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新・若さま同心徳川竜之助 象印の夜
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新・若さま同心徳川竜之助 象印の夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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モテたい男はこれを読め | ||||
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面白かった。字が大きく読みやすい。 | ||||
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全シリーズでは江戸から明治への時代の変化の中での物語でなかなか面白かったのだが、新シリーズでまた江戸時代にぎゃくもどり。どういうこと? | ||||
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全て中古本だったが大変よかった新品同様で得した感じだ、なるべくまとめて送付してもらうと安くなるので考えてください。 | ||||
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前作がとても面白かったため続編を発見したときの喜びはとても大きかったです。 しかし読んでみてがっかり、面白事件の推理が見たくてよんでるんじゃないです。 秘剣の秘密や生い立ちのしがらみ、まわりを取り巻く多彩な登場人物との関係がどう展開していくのか?といったワクワク感がゼロ。 これならまだ明治維新後に警邏となった竜之助のその後の話を書いて欲しかった。 新シリーズに期待します。 | ||||
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前からこのシリーズにはまっていて、すぐに読んでしましました。また新刊ができるのが楽しみです。ありがとうございました。 | ||||
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この作者。昨今多い、同系統の時代小説モノで一押し。わりと似たり寄ったりになりがち、食傷気味のこのジャンルにあって、異彩を放つ感性と文体を非常に評価している。そして、本シリーズ(の旧作)であるが、もともと屈折して一癖も二癖もある主人公が多い中、素直にヒーローしていて、生まれ育ちの良さも人格も頭脳も剣の腕も言うことなし。しかし、それだけだと、この作者の主人公としては、完全すぎて面白くないのだが、そこに、逆に生まれ育ちゆえの宿命や、もともと戦いも人を殺めるのも嫌うにも関わらず、その剣の才能、奥義の秘密ゆえに、次々と強敵が現れる。その悲劇性が、この作者本来の滑稽さ、飄々とした文体とあいまって、このシリーズの個性を作り出していた。だから旧シリーズの最終作は、感動的かつ大団円で良かったと思ってる。そして、復活したこの新シリーズだが、まず正直にいうと、「大好きなシリーズだったから、素直に嬉しい」と、読む前には思った。そして、作者あとがきでの言い分、いわく「前シリーズは、話のタテ糸を追うのがメインで、主人公の同心としての難事件解決などのエピソードをもっと入れたかった」、「せっかく最強の必殺剣を思いついたにも関わらず、話の中盤から終盤ギリギリまで、話の流れ上封印したのが惜しい」とのことだが、これは理解できるものの、同時に、旧シリーズが名作たりえていたのは、「タテ糸」にあたる、最強の必殺剣とそれを受け継ぐ生まれの数奇さ、それにより起こる悲劇性、そして、「最強の剣」を封じたことで逆にその制約が話を面白くしていたところもある。だから、この新シリーズは、それらの、「主人公の悲劇性・数奇な運命」という要素を取り去って、話の「ヨコ糸」たる、「様々な難事件、珍事件にぶつかる新米同心としてのドタバタ劇」をクローズアップするということだろう。ということは、この新シリーズは、話に悲劇性や重さが無くなって、軽やかで気楽に読めるシリーズになったということだ。これは、安心印であると同時に、少し物語に深みが無くなったということでもある。これは、悪い意味ではないのだが、この人の作風は、時に、「時代小説版ライトノベル」というような趣があり、そうすると、このシリーズは、ラノベでいうところの「本編」に対する「外伝」、「サイドストーリー集」みたいなもので、シリアスな本編に対する息抜きの「外伝」という位置づけなのだろう。だから、非常に気楽には読めたが、(この作者にしては)薄味で、あっさり読めてしまって、何度も読み返すような感じではない。あくまでこの作者の他の作品に比べてだが。それと、すでにある旧シリーズのエピソードのスキマに起こった事件ということで、話を長引かせると矛盾が起きないように、わずか一昼夜くらいの間に、あまりにも多くの事件が起こり、それらを恐ろしく駆け足で解決していく、そのスピード感は買うものの、一つ一つの事件が手短かすぎるのも気になる。新キャラの許婚の姫君もなかなか個性的で面白いのだが、あっという間に登場して、あまり主人公と絡まず退場する(これからまた登場するだろうが)。他にも、外国人の写真家とか、色んな新キャラが出てくるが、大きく主人公と絡まず退場することも多い。だから、人間関係、絡みに淡白さがある。・・・思うに作者は、この新シリーズ、それほど長く続けるつもりはない、あるいは、空きをみてチョコチョコ出していくオマケ的シリーズとして捉えているのかも。だって、あとがきでも、もともと新主人公と新作を考案中に、なかなかそれがイメージ動いてくれないところに、本シリーズの復活を思いついたように書いている。つまりは新シリーズまでのつなぎだ。だから、そういうものと思い切れば、十分面白い。だけど、旧シリーズを読んでいない人が、新シリーズから読み始めるのはおすすめしない。作者の本領が全て発揮されているとは思わないから。 | ||||
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徳川竜之介が江戸を歩き回り、横浜まで足を延ばし、地道に数々の事件を解決していく。 同時進行の事件の数々が、かなり絡み合っているのに、ごちゃごちゃした印象がない。 竜之介の目を通して町の風景が語られると、本当にそよ風が吹いてくる感じがする。 やよいの出番がぐっと増えて、その後の二人に至るまでの経緯が楽しめそう。 爺のおなじみの扮装には、思わず大笑い。 まだまだ登場してこない人物たちもいて、次巻が待ち遠しい。 | ||||
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『最後の剣』で完結したはずの「若さま同心 徳川竜之助」シリーズの復活である。 「あとがき」に詳しい事情が書かれているが、もとのシリーズの2〜5巻にあたる時期の話ということになっている。竜之助の活躍を捕物帳として描くのがメインで、しばらく続くようだ。『最後の剣』では新シリーズの構想が示されていたが、そちらが上手くいかず、また「若さま同心 徳川竜之助」の人気が高かったために新シリーズとして甦らせたのだという。 象に踏まれたような謎の死体が事件の中心。それにフグ中毒、とび殺し、蕎麦屋の殺人、辻斬り、行方不明の姫様などが絡んでくるのだが、そのすべてを竜之助がほぼひとりで捜査し、解き明かしてしまう。すごい。 今回は旧シリーズの登場人物たちの顔見せといった感じで、爺、やよい、文治などにもそれぞれ見せ場がある。 | ||||
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「若さま同心 徳川竜之助」ほんとうに大好きなシリーズでした。『妻はくの一』の彦馬に近い「天然」の若さまが町方同心になり、住み込みのくの一や変装マニアのじい、口うるさい奉行所の上役、瓦版屋の娘などと、おっとり溌剌と大江戸を駆け巡り、ここぞのときに見せる秘剣〈風鳴の剣〉。 13巻のラストでは、御一新の世になり、剣を警棒にもちかえ、警官となり、くの一と所帯をもった若さまでしたが、この新シリーズでは、前のシリーズの2−5巻までのあいだに属する事件を扱うことになります。 新シリーズ開巻らしく、竜之助ひとりが大活躍する再デビュー。なにしろ先輩同心たちはみな、ふぐ鍋にあたって倒れてしまったのです。冒頭のそば屋殺しから始まり、辻斬り、ゾウによる踏みつぶし事件? と次々に起こる事件を、竜之助が二十四時間のうちにお江戸を走りまわって解決、朝ごはんにビフテキ、お昼にパン、そしておにぎりにゆで卵を走りながら食べ、大車輪の一日、最後はなつかしい秘剣で締めます。 今シリーズの特徴のひとつ目は、女性陣が『姫は三十一』の影響か、ますます華やかに威勢よく、竜之助に負けずおとらずの活躍を見せることでしょうか。許婚の美羽姫、その友達の桜子姫、そして瓦版屋のお佐紀、料理自慢で色っぽいくの一やよい、と、前のシリーズでは、おもに竜之助目線であったために、それほど見えなかった女性たちの内面がはっきり描かれ、生き生きとたちあがってきます(ことに意外なやよいの悋気が笑えました)。 もうひとつは、もちろん著者ならではの開国の息吹。入ってきた象をめぐって、さまざまな驚きや思惑が交錯します。動物づくしは今回も健在で、いとおしい目線が全編にゆきとどき、そして、竜之助が次々に食してゆく異国の食べ物もこの時代のあたらしい風を感じさせます。 若様でヒーローという、風野作品の中ではめずらしく「王道設定」のシリーズですが、さらにネオ時代劇の風合いも増し、竜之助が書物で女心を研究したりとか、やよいに思わず本音を口走りそうになるとか、身近でリアルな存在感も出たのも嬉しいところ。 作者も愛着のあるシリーズとのこと、今後は捕物帖や剣豪小説としての面に加えて、女性の活躍とユーモアの増量も予想されます。 期待を上回る大満足の新シリーズ第一作でした。 | ||||
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