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霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない



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【この小説が収録されている参考書籍】
霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない (ガガガ文庫 あ 17-1)

霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わないの評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

ホラーよりのミステリーとして楽しめます。

現代の異能をもつ主従を軸とした物語で、作者さんのデビュー作のB.A.D.を連想します。
作者さんがあとがきで「B.A.D.の本歌取り」と書いてあるように、あえて似た設定やモチーフを使いながら、違う物語として仕上げています。
内容をさっぱり忘れていた私が楽しめたので、B.A.D.を読んでいなくても楽しめます。あとでも読めば比較して楽しめるでしょう。

実のところ、デビュー作だけあってB.A.D.は「作者さんのやりたいことを詰め込んだ」色が強くて、荒削りだったため、
デビュー時は私は綾里さんのB.A.D.をあまり評価していなかったので、こちらのほうが緩急うまくなり、面白くなっていると思います。

今作は短編5つからなり、その怪奇事件を描いています。これらの事件はB.A.D.とモチーフが同じように作られていて、「ビルから落ちる死体」「嗤う骸骨」といったものが共通だったりします。それを違う物語や作者の視点の切り口が描かれ、興味深いです。
これ読んだ後にB.A.D.読み直したら、うまい具合に本歌取りをしていて、同じ素材を使いながら調理の仕方を変えた料理を楽しました。
また作者さんの作家としての成長も感じ取れました。

なかなか不穏なラストで、続きがどうなるかわかりませんが、せっかくだからB.A.D.のシリーズと比較できるくらい長く続いて続きが読みたいです。
霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない (ガガガ文庫 あ 17-1)Amazon書評・レビュー:霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない (ガガガ文庫 あ 17-1)より
4094530428
No.1:
(5pt)

ミステリ慣れしていなくても楽しめます

B.A.D.以外のミステリを全く読んだことがなかったのですが、とても面白かったです!
B.A.D.を知っていた為要所要所でニヤニヤしつつも、全く新しい要素が盛り込まれていて新鮮でした。
そのためB.A.D.を知らない方も楽しめる面白さだと思います。
霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない (ガガガ文庫 あ 17-1)Amazon書評・レビュー:霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない (ガガガ文庫 あ 17-1)より
4094530428

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