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一千億のif
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一千億のifの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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●第二話までは長々と続く戦時中の曾祖父の足跡調査や資料の精査。過去に思いを馳せるのも一つの タイムトラベルSFなのだろうと早合点。それにしてもスローテンポで悠長すぎる。このまま投了しよ うかと・・・(★1個)。しかしもう少し、あと1ページ読み進めてみようと辛抱する。 第三話で俄然サスペンス度が濃厚になり、一気読み。史実にフィクションを巧みに織り交ぜ、壮大 なロマンに誘って見せた。著作の中で最も完成度の高いミステリー作品であり、途中で放り投げずに 良かった。 | ||||
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評価が良かったので彼の三冊全部買ってみた。 | ||||
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短編連作でありなが全編を通して大きな謎が浮かび上がっていく構成。主人公の坂堂雄基は大学の研究室で歴史研究を専門とする有賀准教授、小春とともに歴史のifを調査する。第一話では太平洋戦争時の戦闘機に纏わる坂堂家の過去がテーマで読ませるが、雄基の曽祖父が持ち帰ったあるものがきっかけとなり第二話以降は違う展開に。あるものを巡り人類学に関わる壮大な謎が展開され、驚くべき真相が… 歴史ミステリーにSFと冒険要素を組み合わせた斬新な着想と謎の転がし方が興味深く、一気に読み終えた。特に後半は作者の趣味?全開で話がどんどん大きくなっていく。明治時代の大英帝国の陰謀、人類学上の大発見、戦艦や戦闘機の蘊蓄満載のフルコース。エンタメの面白さを詰め込んだ歴史ミステリにお腹いっぱい満足しました。 このキャラクターたちを生かして時空探偵ものの長編もぜひ読んでみたいです。 | ||||
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前半(第一話)は歴史ミステリの王道で、ラストに明かされる事実が胸に迫ります。第二話からはSFミステリ、そして冒険小説の趣になり、これでもかと繰り出される驚きのネタに圧倒されたり、ニヤリとさせられたり。そのどれが真実になったとしても歴史は変わるのです。大風呂敷のようでいて、細部まで調べたリアリティーが寄り添っています。 次は同じコンビで、世界の七不思議に挑戦してほしいと期待しています。 | ||||
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とても面白かったです。四話構成の連作短編集ですが、読了後は長編を読み終えたような満足感に満たされました。 キャラクターはややライトだけれども抑制が効いているために人間味を感じられ、それが各々の魅力へと繋がっている気がしました。ストーリーは第一話のラストで衝撃の事実が明かされつつ、大きな謎を抱えたまま終盤に入っていきます。ラストは加速度的に盛り上がっていく展開で、物語のスケールも大きくなっていきます。そしてタイトルの意味がわかって読み終えた時、ある種の感慨に浸ってしまいました。 最初はふとしたことからスタートした物語が、いつの間にか壮大なスケールに変化していき……上質なエンターテインメントを堪能できました。今後も楽しみです。 | ||||
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