化物の村: 新・若さま同心徳川竜之助2



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    初公開日(参考)2012年09月
    分類

    長編小説

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    化物の村-新・若さま同心徳川竜之助(2) (双葉文庫)

    2012年09月13日 化物の村-新・若さま同心徳川竜之助(2) (双葉文庫)

    浅草寺の裏に地元のやくざが巨大なお化け屋敷をつくった。これが、本物のお化けが出るという噂もあって連日、大にぎわい。おりしもこの屋敷で人殺しがあったとの報せが入った。駆けつけたのは見習い同心の徳川竜之助。だが、なかでは不思議な事件が頻発。 しかもここには、巨大な塔もあれば、怒涛渦巻く池もあり、壮大な戦場ヶ原まである。そして、ついに謎の剣士を用心棒にした両国のやくざたちの出入りまで始まっていた。(「BOOK」データベースより)




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    No.4:
    (5pt)

    全て中古本だったが大変よかった新品同様で得した感じだ、

    全て中古本だったが大変よかった新品同様で得した感じだ、なるべくまとめて送付してもらうと安くなるので考えてください。
    化物の村-新・若さま同心徳川竜之助(2) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:化物の村-新・若さま同心徳川竜之助(2) (双葉文庫)より
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    No.3:
    (5pt)

    おまけ的な新シリーズかと思いきや・・・これは新境地

    新シリーズ2作目!刊行早い!復活一作目を読んだときに、復活は嬉しいし、確かに面白いのだが、前シリーズ、つまり本編の間に起こった出来事で、風鳴の剣が一時封印されるまでの短期間に起きていた出来事として、つじつまを合わしやすいように、一話の経過時間が非常に短い(一昼夜ぐらい)。それは、スピード感もあるが、どうも駆け足気味でせわしなく、前シリーズおなじみのキャラや新登場キャラとが、主人公と十分に絡めていない。そういう印象があったのだが、この2巻で、ずいぶんそれが改善されたというか、より短い一日ほどの経過時間なのに、密度が濃く、あまり駆け足気味には感じなかった。その理由は、詳しく書くとネタバレになるので避けるが、巨大お化け屋敷を竜之介と一緒に進んで行き、お化け屋敷のギミックや謎を解きながら進むのと、殺人事件の謎を解くのが絶妙にシンクロして、そこに途中で援軍として新旧キャラが加わったり退場したりしていくうちに、徐々に謎が明らかになる。読者は、竜之介と一緒にお化け屋敷を楽しみながら進んでいくようなワクワク感と、殺人が起こっているのに、現場がお化け屋敷で、しかも怖いというより、現代のテーマパークというかUSJというか、むしろ楽しげ。ノンビリとした空気すら漂う。何が新境地かって、本作は時代小説剣戟物+ミステリ+落語調コメディといった趣なのだが、他にこんな小説を知らない。作者の近作では、「穴屋左平次」がコメディ+人情+謎解きで、抜群に面白く一押し・・・なのだが、この「若さま同心」でその路線をさらに発展させてくるとは!

    ただ、ここまで絶賛で、星5つも間違いないのだが、2点残念な点を。
    一つ目は、新キャラの許婚の姫と竜之介とのやり取りがあまりに淡白。家が決めた許婚とはいえ、さらに前シリーズで竜之介が結ばれる人は決まっているとはいえ、もう少しひと悶着あってもよいのでは。
    二つ目は、最強の剣「風鳴の剣」を、もっと竜之介に使わせたかったのも、シリーズ復活の理由だと作者は語っていたが・・・。前作、本作ともに、最後の最後でわずか1ページくらい、お約束のように使い、当たり前のように勝つ。落語のオチのような締めの一言て感じ。まだかまだかと思いつつ、落ちてスッキリ。ただそれだけ。

    しかし、この新シリーズでは、「風鳴の剣」にまつわる因果と宿命を絡ませず、竜之介が新米同心として、江戸でおこるドタバタ劇に巻き込まれる姿を描くから、これでいいといえばいい。ミステリとしても、1巻よりも質が高く、何度も読み返したくはなる。思うに、この新シリーズで、竜之介にシリアスなピンチが迫り、風鳴の剣にまつわる因縁と激しい戦いが出てくるようなら、それは、この新シリーズが旧シリーズ本編とつながる一歩手前、つまりシリーズも終わりに近づくということだ。だから、ここ何巻かは、このコミカルな謎解き時代劇をのんびり楽しめばよいということかな。
    化物の村-新・若さま同心徳川竜之助(2) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:化物の村-新・若さま同心徳川竜之助(2) (双葉文庫)より
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    No.2:
    (4pt)

    テーマパーク

    「新・若さま同心 徳川竜之助」シリーズの第2作。
     浅草にできた巨大なお化け屋敷を舞台に、殺人事件あり、やくざの抗争あり、美食あり、恋のさや当てありの盛りだくさんなストーリー。
     ただ、ストーリー自体ははちゃめちゃでまとまりがない。殺人事件の真相にしても、がっかりするような結末だ。
     しかし、本書の魅力はお化け屋敷そのものにある。ひとを怖がらせるための仕掛けがいろいろと考案されており、読んでいるだけで「これは怖いな」と思ってしまう。これ、本当のお化け屋敷にも使えるんじゃないだろうか。
     剣戟のシーンもばっちり。
    化物の村-新・若さま同心徳川竜之助(2) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:化物の村-新・若さま同心徳川竜之助(2) (双葉文庫)より
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    No.1:
    (4pt)

    新しいスタイル・化け物屋敷クエスト・ゲーム

    同じ時期に出た「木場豪商殺人事件」も水芸やからくり屋敷などがテーマになっていましたが、今回は一冊がぜんぶお化け屋敷の中です。
     浅草裏手にお目見えした地獄村というあたらしいお化け屋敷のアトラクション。たいそう怖くて、5場まで通りぬけられた人には賞金が出るというのが売り物です。
     第一場でお岩さん役が殺されているというので、駆けつけ、文治とともにお化け屋敷体験を始める、同心竜之助。その中を通りすぎていくあいだに、殺人やスリ、一家惨殺事件などが明らかになり、同時に雷門で胴体を両断された死体が発見されたという報が入り、霊感のある女、盲目の男、どんな趣向にもこわがらない女、竜之助の許婚美羽姫、そしてやよい、上役の高田・・などなどが、ちょっとコミカルに、竜之助とお化け屋敷ツアーをともにします。

     これまでの、あちこちでいろいろな事件が起きて最後にまとまる、というスタイルとは全くちがったストレートなミステリタイプです。しかも竜之助はいっさいお化け屋敷の中から出ずに、さまざまの謎が解けてゆきます。
     これは現代の浅草で花屋敷を舞台にして青春ミステリとして書いても面白いのではないか、とふと思いました。
     
     しかもこのお化け屋敷、めっぽう怖いです。一場はお岩さんが何人もいて、たんすから出たり、鏡から出たり、二場はろくろっ首の饗宴、三場は「カリブの海賊」顔負けの舟の趣向、四場は一家惨殺事件、五場は戦場が原と、だんだん舞台も大きくなり、かつ建物の中だけにとどまらないテーマパークのアトラクションになってゆきます。かかしが動いてきたり、水の中からわらわらと水死人が出てきたり・・・淡淡と書いている作者は、読者を怖がらせてやろうという稚気たっぷり。

     よくできたホラーコメディとして楽しみました。メインテーマは竜之助でもなければ、謎解きでもなく、むしろこの地獄村を一冊まるごと体験することかもしれません。そういう意味ではキャラクターはさほど立っていませんが、この化け物村を探訪することが最大の面白さ。
     作者のオリジナルなお化けテーマパーク(江戸時代にこれは出来すぎかも)を堪能できる一冊です。
    化物の村-新・若さま同心徳川竜之助(2) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:化物の村-新・若さま同心徳川竜之助(2) (双葉文庫)より
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