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(短編集)
江戸の暗黒街
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江戸の暗黒街の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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池波章太郎さんの小説なので読みやすいのですが、何か不足している感じがする本です。 次の本に期待しましょう。 | ||||
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仕掛人・藤枝梅安の発表以前に池波正太郎が執筆していた短編集。まだ「仕掛人」という単語は生み出されていなかったようで、本書では一度もその単語は出てこない。1つ、1つの短編には直接的なつながりはないものの、香具師(やくざ)の「羽沢の嘉兵衛」など共通するのもいるので、世界観は共通のようである。 池波正太郎の世界観を味わうには良いけれど、江戸時代の殺し屋、香具師をメインの登場人物にしてその悲哀を描いているのだが、どうしてもテーマが殺伐としているので、爽快な感じではないため、万人にオススメはできない。また、最後に収録されいる短編「罪」が尻切れトンボのように終わってるのも残念なので、あまり評価は高くないです。 | ||||
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他の皆さんには怒られてしまうかもしれませんが、もしかしたら池波正太郎はこのような短編の方が作品の技としては見事なのかもしれませんね。構成上の起承転結が明確で、そこにどんでんがえしというか、人生の不条理や運、不運というどうしようもなさが、見事に組み込まれているのです。 この短編に比べると、梅安シリーズはどうも緊張感に欠けるのです。もっともそれを補うだけの豊富でディテールに富んだ日常性の描写がシリーズものとしての持続性を支えているのでしょうが。 本書に収められているどの作品も珠玉の短編です。ここに収められている作品は、「仕掛け」と「かたき討ち」という2つのフォーマットを踏襲しています。そしてどの短編にも著者独特の女性観が色濃く影を落としています。この3つが40ページほどの凝縮されたスペースの中で、破綻をきたさず見事に料理されて、重い結論へとつながるのです。 そういう意味では、「縄張り」は若干異色の作品です。そして、最後の「罪」は最後の締めくくりをわざと描かないことにより、不思議な余韻を醸し出しています。 | ||||
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