塔の断章
評判
塔の断章の評価:
2.60/5点 レビュー 10件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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塔の断章の評価:
2.60/5点 レビュー 10件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
社長令嬢で、スタッフの一員でもあった香織が、別荘の尖塔から墜落死していた。
その上、彼女は、妊娠していたのだ。
香織の兄・秀一は、制作スタッフのリーダー・天童に事件の調査を依頼する
と同時に、『機械の森』の原作者・辰巳まるみに、事件の小説化を依頼した……。
「塔の序章」、「塔の断章」、「塔の終章」の三部構成。
なかでも「塔の断章」は、時系列順に並べられていない断片的な
挿話が次々に配されていく、という特異な形式が採られています。
目まぐるしく場面転換されるため、鬱陶しく感じる向きもあるかもしれません
が、大した分量でもないので、個人的には、それほど気になりませんでした。
さて、本作のメイントリックの一つは、いわゆる叙述トリック。
当然それを警戒してるだろう読者をミスリードすべく、作者はいくつかの
「罠」を用意しています(「辰巳まるみ」という筆名は、少々露骨かもw)。
それらに読者の注意を引きつけ、別の箇所に叙述トリックを仕掛けることで、事件の真相
を、ひいては本作全体の構造を、読者に気づかせない仕組みにしている、というわけです。
ただ、ミステリを読み慣れた人の目を意識しすぎたため、作者
が凝らした細やかな技巧が、いささか空回りしているのも事実。
そのために、自作解説まで書く羽目になってしまいましたw