につながっています。

 私は、5話の話を一夜ずつ読み進め、その濃密な世界観を楽しみました。どの話も緊密に描かれた、極めて完成度の高い、すばらしい作品です。
 1話60ページ程度の短編の中で、現実にはあり得ないような独特の舞台設定を行える著者の筆力は流石と感じます。そして、各話ごとに、ハッと息をのむエンディングがあるのはスゴイ!と思ってしまいます。特に「玉野五十鈴の誉れ」のラストはしびれます。
 さらに「儚い羊たちの晩餐」で一気に「バベルの会」が迫ってくる、短編集としての完成度にも感じ入ります。

 米澤穂信作品は独特のほの暗い息苦しい空気感があり、私はとても好きなのですが、本作品は特にその色合いが濃く、しかも一風変わったお金持ちの家ばかりなので、いっそう非現実的な設定になっています。
 中には、この世界観がしんどいと思う読者もおられるかもしれませんが、私は本書を大いに楽しみ、著者の力量に感心しました。満足できる、すばらしい作品集であり、とてもお薦めしたい本です。
儚い羊たちの祝宴 Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴より
4103014725
No.166
(5pt)

始めちょろちょろ

「満願」を読んで、なかなか良かったのでこの本を手にしました。
どこにでもあるような家庭ではなく、すべてが絵空事のような名家が舞台のためリアリティがなく、
これは失敗したと後悔しかけたのですが、読む内にその「似非リアリティ」の中に徐々に引きこまれ、
そして「始めちょろちょろ・・・」で暗示される作品では、見事に肝を冷やされました。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)より
4101287821