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七度狐



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【この小説が収録されている参考書籍】
七度狐 (創元クライム・クラブ)
七度狐 (創元推理文庫)

七度狐の評価: 3.88/5点 レビュー 16件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(4pt)

落語と事件の絶妙なコラボ

ともかく面白くて時のたつのを忘れて読み進めてしまいます。落語のストーリーの奥深さと事件の展開を絶妙に絡めて息も尽かせぬ迫力があります。主人公緑の心理描写、上司の牧編集長の魅力的な推理力も素晴らしい。
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No.15:
(4pt)

落語の「七度狐」をもっと聴きこんでいたら楽しめたかもしれません

「三人目の幽霊」に次ぐ落語シリーズ。
前作は短編集でしたが、
今回は嵐のせいで孤立した山奥の集落が舞台の長編でした。
(著者初らしい)
舞台となる旅館の間取り図もあり、登場人物一覧もあり、
次々に死体が見つかり、薄味の横溝正史風味でした。

購入前にストーリーを確認していなかったので、
扉に書かれた概略を読んでいて驚きました。

横書きで書かれている文章は日本語なのに
読点(、)ではなく、カンマ(,)でした。
出版元が東京創元社だったので、そうなってしまうのでしょうか。
本編にはまったく関係ありませんが。
解説は力み過ぎて読み疲れました。
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No.14:
(4pt)

最後の最後まで楽しませて貰えるミステリーです。

面白かったです、一気に読了しました。最後まで結末がわからないオーソドックスなミステリーで、散りばめられた過去からの伏線も最後に回収されました。月桂冠大倉社長の新聞での書評でこの本を知りました(作者とは従兄弟同士との事です)。短編が多い作者のようですが、このような仕掛けのある長編を発表して貰えればと個人的には思います。
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No.13:
(5pt)

am am

個人的にも好きな作家だが、本格的な長編推理小説として、推薦できると思う。
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No.12:
(2pt)

う~ん、どうかなぁ

犯人くさい人間がそのまま犯人。
シチュエーションイが不自然だし、後味が悪い。
おどろおどろしく落語のもつ世界観と合っていないような...。
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No.11:
(3pt)

残酷なシーンが多い。

大倉作品の中で,
残酷さNo.1
読んでいて,ついていけない自分がいました。
大倉さん,さようなら(二度と彼の作品を
読まないでしょう)
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No.10:
(4pt)

水準作

落語界を舞台に起こる連続殺人を描いていますが、若干無理があるかなと。
ネタばれになるので書きませんが、殺人の舞台を作られるまでの筋運びや、やこの人が○○だったってどうしてばれなかったの?という点など、いささか説得力に欠けていたように思います。
とはいうものの、一つ一つの文章はこなれていて読み安いので、軽い読み物を探している人には十分お勧めできると思います。

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No.9:
(4pt)

落語の世界の恐ろしさが迫ってきます

粗筋にもあるように「雪の山荘」のアレンジで、豪雨で孤立した集落で起きた連続殺人、それも「七度狐」の演目に出てくる
「だまし」に見立てた「見立て殺人」ものです。
著者の初めての長編本格推理小説らしいですが、なかなか見事な構成でした。「クローズド・サークル」「見立て」に加えて、
名探偵が乗りこめない状況で、ワトスン役が奮闘し途中までは電話で情報をやりとりする「安楽椅子探偵」のアレンジにもなっています。
いろいろな本格テイストをこれでもかと盛り込みながら、落語の芸やそれにまつわる人々の妄執もきっちり描いて、かなりの力作でした。

序盤での謎のちりばめかたも、パターンが様々で、こんなに謎をばらまいて回収は大丈夫かな?と思わせますが、
時代を超える謎なんかもしっかり回収して、お見事です。


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No.8:
(4pt)

芸への執念

2003年に出た単行本の文庫化。
 落語シリーズの第2弾となる長編ミステリである。
 今回のモチーフはタイトルのとおり「七度狐」。これを見立て殺人にしていくのだが、ストーリー構成やトリックと緊密に絡み合った「謎」となっており、最後まで楽しめる一冊であった。
 もうひとつポイントとなっているのは、落語という「芸」にかける執念である。登場する落語家たちがみな異常なほどで、ここまでやるかという感じ。
 落語好きにはもちろん、良く知らないというひとにも楽しめる佳篇と思う。

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No.7:
(4pt)

芸への執念

2003年に出た単行本の文庫化。
 落語シリーズの第2弾となる長編ミステリである。
 今回のモチーフはタイトルのとおり「七度狐」。これを見立て殺人にしていくのだが、ストーリー構成やトリックと緊密に絡み合った「謎」となっており、最後まで楽しめる一冊であった。
 もうひとつポイントとなっているのは、落語という「芸」にかける執念である。登場する落語家たちがみな異常なほどで、ここまでやるかという感じ。
 落語好きにはもちろん、良く知らないというひとにも楽しめる佳篇と思う。
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No.6:
(4pt)

落語サスペンス

大学卒業後、希望の出版社に就職できたものの、今まで無縁だった落語に関する専門誌「季刊落語」編集部に配属され、毎日が修行に明け暮れることになった間宮緑。突然、上司の牧に春華亭古秋一門会の取材を命ぜられ、静岡の杵槌村に向かう。とてもとても辺鄙な村だ。その1軒どうにか残った宿で、名人古秋とその息子の落語家3人の一門会が行われ、雑音に惑わされることなく、跡取りを決めるのだという。宿で行なわれている稽古の緊張感は半端ではない。ところが、会の開始直前、村は豪雨に襲われて文字通りの陸の孤島と化してしまう。そして、雨の中、1人目の惨殺死体が発見される。村の駐在は頼りないことこの上なく、緑はどうにか通じる電話で牧に事情を説明して指示を仰ぐのだが、そんな中、2人目の犠牲者がでて、これは見立て殺人ではないか?と、緑たちは恐怖に震える。犯人は?そして作者のデビュー作「三人目の幽霊」は、緑と牧が、寄席でおきた不思議な出来事や、生活に密接した事件を解き明かしていく、どちらかといえば楽しいミステリー短編集でしたが、本作品は、何人も惨殺される本格ミステリーとなっています。横溝作品をも髣髴とさせるシーンもあり、また落語がきちんとキーになっていて、非常に満足できました。私は落語に詳しくなく、落語についての知識がないのが非常に悔やまれますが、知識がなくても十分楽しめる推理小説だと思います。変な言い方になりますが、本格推理小説には、文脈の流れを断ち切るように突然辞書にもでてこないような難解な単語が使われていたりして、時に日本語のぎこちなさを感じるものが多いのですが、作者の日本語はとてもスムーズに流れ、とても読み易いです。
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No.5:
(4pt)

落語サスペンス

大学卒業後、希望の出版社に就職できたものの、今まで無縁だった落語に関する専門誌「季刊落語」編集部に配属され、毎日が修行に明け暮れることになった間宮緑。突然、上司の牧に春華亭古秋一門会の取材を命ぜられ、静岡の杵槌村に向かう。とてもとても辺鄙な村だ。その1軒どうにか残った宿で、名人古秋とその息子の落語家3人の一門会が行われ、雑音に惑わされることなく、跡取りを決めるのだという。宿で行なわれている稽古の緊張感は半端ではない。ところが、会の開始直前、村は豪雨に襲われて文字通りの陸の孤島と化してしまう。そして、雨の中、1人目の惨殺死体が発見される。村の駐在は頼りないことこの上なく、緑はどうにか通じる電話で牧に事情を説明して指示を仰ぐのだが、そんな中、2人目の犠牲者がでて、これは見立て殺人ではないか?と、緑たちは恐怖に震える。犯人は?
そして
作者のデビュー作「三人目の幽霊」は、緑と牧が、寄席でおきた不思議な出来事や、生活に密接した事件を解き明かしていく、どちらかといえば楽しいミステリー短編集でしたが、本作品は、何人も惨殺される本格ミステリーとなっています。横溝作品をも髣髴とさせるシーンもあり、また落語がきちんとキーになっていて、非常に満足できました。
私は落語に詳しくなく、落語についての知識がないのが非常に悔やまれますが、知識がなくても十分楽しめる推理小説だと思います。変な言い方になりますが、本格推理小説には、文脈の流れを断ち切るように突然辞書にもでてこないような難解な単語が使われていたりして、時に日本語のぎこちなさを感じるものが多いのですが、作者の日本語はとてもスムーズに流れ、とても読み易いです。
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No.4:
(3pt)

まあまあかな

いわゆる「雪の山荘」ものです。落語が題材のちょっとかわったミステリーです。ストーリーは、練られていて、それなりに面白いんですけど、ミステリーの部分を期待して読むと、どうかな。まあ、落語にちょっと興味がわいたので、こんど、落語をきいてみようかなっと。
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No.3:
(3pt)

やり過ぎが裏目

物語の終盤に突如現れた探偵役がいきなり見つけた「手掛かり」、なぜ戦後数十年間も店晒しになっていたのでしょうか。作者が設定した世界の中でも、警察・マスコミは一生懸命活動しているはずです。「閉ざされた空間」ができ上がるのも、見立てで人殺しが行われるのも結構ですが、こういう形でのリアリティがないのにはどうかと思います。謎解きそのものはスムーズであるのに、物語にコクを出すための設定が裏目に出たと言えましょう。
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No.2:
(5pt)

面白い!

傑作短編集『三人目の幽霊』の続編にして、待望の長編作品。非現実的な舞台設定やメタ推理などの過度な<実験作>が跋扈する中、あくまで古風な「ものがたり」にこだわり、『獄門島』を彷彿とさせる昔ながらの、しかし新鮮なミステリを書き上げた著者に、心からの敬意と感謝を表したい。
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No.1:
(5pt)

面白い!

傑作短編集『三人目の幽霊』の続編にして、待望の長編作品。非現実的な舞台設定やメタ推理などの過度な<実験作>が跋扈する中、あくまで古風な「ものがたり」にこだわり、『獄門島』を彷彿とさせる昔ながらの、しかし新鮮なミステリを書き上げた著者に、心からの敬意と感謝を表したい。
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