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忌少女 きしょうじょ



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【この小説が収録されている参考書籍】
忌少女 きしょうじょ (ディスカヴァー文庫)

忌少女 きしょうじょの評価: 3.75/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(1pt)

期待はずれ

うーん
前半は面白いんだけど、展開が稚拙というか
設定自体は興味深いんだけどね
小中学生が読んで騒ぐのには良いかも
忌少女 きしょうじょ (ディスカヴァー文庫)Amazon書評・レビュー:忌少女 きしょうじょ (ディスカヴァー文庫)より
4799328336
No.1:
(2pt)

『禁じられた遊び』シリーズ 前日譚の部

元々、著者のデビュー作の『禁じられた遊び』を読み、後日譚となる『カケラ女』を読んだ後に本作『忌少女』を読みました。
世間一般にいうフィクションの小説は作り話を如何に現実のように感じさせて感動なり共感なりを得るように作るか?または作り話である部分を武器にして如何にエンタメとして楽しませるか?だと思いますが、この著書の作品は典型的な後者のタイプの小説です。
言えば恋愛とか冒険とかのジャンルよりもより日常から乖離した世界観であり逆に日常と表裏一体になっていると言っても過言ではないホラー・超常現象的な物語。
『禁じられた遊び』が何気無い日常から歯車が上手く噛み合わなくなった感じで徐々に狂って行く感じだったのに対して『カケラ女』はなんとなく都市伝説的であり読み進めて行く中で『禁じられた遊び』の続編である展開(個人的には話が繋がっていると知った時に世界観が広がったというよりネタばらしされた感じがあって興醒めしたが)、『忌少女』は最初から『禁じられた遊び』の前日譚として言われている物を読んだので予備知識アリで見てみたやつ。
ホラーと言えばホラーだが、いわゆる心霊スポットが〜とか◯◯さんがこんな体験をしました〜のような怪談的な物語ではなく、超能力と『ペットセメタリー』やゾンビ映画的な要素をMIXしたネガティヴな物語にプラスして超能力を持った少女がちょいちょいツラい目に遭う話の認識がある。
超能力という目に見えない力で中々わかりづらいモノを死者を生き返らせるとか、生霊化するとか、作中にある感情が暴走した時に他者を攻撃する武器になったりとわかり易くも薄っぺらい例で表現したのは稚拙ながら上手いやり方だったかな?
目に見えない能力だからこそ似て非なるホラーとの親和性も高いのかも知れない。
ただ、なんとなく不満なのは『カケラ女』よりも直接的に登場人物が重複するという部分で『禁じられた遊び』の世界観の時間軸が拡がった感じがありシリーズを拡充した感はあるが、主人公である臼庭美雪はアレ?コイツ、サイコパスなの?ってぐらい身勝手なのと登場人物のキャラが使い捨てみたいに薄っぺら……なんと言っても母親や担任教師はずっと物語に登場し続けているのに、見せ場があるのに印象が薄い。
読めなくないが凄く薄っぺらな物語で、もう少し立体的に構築された物語になれば面白くなると思うが、この手の小説では無理か?
エンタメ的にも中途半端で残念。
忌少女 きしょうじょ (ディスカヴァー文庫)Amazon書評・レビュー:忌少女 きしょうじょ (ディスカヴァー文庫)より
4799328336

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