小銭をかぞえる

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小銭をかぞえるの評価:

4.16/5点 レビュー 63件。 A ランク

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平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全126件 61〜80 4/7ページ
No.66
(5pt)

サディスト文学の傑作 純度の高いユーモアのセンス

本著には「焼却炉行き赤ん坊」と「小銭を数える」の二編が収録されている。
どちらも同棲相手の女性に対するDV,藤澤清造という大正期の私小説作家に対する強い想いと該作家の全集刊行の為の金策を軸に
高い水準の作品となっている。

今回は個人的に西村賢太氏の作品の中で最も気に入ってる「焼却炉行き赤ん坊」について紹介したい。

話自体は非常に単純なもので、西村賢太氏の読者であるならばおおまか予想のつく内容であろう。

ペット禁止のマンションで犬を飼いたがる同棲相手の「秋恵」がそれを主人公に訝しがられ、代わりに犬のぬいぐるみを溺愛するようになる。
最初こそ秋恵と共にぬいぐるみを可愛がるような真似もする主人公だが、ひょんなことから喧嘩がはじまり・・・・・・
といつも通りの西村賢太節なのだが、今回はある特筆すべき点があるのだ。

それは本作における西村賢太氏のユーモアのセンスが他の氏の作品と比べてもずば抜けて純度の高いものとなっているのだ。

とにかく私は本作を読んでいるとき、終始にやけてしまった。
大の大人二人がぬいぐるみを挟んで和気あいあいと「おままごと」をするシーンは一見ほがらかではあるが、これはあくまでもサディスト文学作品なのだ。
この後におこる惨事を想像すると、ページをめくるたびに描写される秋恵の無邪気さとぬいぐるみに対する溺愛ぶりには舌なめずりをしてしまう。
そしてまた、冷やかな目で見ながらその「おままごと」に表面上はつきあう主人公の冷徹さとのギャップがたまらないのだ。

当然西村賢太作品につきもののDV描写はあるが、今回はぬいぐるみが絡んでいることで残虐な行為と、可愛らしい犬のぬいぐるみの外見との間でギャップが生まれ、それがまた王道ながらにして飽き足りなさを感じさせない非常にユーモアラスな暴力描写へと進化しているのだ。

主人公が徹底した冷徹ぶりを発揮するも、その対象となるのは可愛いらしくて丸っこい犬のぬいぐるみなのだ。

秋恵に浴びせる暴言は言ってはいけないラインを超えるし、彼女が溺愛するぬいぐるみには残虐の限りを尽くす。
しかし本作は暗く陰鬱としただけの作品ではないのだ。
西村賢太氏の持つ自己を客観視し、秀逸かつ個性的な筆力で表現するユーモアセンスが本作でいかんなく発揮されている。

ぜひ一読を勧める。
小銭をかぞえる (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえる (文春文庫)より
416781501X
No.65
(5pt)

サディスト文学の傑作 純度の高いユーモアのセンス

本著には「焼却炉行き赤ん坊」と「小銭を数える」の二編が収録されている。
どちらも同棲相手の女性に対するDV,藤澤清造という大正期の私小説作家に対する強い想いと該作家の全集刊行の為の金策を軸に
高い水準の作品となっている。

今回は個人的に西村賢太氏の作品の中で最も気に入ってる「焼却炉行き赤ん坊」について紹介したい。

話自体は非常に単純なもので、西村賢太氏の読者であるならばおおまか予想のつく内容であろう。

ペット禁止のマンションで犬を飼いたがる同棲相手の「秋恵」がそれを主人公に訝しがられ、代わりに犬のぬいぐるみを溺愛するようになる。
最初こそ秋恵と共にぬいぐるみを可愛がるような真似もする主人公だが、ひょんなことから喧嘩がはじまり・・・・・・
といつも通りの西村賢太節なのだが、今回はある特筆すべき点があるのだ。

それは本作における西村賢太氏のユーモアのセンスが他の氏の作品と比べてもずば抜けて純度の高いものとなっているのだ。

とにかく私は本作を読んでいるとき、終始にやけてしまった。
大の大人二人がぬいぐるみを挟んで和気あいあいと「おままごと」をするシーンは一見ほがらかではあるが、これはあくまでもサディスト文学作品なのだ。
この後におこる惨事を想像すると、ページをめくるたびに描写される秋恵の無邪気さとぬいぐるみに対する溺愛ぶりには舌なめずりをしてしまう。
そしてまた、冷やかな目で見ながらその「おままごと」に表面上はつきあう主人公の冷徹さとのギャップがたまらないのだ。

当然西村賢太作品につきもののDV描写はあるが、今回はぬいぐるみが絡んでいることで残虐な行為と、可愛らしい犬のぬいぐるみの外見との間でギャップが生まれ、それがまた王道ながらにして飽き足りなさを感じさせない非常にユーモアラスな暴力描写へと進化しているのだ。

主人公が徹底した冷徹ぶりを発揮するも、その対象となるのは可愛いらしくて丸っこい犬のぬいぐるみなのだ。

秋恵に浴びせる暴言は言ってはいけないラインを超えるし、彼女が溺愛するぬいぐるみには残虐の限りを尽くす。
しかし本作は暗く陰鬱としただけの作品ではないのだ。
西村賢太氏の持つ自己を客観視し、秀逸かつ個性的な筆力で表現するユーモアセンスが本作でいかんなく発揮されている。

ぜひ一読を勧める。
小銭をかぞえる Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえるより
4163274308
No.64
(1pt)

そんなもの小説にするな

同棲している女性に対して悪態をついたり、暴力をふるったりする話を何故小説にする必要があるのか。理解不能。
小銭をかぞえる (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえる (文春文庫)より
416781501X
No.63
(1pt)

そんなもの小説にするな

同棲している女性に対して悪態をついたり、暴力をふるったりする話を何故小説にする必要があるのか。理解不能。
小銭をかぞえる Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえるより
4163274308
No.62
(5pt)

苦役列車より私小説としておもしろい

二年ほど前に著者がテレビで持て囃されていたのでずっと読みたいなと思って初めに読んだのが苦役列車
これが私小説ってジャンルなのかと思ってたのですが私はこちらのほうが好きです
私小説とは過去に体験してきたことを客観的に捉えなおし書くものだと思っていましたが
悪い意味ではなくこの作品は自分の中に第三者を置いてもなお自己の認識の範疇抜け出すことができないといういい例だと思います
著者の女性に対する考え方が偏屈なのがよくわかる
一般的に考えれば著者が責められる筈なのですが当時もこの作品を書いた時、つまり客観的に過去を再構築した今でも著者は自分を正当化しているのが随所に見られます
著者の作品の多くは彼の醜い一面ばかり出ているのですが、彼の人間性というものをよく感じられた作品でした
小銭をかぞえる (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえる (文春文庫)より
416781501X
No.61
(5pt)

苦役列車より私小説としておもしろい

二年ほど前に著者がテレビで持て囃されていたのでずっと読みたいなと思って初めに読んだのが苦役列車
これが私小説ってジャンルなのかと思ってたのですが私はこちらのほうが好きです
私小説とは過去に体験してきたことを客観的に捉えなおし書くものだと思っていましたが
悪い意味ではなくこの作品は自分の中に第三者を置いてもなお自己の認識の範疇抜け出すことができないといういい例だと思います
著者の女性に対する考え方が偏屈なのがよくわかる
一般的に考えれば著者が責められる筈なのですが当時もこの作品を書いた時、つまり客観的に過去を再構築した今でも著者は自分を正当化しているのが随所に見られます
著者の作品の多くは彼の醜い一面ばかり出ているのですが、彼の人間性というものをよく感じられた作品でした
小銭をかぞえる Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえるより
4163274308
No.60
(4pt)

小銭見た

カバーに少し、しみがついてる程度て、中身は
かなり、綺麗です。
充分、読む気になりました。感謝。
小銭をかぞえる (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえる (文春文庫)より
416781501X
No.59
(4pt)

小銭見た

カバーに少し、しみがついてる程度て、中身は
かなり、綺麗です。
充分、読む気になりました。感謝。
小銭をかぞえる Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえるより
4163274308
No.58
(5pt)

混沌な社会のごとく多様性を愉しむ

非常に面白く、興味深く、私はこの主人公を理解できない。だからこそ、画一的ではない世の中の人間性を再認識し、頁をつづるごとに、この混沌とした社会を捉えるがごとく腑に落ちる物語だ。凡庸な、おりこうな小説はもうつまらない。ということを私に突きつけた小説。もう我々はお利巧なアミューズメントは楽しめないのだ。
小銭をかぞえる (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえる (文春文庫)より
416781501X
No.57
(5pt)

混沌な社会のごとく多様性を愉しむ

非常に面白く、興味深く、私はこの主人公を理解できない。だからこそ、画一的ではない世の中の人間性を再認識し、頁をつづるごとに、この混沌とした社会を捉えるがごとく腑に落ちる物語だ。凡庸な、おりこうな小説はもうつまらない。ということを私に突きつけた小説。もう我々はお利巧なアミューズメントは楽しめないのだ。
小銭をかぞえる Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえるより
4163274308
No.56
(4pt)

同居女との、

直接対決がメインとなった二編。同棲経験のない人間にもあまり鬼畜でない人間にもハードルは高そう。でも笑えるのは保障!
小銭をかぞえる (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえる (文春文庫)より
416781501X
No.55
(4pt)

同居女との、

直接対決がメインとなった二編。同棲経験のない人間にもあまり鬼畜でない人間にもハードルは高そう。でも笑えるのは保障!
小銭をかぞえる Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえるより
4163274308
No.54
(4pt)

またしても一気読み

西村賢太氏の著作は4冊目だけど、またしても一気読みしてしまった。僕はつくづく、この最低最悪の屑野郎に興味があるのだと思う。

二篇の短編のうち一編は、同棲中の、子供が出来にくい体質の彼女が、そうした自分の心の穴を埋める代用として我が子の様に大切にしているシベリアンハスキーの縫いぐるみを、西村氏が無残に引きちぎって捨ててしまう話。二編目は、彼女に借銭を無理強いし実家の父にまで頭を下げさせて金策の目処が着くや、手のひらを返した様に持前のエゴ全開で逆上し、オチは彼女に非常に惨めな思いをさせるという救われない話。

つくづく最悪な屑。
容易に入る逆上スイッチが入った時の彼女への暴言も、ここ迄普通言わんだろうという範囲を安々と超えて、相手が嗚咽しか出なくなる迄徹底して吐き続ける。
それも全ての原因は西村氏の怠惰と楽観からなので、殆ど彼女に非は無い。しかし西村氏は開き直り屁理屈の積み重ねで暴挙を重ねる。もはや頭に有るのは自己都合だけで、しかも狡猾で反吐が出る屑ぶりであり、僅かなお金を都合してくれた旧友にも最後はあらゆる暴言を吐いて、しかし金は返さずに去る始末。
何冊読んでも安定したクズぶりなんだけれど、もはやそれがクセになり、その世界に没頭してみたくなる。下には下がいると言う変な優越感や安心感を満たされているのかはわからないけど、やはり面白い。でも屑野郎なので、★は4つ。
小銭をかぞえる (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえる (文春文庫)より
416781501X
No.53
(4pt)

またしても一気読み

西村賢太氏の著作は4冊目だけど、またしても一気読みしてしまった。僕はつくづく、この最低最悪の屑野郎に興味があるのだと思う。

二篇の短編のうち一編は、同棲中の、子供が出来にくい体質の彼女が、そうした自分の心の穴を埋める代用として我が子の様に大切にしているシベリアンハスキーの縫いぐるみを、西村氏が無残に引きちぎって捨ててしまう話。二編目は、彼女に借銭を無理強いし実家の父にまで頭を下げさせて金策の目処が着くや、手のひらを返した様に持前のエゴ全開で逆上し、オチは彼女に非常に惨めな思いをさせるという救われない話。

つくづく最悪な屑。
容易に入る逆上スイッチが入った時の彼女への暴言も、ここ迄普通言わんだろうという範囲を安々と超えて、相手が嗚咽しか出なくなる迄徹底して吐き続ける。
それも全ての原因は西村氏の怠惰と楽観からなので、殆ど彼女に非は無い。しかし西村氏は開き直り屁理屈の積み重ねで暴挙を重ねる。もはや頭に有るのは自己都合だけで、しかも狡猾で反吐が出る屑ぶりであり、僅かなお金を都合してくれた旧友にも最後はあらゆる暴言を吐いて、しかし金は返さずに去る始末。
何冊読んでも安定したクズぶりなんだけれど、もはやそれがクセになり、その世界に没頭してみたくなる。下には下がいると言う変な優越感や安心感を満たされているのかはわからないけど、やはり面白い。でも屑野郎なので、★は4つ。
小銭をかぞえる Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえるより
4163274308
No.52
(5pt)

すいません。めちゃくちゃ面白いです・・・

くそー西村賢太おもしろいなぁ・・・
いま西村賢太より面白い作家っているのかな。
エンターテイメントとして一流のくせに、人間の哀しさや馬鹿馬鹿しさが沁み込んできやがる。
ダメな作者に強い共感を覚えると同時に、自分は西村氏に比べれば遥かに恵まれた境遇であって、第一あそこまで振り切れないという隔絶も確と感じる。
しかもTVで西村賢太のトルネコみたいな姿を見ると面白さが3倍増しになるオマケつき。
現実に金をせびられて暴言吐かれたら「二度と関わりたくない!」と思うに違いない。
そうわかっていても他人事として読むとどうしても面白いのだから、白旗あげる以外にない。
クッソーッ
小銭をかぞえる (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえる (文春文庫)より
416781501X
No.51
(5pt)

すいません。めちゃくちゃ面白いです・・・

くそー西村賢太おもしろいなぁ・・・
いま西村賢太より面白い作家っているのかな。
エンターテイメントとして一流のくせに、人間の哀しさや馬鹿馬鹿しさが沁み込んできやがる。
ダメな作者に強い共感を覚えると同時に、自分は西村氏に比べれば遥かに恵まれた境遇であって、第一あそこまで振り切れないという隔絶も確と感じる。
しかもTVで西村賢太のトルネコみたいな姿を見ると面白さが3倍増しになるオマケつき。
現実に金をせびられて暴言吐かれたら「二度と関わりたくない!」と思うに違いない。
そうわかっていても他人事として読むとどうしても面白いのだから、白旗あげる以外にない。
クッソーッ
小銭をかぞえる Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえるより
4163274308
No.50
(3pt)

苦役列車とあわせてどうぞ

主人公の駄目さ加減がハンパない。読んでいて西村氏の顔が浮かんでくるのは、私だけではないはず。
小銭をかぞえる (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえる (文春文庫)より
416781501X
No.49
(3pt)

苦役列車とあわせてどうぞ

主人公の駄目さ加減がハンパない。読んでいて西村氏の顔が浮かんでくるのは、私だけではないはず。
小銭をかぞえる Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえるより
4163274308
No.48
(5pt)

貫太、、、おまえってやつは。

貫太、ひどい。秋恵、せつない。そうくるか、小銭をかぞえるって。痛ましい。。。
小銭をかぞえる (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえる (文春文庫)より
416781501X
No.47
(5pt)

貫太、、、おまえってやつは。

貫太、ひどい。秋恵、せつない。そうくるか、小銭をかぞえるって。痛ましい。。。
小銭をかぞえる Amazon書評・レビュー: 小銭をかぞえるより
4163274308