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忌少女 きしょうじょ
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忌少女 きしょうじょの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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| 本書は、禁じられた遊びシリーズの一部であり、主人公の美雪が中学生時代に遭遇する苦難と彼女の特殊な能力に焦点を当てた作品。 この物語は、美雪がクラスメイトからの陰湿ないじめに直面し、その過程で彼女の能力が暴走し始める様子を描いている。 読者は美雪の内面の葛藤と成長を追体験し、彼女がどのようにして後の事件に至るのかを目の当たりにする。 美雪の能力は、死んだものを生き返らせるというもので、この力が彼女の人生にどのような影響を与えるのかが物語の中心的なテーマ。 彼女の能力は、周囲の人々にとっては理解しがたいものであり、美雪自身もその力のコントロールに苦労する。 この能力が引き起こす様々な出来事は、読者にとって衝撃的であり、同時に考えさせられるもの。 物語は、美雪の孤独感と彼女が感じる社会からの疎外感を巧みに表現しており、いじめや孤立といった重要な社会問題にも光を当てている。 美雪のキャラクターは非常に複雑で、彼女の行動や決断には多くの感情が絡み合っている。 読者は美雪の苦悩を共感しながらも、彼女の選択に対して疑問を抱くと思う。 著者の筆致は、美雪の心理描写に深みを与え、物語にリアリティをもたらしている。 著者の文体は読みやすく、ページをめくる手が止まらなくなる。 物語の展開は予測不可能で、最後まで読者を引きつける。 本書は心理的なホラーとしての要素を持ちつつ、人間の内面の闇と光を探求する作品だと感じた。 美雪の物語は、読者に深い印象を残し、物語が終わった後も長く心に残る。 | ||||
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| うーん 前半は面白いんだけど、展開が稚拙というか 設定自体は興味深いんだけどね 小中学生が読んで騒ぐのには良いかも | ||||
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| 今は上映されている 禁じられた遊びの臼庭美雪の学生時代の不思議な体験が描かれている作品です | ||||
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| 元々、著者のデビュー作の『禁じられた遊び』を読み、後日譚となる『カケラ女』を読んだ後に本作『忌少女』を読みました。 世間一般にいうフィクションの小説は作り話を如何に現実のように感じさせて感動なり共感なりを得るように作るか?または作り話である部分を武器にして如何にエンタメとして楽しませるか?だと思いますが、この著書の作品は典型的な後者のタイプの小説です。 言えば恋愛とか冒険とかのジャンルよりもより日常から乖離した世界観であり逆に日常と表裏一体になっていると言っても過言ではないホラー・超常現象的な物語。 『禁じられた遊び』が何気無い日常から歯車が上手く噛み合わなくなった感じで徐々に狂って行く感じだったのに対して『カケラ女』はなんとなく都市伝説的であり読み進めて行く中で『禁じられた遊び』の続編である展開(個人的には話が繋がっていると知った時に世界観が広がったというよりネタばらしされた感じがあって興醒めしたが)、『忌少女』は最初から『禁じられた遊び』の前日譚として言われている物を読んだので予備知識アリで見てみたやつ。 ホラーと言えばホラーだが、いわゆる心霊スポットが〜とか◯◯さんがこんな体験をしました〜のような怪談的な物語ではなく、超能力と『ペットセメタリー』やゾンビ映画的な要素をMIXしたネガティヴな物語にプラスして超能力を持った少女がちょいちょいツラい目に遭う話の認識がある。 超能力という目に見えない力で中々わかりづらいモノを死者を生き返らせるとか、生霊化するとか、作中にある感情が暴走した時に他者を攻撃する武器になったりとわかり易くも薄っぺらい例で表現したのは稚拙ながら上手いやり方だったかな? 目に見えない能力だからこそ似て非なるホラーとの親和性も高いのかも知れない。 ただ、なんとなく不満なのは『カケラ女』よりも直接的に登場人物が重複するという部分で『禁じられた遊び』の世界観の時間軸が拡がった感じがありシリーズを拡充した感はあるが、主人公である臼庭美雪はアレ?コイツ、サイコパスなの?ってぐらい身勝手なのと登場人物のキャラが使い捨てみたいに薄っぺら……なんと言っても母親や担任教師はずっと物語に登場し続けているのに、見せ場があるのに印象が薄い。 読めなくないが凄く薄っぺらな物語で、もう少し立体的に構築された物語になれば面白くなると思うが、この手の小説では無理か? エンタメ的にも中途半端で残念。 | ||||
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| ホラー要素はありますが、一人のつらい少女の話 | ||||
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| 禁じられた遊びでもそうだったが、自己中なところがやっぱり美雪だなーと思いました。 十和子は気の毒でした。 | ||||
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| 筆者の禁じられた遊びが面白かったので読みました 禁じられた遊びの前日譚です 先に禁じられた遊びを読むことをお勧めしますが、こちらを先に読んでも十分楽しめると思います | ||||
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| デビュー作が映像化プジェクト進行中である新鋭ホラー作家の4作目です。 本作は映像化プロジェクトが進んでいるデビュー作『禁じられた遊び』の前日譚なります。『カケラ女』が後日譚なので、3作は繋がっています。 舞台は1999年。主人公は『禁じれらた遊び』で母となる臼庭深雪です。彼女はある特殊な能力を持っています。彼女は基本的に善人であるゆえに、その特殊な能力を使ってしまい、かえって禍を引き寄せてしまいます。 彼女の能力が、さらに彼女自身を追い詰めていきます。 このシーンひとつひとつが、痛くて、心に突き刺さります。 怖いだけでなく、ラストにはどんでん返しが待っています。ホラーといってもドロドロとして最後ではなく、読後感も良いです。 構成面ですが、本作はかなり細かいところまで作りこまれています。 主人公は母子家庭なのですが、自分は「母子の繋がりを強調するために父を登場させないのだな」と判断していたら、物語の終盤になって母子家庭の真の意味が明らかにされます。しかも、驚きのドンデン返しが待っています。 という感じで、さり気ない日常シーンや設定の中に、後に繋がる伏線がふんだんに盛り込まれています。 偶然で片付けてしまいそうなところも、全て必然になるように設計されています。 著作の4作のうち、間違いなくベストだと思います。 いまノリにノッテいるホラー作家の作品を読みたいひとのために! | ||||
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