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奇妙という名の五人兄妹
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奇妙という名の五人兄妹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「ウィアード」という「奇妙な」苗字の一家のお話です。 「ウィアード」とは「奇妙な」という意味です。 「奇妙な」といえば、父親が五人の兄妹を残したまま突然 「奇妙な」自動車事故で急死したのも、ミステリのようです。 「ウィアード」家一代目の祖父が創業したタクシー会社。 それを継いだ二代目の父親は、一時はマセラティという高級車を乗り回すほど 景気がよかったのですが、突然、「奇妙な」謎の事故死。 その時、長男リチャードは十九歳、長女ルーシーは十七歳、次女アバは十六歳、 三女アンジーは十四歳、末っ子の次男ケントは十三歳でした。 その後、母親は床屋として働いて一家を支え、五人兄妹を育てます。 五人は、段ボール箱を使って「世界の終り」という名の不思議で「奇妙な」町を作り、 夢の世界で遊んで育ちます。 およそ八年半が過ぎた、ある日、死を悟った祖母は五人兄妹を自分の病院に召集します。 期限付きで。門限のように厳格に。 祖母が指定した期限まで、あと十三日しかありません。 五人兄妹は万難を排して祖母のいる病院を目指して駆けつけます。 そのドタバタ道中が面白く描かれています。 病院に着いた時、祖母はまだ生きていて、大きな声で「遅刻だよ!」と 最後の言葉を病室にとどろくように響かせて、死にます。「奇妙な」祖母です。 それからさらに約三年後、祖母の墓の前に集まった五人兄妹の前で、 三女アンジーは「父親はまだ生きている、死んでない、と生前、祖母から聞いた」 と突然「奇妙な」ことを言い出します。 これからが、五人兄妹による「父親探し」の始まりです。この物語の先は、 ますます面白くなりますよ。この本から手が離せなくなること間違いなしです。 | ||||
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