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谷中・首ふり坂
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谷中・首ふり坂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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池波正太郎と藤沢周平は、ただのチャンバラでなく、人情の機微までを描く小説家と思っているのだが、それにしても、どうしてこうも作風が異なるのだろう。 この「谷中・首ふり坂」に収められている「内藤新宿」を除く10編の小説を藤沢周平が書いたらどうなるのだろう? 登場人物の生き生きさ加減では、藤沢周平だろう。 でもかっこよさでは池波正太郎だろう。 というのは。 池波正太郎の描く登場人物たちは、みんな「生かされている人たち」ばかりだ。 大きな天命のもとに、武士は武士として、悪者は悪者として、飯炊き女は飯炊き女として、それぞれが与えられた使命に精一杯生きている。 藤沢周平はどうだろう。それぞれが自分自身で精一杯生きている。 ような気がする。 この「谷中・首ふり坂」には、そんな精一杯の生き方が描かれている。 | ||||
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