(短編集)

東京物語

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

東京物語の評価:

4.31/5点 レビュー 86件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.31pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全137件 41〜60 3/7ページ
No.97
(5pt)

50歳代の必読書です!懐かしさがこみ上げてくる傑作です。

学生時代の出来事が次々と思い出され、懐かしさがこみあげて来ました。授業のあと、毎日友人とつるんで渋谷の街を遊びまわっていて、時間をつぶしていました。けれど、そんな一見無駄な毎日が、今の自分の性格形成につながっている。そんなことを思い出させてくれたのが、「東京物語」でした。
                         ◇
 小説にはテーマがあって、それを書き綴るために時代背景や考証を調べる。普通小説はその様に書かれるのではないでしょうか。けれど「東京物語」は、先に出来事があり、そこにストーリーを組み込んだ感じなのです。
 そのくらい当時の出来事や流行や若者の思いが取り入れられていまする。しかし、心配しないでいただきたい。時代背景が主でストーリーが従だと言っても、「友人との関わり」、「親会社や上司の無理難題」、「強いられたお見合い」、「独立後の生活」など、綴られたストーリーの一つひとつが本当に楽しいのです。あるあるです。
                         ◇
「ビラ配りの人から紙切れを差し出され、反射的に受け取っていた。ゲームセンターのもので最新の《ブロック崩し》ゲーム機を五十台も入荷したと書いてあった」
「鈴木が帰ってきた。『ただいま』こっちは覇気がない。トロいくせしてボートハウスのトレーナーを着ていた。青山のショップに並んで買ったのだろう。その労力をなんで仕事に回さないのよと皮肉を言いたくなる」
「『まったくね。あーあ、どこかに気前のいい女子行員はいねえかなあ』カメラマンのジョークにみんなで笑った。最近、銀行の預金係がオンラインを悪用して一億円も男に貢ぐ事件があり、世間を騒がせていたのだ」
「この三行目の《ならば今夜はトーキング・ヘッズのポリリズムに打ちのめされてみようではないか》って何よ。いったに何人のユーザーがトーキング・ヘッズなんか知ってるのよ。《略》自分の趣味を押し付けてどうするの。そうだろう?」
「『こっちだってろくに化粧もしとらんし、葬儀にでも行くような黒い服着て――』母親同士が甲高い声で互いに子どもをけなしあっている。洋子という多分コム・デ・ギャルソンの服を着た女を見た。不機嫌そうに下を向いていた」
 こんな記述が所々あります。50歳代の方、懐かしいでしょう。
                          ◇
 当時の記憶を呼び覚ましてくれ、私はタイムスリップして楽しむことができました。
 トーキング・ヘッズのポリリズムに打ちのめされてみたくなって、聞き返したことをお伝えしておきます。
東京物語 Amazon書評・レビュー: 東京物語より
4087745198
No.96
(5pt)

50歳代の必読書です!懐かしさがこみ上げてくる傑作です。

学生時代の出来事が次々と思い出され、懐かしさがこみあげて来ました。授業のあと、毎日友人とつるんで渋谷の街を遊びまわっていて、時間をつぶしていました。けれど、そんな一見無駄な毎日が、今の自分の性格形成につながっている。そんなことを思い出させてくれたのが、「東京物語」でした。
                         ◇
 小説にはテーマがあって、それを書き綴るために時代背景や考証を調べる。普通小説はその様に書かれるのではないでしょうか。けれど「東京物語」は、先に出来事があり、そこにストーリーを組み込んだ感じなのです。
 そのくらい当時の出来事や流行や若者の思いが取り入れられていまする。しかし、心配しないでいただきたい。時代背景が主でストーリーが従だと言っても、「友人との関わり」、「親会社や上司の無理難題」、「強いられたお見合い」、「独立後の生活」など、綴られたストーリーの一つひとつが本当に楽しいのです。あるあるです。
                         ◇
「ビラ配りの人から紙切れを差し出され、反射的に受け取っていた。ゲームセンターのもので最新の《ブロック崩し》ゲーム機を五十台も入荷したと書いてあった」
「鈴木が帰ってきた。『ただいま』こっちは覇気がない。トロいくせしてボートハウスのトレーナーを着ていた。青山のショップに並んで買ったのだろう。その労力をなんで仕事に回さないのよと皮肉を言いたくなる」
「『まったくね。あーあ、どこかに気前のいい女子行員はいねえかなあ』カメラマンのジョークにみんなで笑った。最近、銀行の預金係がオンラインを悪用して一億円も男に貢ぐ事件があり、世間を騒がせていたのだ」
「この三行目の《ならば今夜はトーキング・ヘッズのポリリズムに打ちのめされてみようではないか》って何よ。いったに何人のユーザーがトーキング・ヘッズなんか知ってるのよ。《略》自分の趣味を押し付けてどうするの。そうだろう?」
「『こっちだってろくに化粧もしとらんし、葬儀にでも行くような黒い服着て――』母親同士が甲高い声で互いに子どもをけなしあっている。洋子という多分コム・デ・ギャルソンの服を着た女を見た。不機嫌そうに下を向いていた」
 こんな記述が所々あります。50歳代の方、懐かしいでしょう。
                          ◇
 当時の記憶を呼び覚ましてくれ、私はタイムスリップして楽しむことができました。
 トーキング・ヘッズのポリリズムに打ちのめされてみたくなって、聞き返したことをお伝えしておきます。
東京物語 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京物語 (集英社文庫)より
408747738X
No.95
(4pt)

バブル前夜を知らない世代にもオススメの青春小説

名古屋から上京した若者の青春グラフィティー。奥田英朗の文体は自然で読み易く、軽やかだが味わい深い。僕はこの作家の文章が好きだ。
 主人公の田村久雄、作者の奥田英朗、そして僕は同年輩である。久雄が東京で過ごす70年代末~80年代は、僕が20代を過ごした十年間とほぼ重なる。ジョン・レノン殺害、ウォークマン、雑誌ブルータス、キャンディーズ解散コンサート、幻の名古屋オリンピック、ロス疑惑、アルマーニ、地上げ屋、そして最終章のベルリンの壁崩壊。あの時代のイコンが次々に登場し、リアルタイムを経験した者にとっては懐かしいこと極まりない。しかし本作は懐古趣味に終始している訳ではない。若さの持つエネルギー、純情、葛藤、傲慢、やるせなさ等が瑞々しく描かれており、いつの時代の若者にも当て嵌まる普遍性をも兼ね備えているのだ。驚天動地の大傑作ではないかもしれないが、読後感の爽やかな青春小説であり、同年代の読者は固より、80年代を知らない世代にも広く薦めることの出来る作品である。
 主人公の人物造形は見事で、読み進むうちに彼に感情移入し、自然と彼を応援している自分に気づく。主人公を取り巻く人々も魅力的だが、とりわけ女たちがビビッドで素敵だ。就中、僕は第5章のハイヒールの彼女に完全にやられてしまった。こんなにイイ女を逃すなんて、何やってんだ、久雄!この空け者めがっ!
東京物語 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京物語 (集英社文庫)より
408747738X
No.94
(4pt)

バブル前夜を知らない世代にもオススメの青春小説

名古屋から上京した若者の青春グラフィティー。奥田英朗の文体は自然で読み易く、軽やかだが味わい深い。僕はこの作家の文章が好きだ。
 主人公の田村久雄、作者の奥田英朗、そして僕は同年輩である。久雄が東京で過ごす70年代末~80年代は、僕が20代を過ごした十年間とほぼ重なる。ジョン・レノン殺害、ウォークマン、雑誌ブルータス、キャンディーズ解散コンサート、幻の名古屋オリンピック、ロス疑惑、アルマーニ、地上げ屋、そして最終章のベルリンの壁崩壊。あの時代のイコンが次々に登場し、リアルタイムを経験した者にとっては懐かしいこと極まりない。しかし本作は懐古趣味に終始している訳ではない。若さの持つエネルギー、純情、葛藤、傲慢、やるせなさ等が瑞々しく描かれており、いつの時代の若者にも当て嵌まる普遍性をも兼ね備えているのだ。驚天動地の大傑作ではないかもしれないが、読後感の爽やかな青春小説であり、同年代の読者は固より、80年代を知らない世代にも広く薦めることの出来る作品である。
 主人公の人物造形は見事で、読み進むうちに彼に感情移入し、自然と彼を応援している自分に気づく。主人公を取り巻く人々も魅力的だが、とりわけ女たちがビビッドで素敵だ。就中、僕は第5章のハイヒールの彼女に完全にやられてしまった。こんなにイイ女を逃すなんて、何やってんだ、久雄!この空け者めがっ!
東京物語 Amazon書評・レビュー: 東京物語より
4087745198
No.93
(3pt)

まあまあ

名古屋から東京へ出てきたコピーライターの青春を描いた作品ということになるでしょう。
特に大きな事件があるわけでも無く、少し大学時代と行ったり来たりしながら、日常生活が描かれていきます。
それぞれの小さなエピソードは、うまく描かれていると思いますが、続きがどんどん気になるというような話でもありません。
一番に読むべき作品でもないように思いました。
東京物語 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京物語 (集英社文庫)より
408747738X
No.92
(3pt)

まあまあ

名古屋から東京へ出てきたコピーライターの青春を描いた作品ということになるでしょう。
特に大きな事件があるわけでも無く、少し大学時代と行ったり来たりしながら、日常生活が描かれていきます。
それぞれの小さなエピソードは、うまく描かれていると思いますが、続きがどんどん気になるというような話でもありません。
一番に読むべき作品でもないように思いました。
東京物語 Amazon書評・レビュー: 東京物語より
4087745198
No.91
(3pt)

70-80年代を過ごした人向け

青春物。70年代後半から80年代後半に物心ついていれば色々と懐かしく読めるのではないか。
東京物語 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京物語 (集英社文庫)より
408747738X
No.90
(3pt)

70-80年代を過ごした人向け

青春物。70年代後半から80年代後半に物心ついていれば色々と懐かしく読めるのではないか。
東京物語 Amazon書評・レビュー: 東京物語より
4087745198
No.89
(4pt)

面白い

奥田英朗の傑作のひとつ。共感できる部分が多数あり、楽しく読めました。
東京物語 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京物語 (集英社文庫)より
408747738X
No.88
(4pt)

面白い

奥田英朗の傑作のひとつ。共感できる部分が多数あり、楽しく読めました。
東京物語 Amazon書評・レビュー: 東京物語より
4087745198
No.87
(5pt)

この街に生きることを決めた君へ ぼくの「東京物語」。

tokyostreetsnapのこの街に生きることを決めた君へ ぼくの「東京物語」。 ってのを読んで気になって購入。
表紙が日々ロックの榎屋克優先生だったってのも決め手!
奥田英朗さんの半自伝的な小説なんだろうなって。
奥田英朗さんの小説はいくつか読みましたが、心の奥に響く何かがあります。
素直に心に入ってきてくれる言葉使いが好きです。
東京物語 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京物語 (集英社文庫)より
408747738X
No.86
(5pt)

この街に生きることを決めた君へ ぼくの「東京物語」。

tokyostreetsnapのこの街に生きることを決めた君へ ぼくの「東京物語」。 ってのを読んで気になって購入。
表紙が日々ロックの榎屋克優先生だったってのも決め手!
奥田英朗さんの半自伝的な小説なんだろうなって。
奥田英朗さんの小説はいくつか読みましたが、心の奥に響く何かがあります。
素直に心に入ってきてくれる言葉使いが好きです。
東京物語 Amazon書評・レビュー: 東京物語より
4087745198
No.85
(3pt)

読後感よし

こういう物語は好きですね。どこがいいのかうまく言えませんが。
私が同志社ラグビーのファンだからでしょうか。
釜石との最後の試合は大漁旗と同志社の紫小旗が秩序なくはためくバックスタンドから見ていました。
本書ではこの試合を街頭テレビで観戦する人たちの様子が細かく描かれていました。
あの日東京は快晴でしたね。そんなことを懐かしく思い出しました。
ほかに印象に残ったのはキャンディーズ解散コンサートを絡めた物語です。
東京物語 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京物語 (集英社文庫)より
408747738X
No.84
(3pt)

読後感よし

こういう物語は好きですね。どこがいいのかうまく言えませんが。
私が同志社ラグビーのファンだからでしょうか。
釜石との最後の試合は大漁旗と同志社の紫小旗が秩序なくはためくバックスタンドから見ていました。
本書ではこの試合を街頭テレビで観戦する人たちの様子が細かく描かれていました。
あの日東京は快晴でしたね。そんなことを懐かしく思い出しました。
ほかに印象に残ったのはキャンディーズ解散コンサートを絡めた物語です。
東京物語 Amazon書評・レビュー: 東京物語より
4087745198
No.83
(5pt)

良かったです

混紡等に問題はありません。面白い内容のホンダと感じつつ読み終えてしまいました。
東京物語 Amazon書評・レビュー: 東京物語より
4087745198
No.82
(5pt)

良かったです

混紡等に問題はありません。面白い内容のホンダと感じつつ読み終えてしまいました。
東京物語 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京物語 (集英社文庫)より
408747738X
No.81
(4pt)

面白いです

オリンピックの身代金を読んでいても思いましたが,
自分はこの時代をリアルタイムで生きたわけではないのに,
なぜこんなにも情景が浮かぶのだろう,と不思議に思いました。
久雄の行動に自分にも思い当たる節があって少しどきりとしたりもします。
どの作品を読んでも情景描写などがシンプルで読みやすいし,
いつのまにかひきこまれます。この人の作品を読んでいると他のほとんど小説が
すべてリアリティがない,変にこじゃれた文体,話し言葉に見えてきてしまう…
東京物語 Amazon書評・レビュー: 東京物語より
4087745198
No.80
(4pt)

面白いです

オリンピックの身代金を読んでいても思いましたが,
自分はこの時代をリアルタイムで生きたわけではないのに,
なぜこんなにも情景が浮かぶのだろう,と不思議に思いました。
久雄の行動に自分にも思い当たる節があって少しどきりとしたりもします。
どの作品を読んでも情景描写などがシンプルで読みやすいし,
いつのまにかひきこまれます。この人の作品を読んでいると他のほとんど小説が
すべてリアリティがない,変にこじゃれた文体,話し言葉に見えてきてしまう…
東京物語 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京物語 (集英社文庫)より
408747738X
No.79
(5pt)

自叙伝なのかな…? でも非常に良かった!

奥田英朗の作品はかなり当たり外れがある、というのが実感だが、本作は「当たり」です。

丁度奥田氏の青春時代と作品の年代が一致しているので、まったくその通りとは言わない
までも、自叙伝に近い感覚なのかな…と思いました。
東京物語 Amazon書評・レビュー: 東京物語より
4087745198
No.78
(5pt)

自叙伝なのかな…? でも非常に良かった!

奥田英朗の作品はかなり当たり外れがある、というのが実感だが、本作は「当たり」です。

丁度奥田氏の青春時代と作品の年代が一致しているので、まったくその通りとは言わない
までも、自叙伝に近い感覚なのかな…と思いました。
東京物語 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 東京物語 (集英社文庫)より
408747738X