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密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック



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密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリックの評価: 3.05/5点 レビュー 44件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.05pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 1~20 1/3ページ
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No.44:
(4pt)

素晴らしい設定

密室殺人のトリックが見破れなければ、証拠不十分にて無罪
この設定が素晴らしい
完璧な密室殺人を行うプロの密室殺し屋と名探偵との対決
普通は凝り過ぎたトリックはリスクが大きく実行するのは不自然だが
成功すれば無罪に成るという前提があればこれをクリアできるわけだ
話しはテンポがよくユーモアのセンスも有るので楽しく読めました
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.43:
(5pt)

とても満足しています

おもしろかったです
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.42:
(3pt)

途中でギブアップ。。

キャラクターに魅力をかんじなかったのか真ん中あたりまで読んだが苦痛でやめてしまった。密室もすぐに解けるし、漫画の方が向いてる気がする。最後まで読んでないくせにレビューしてごめんよ
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.41:
(2pt)

むぅ、だったっ!

むぅ、だったっ!
文章が臭い
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.40:
(1pt)

苦手な構成

結局、文章が長いだけで深みがなかったように思いました。人間関係の表し方に深みがなかったように思いました。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.39:
(2pt)

トリックが大味すぎて食傷気味になる。

ドミノのアレとか、斧でのアレとか、ほんとにあれでいいのかというツッコミが頭の中を駆け巡ってしまった。。。
本格と呼ぶには大味すぎて、ライトノベル本格風と言えばそうだろうなという読後感でした。
あとキャラが濃い人物と薄すぎて存在感すらない人物とが両極端ですね。濃い方は、最近ラノベやアニメでよく見かけるテンプレ設定が強すぎて、あとでコレでしたと言われても意外性がむしろないという。そこまでが設定だろうなと読めてしまっているという…。
ただ最近国内のミステリが本当に読めなくなってきた中では珍しく最後まで読み切れたので、次回作はまた懲りずに読んでみたいとは思いました。
下手にラノベ風に走らないほうが良い作品になるのではないかな…と個人的には思います。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.38:
(4pt)

軽く読めて結構面白い密室特化の作品

まず、登場人物の会話や心情を語る部分がわりと笑えて、不快ではない。ミステリーとしても、いろいろごちゃごちゃした無理だろうっていうトリックはともかく、最後に明かされた謎はシンプルで素晴らしい(それまでのトリックが突飛すぎなのもある)。ただ、密室黄金時代っていう設定はすごく面白そうだけど、それを全然活かせてないのは残念。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.37:
(3pt)

一気に読めない

何度もの中断を経て、やっとよめた。ノックス十戒が出て面白くなるまで長かった‼️
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No.36:
(4pt)

文句なしに楽しみました!面白かった。

密室の設定は、夫々実に面白かった。ストーリーの設定には少々無理があると思いますが、面白さにオーヴァーライドされて、余り気になりませんでした。また妙に軽々しいところが有るのは若者向きの作品のためかも知れないと思い、諦めて読みましたが・・・・。密室の謎解きにも、チョット無理(ドアの交換など)を感じるモノもあったけれど、興味深く、最後まで楽しめました。傑作と思います。この作者の外の作品も読みたくなりました。
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No.35:
(4pt)

本格ミステリー

久々に面白い本格ミステリーに出会えた。
こう言う小説がもっと読みたいと思える作品でした。

ただ、作中「はあ?」と思える箇所がいくつもありました。
目の前で殺人事件が起こっているのにみんな平然とし過ぎw
これに関しては全くリアリティが無い。
それに登場人物の女性がみんな美形だらけなのは納得がいかない。
新しい女性が登場する度に、また美形なんだろうなと思ったら案の定w
そんな訳ないやろ、と突っ込みたくなる。

もっと恐怖心とかオドロオドロしさがあって美形じゃない女性を登場させてくれたら自分的には満点です。
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No.34:
(1pt)

本格推理じゃないライトノベル

このミステリーがすごい大賞でもあり、密室トリックということで購入。
展開がライトノベルでしかなく、本格推理と言えるものがないに等しい。見出しに偽りあり。
少しも問題を解き明かす時のおもしろさもない、ミステリーと言えるのかという点も疑問。
ライトノベルというのがふさわしい。推理やトリックを期待すると期待外れに終わりました。

ネタバレあり。
事件の中に、被害者が殺害前後に移動させられるというのがあります。
普通の男性が普通の女性を一人移動させるのでも大変なのに、体格差が大きいのをどうやって移動させたのか。それもトリックの一つのはずですが、それについての種明かしもない。密室だけのトリックしかなく、殺人事件のトリックは一つも解決されていないので、どうにも何が解決なのか、トリックと言えるのか、読者は納得しません。
こういう作品で有名なトリック類型を出されても、すでに読んで知っている人は、そんな知識披露より、自分の作品の手抜きをなんとかしろと思います。
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No.33:
(2pt)

密室への愛は感じられるが…

「密室の謎を解明できなければ、それは確実なアリバイと同じなので有罪にできない」という法律設定の世界線は、作品内で「密室殺人の必然性を高める」という事にもなり、なかなか面白いと思いましたが、登場人物の動機や背景などが薄っぺらく(と言うか、ほぼ無いw)、せっかくの設定もストーリーやトリックに活かされていないのが残念(要するにあえてこういう世界線じゃないと成立しない内容ではなかったという事です)。

また気になったのは、何人もの人間が殺されているのに、残された登場人物たちはお互い疑心暗鬼にも陥らずいたって冷静。まるで「密室の謎解きゲーム」のようなノリで、むしろ謎解きを楽しんでいるような余裕さえあり、全体的にクローズドサークルにあるべき緊張感がまったく感じられませんでした。普通は、誰が、何のためにやっているのか等、殺人の動機を推理し合ったり、次は誰が殺されるのか分からない恐怖から衝突が起こったりする事で、事件の背景と共に各登場人物にも血肉が通って行くところですが、そういう描写がほとんど無いので、非常にキャラが空虚で薄っぺらいままです。

密室トリックについては色々とよく考えるなあと素直に感心したので、あまりヤボな突っ込みはしたくはないのですが、やはり「机上の空論」的なトリックが多くなっているなという印象。他の人の指摘にもありますが、私も銃弾を使うトリックはタイミングや位置合わせについて無理があると思いました(被害者の位置が寝返りなどで少しでも変わったら弾が外れる可能性があるし、そもそもその時にベッド上にいるとは限らない等)。他のトリックについても、扉や鍵の構造、各部屋の位置関係や内装、マスターキーや合鍵の有無、鍵の保管方法など、あらかじめ知っていないと成立しないものが多く(図書館には専用の鍵が無いのに、扉は他の部屋とまったく同じものが使われているとか)、犯人にとってトリックありきのご都合主義的な設定の多さが気になりました。

結局、犯人の動機がほとんど何も語られず、わざわざ十戒に見立てたりする意味も分からず、はっきり言って、密室トリックのハウダニット以外、ホワイダニットはどうでもいい扱いなので、どのキャラも薄っぺらいままです。特にあの「密室使い」は「名探偵コナン」などの漫画的なキャラでリアリティが無さ過ぎ。せめてもう少しクローズドサークルの緊迫感があれば良かった。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.32:
(3pt)

まあまあでした。説明が時々難しすぎて分からなかった。

まあまあでした。説明が時々難しすぎて分からなかった。後説明を聞いても少しあり得ないと思いました。最初の殺人、後最後の殺人。エピローグの説明も分かりませんでした。又、会話が少し子供っぽい感じがしました。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.31:
(3pt)

盛りだくさんの密室

推理クイズの密室ネタをまとめて長編にしたような内容。

・「密室の謎を解明できなければ無罪(有罪にできない)」理論はカー『孔雀の羽(の殺人)』
 で提唱されており、二階堂黎人の『蘭子シリーズ』でも言及されている
・液体窒素の知識が雑(原則、密閉は厳禁,描写されている程度の量では
 トリック実行には全然足りない)
・これ以外にも「入手経路をたどられたら一発アウト」な物質・道具を多用
・機械的トリックオンリーなのでやや興醒め

などの突っ込みどころは多いものの、軽い読み物として楽しめました。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.30:
(3pt)

タイトルは面白そうなのに

タイトルは面白そうなのに、内容は薄い。色々な密室が出現するが探偵役がすぐに解決してしまう。いうなればコナン1話程度の分量。
もう少しイメージできるような説明があれば読み応えはあったのかもしれない。
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No.29:
(2pt)

謎が多すぎる

軽くネタバレ含みます。

6つの密室を楽しめる、密室好きにはいいと思う。文章もいい意味で軽くテンポよく読める。
殺人の動機は不明なものが多い。というより省略?
なので、この作品は純粋に密室トリックを楽しむものだと思う。

トリックは読書中は「なるほどね~」と感じていたものが、読了後にいろいろ考えるとだいたいは偶然に偶然が重ならないと成立しない、確実性に乏しいもの。
例えば銃弾のトリックは、被害者が確実にあの場所、あの時間にその行為をしていて初めて成立するもので、それらを誘導するようなものは無し。

最後の密室トリックもある物をまず最初に手に入れないと成立しないものだけど、その入手経緯も偶然の産物。

どのトリックも面白いアプローチなんだけど、考えれば考えるほど「いやこれ、もしこうなってたらダメだよな?」となってしまう。

読後にここまでモヤモヤした作品はもしかしたら初めてかもしれない。
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No.28:
(5pt)

密室殺人サイコー!全部読みたい…!

私は、推理小説大好き、SCPも大好き、いわばオタクです。
まだ試し読みしかしていませんが、それだけでも「好きだ!」と、思えました。
また買ってもらって、全部読みたいです。
推理系小説サイコー!密室殺人サイコー!
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No.27:
(1pt)

子供向け

ここ数年のこの授賞作は、40歳過ぎには理解が難しいですね。
これは作者のせいでもなく、自分が歳をとったということなんだと思います。
このミスが大好きな層も確実にいるわけだし、自分には合わないと割り切ることにしました。
僕も大人なんで。
小説としては駄作だと思います。
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No.26:
(5pt)

密室!

密室好きなので購入。
まだまだ、色々とトリックはありそう。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.25:
(4pt)

読者へのサービス精神旺盛

第20回「このミステリーがすごい」大賞受賞の本格ミステリである。本作がデビュー作とのこと。

ウラ表紙にも書いてあるが、とにかく設定が特徴的。
いわゆる「密室殺人」が起きた場合、どうやって犯行が可能だったのか?を証明、つまり密室の謎を破らないと、被告人は無罪になる、というのが数年前から判例となった日本が舞台である。その結果、密室での殺人が成功失敗はともかくやたらと横行しているのだ。

そして本作の舞台は、今はホテルとして使われている山奥の館。登場する10名あまりの人物。なんだかんだあって館が孤立する。そして第一の事件が、というのが発端。連続する密室殺人、そこへ毎回添えられるトランプのカードが実は・・・というわけである。

・・・いやー、面白かったですね。
新人ということで円熟の筆致とかそういう感じではもちろんないのですが、最後に出てくるトリックも盲点的というか現実的に面白いし、そもそも読者に対するサービス精神が旺盛。途中何度も笑ってしまった。

しいて難点を上げるとすれば、いろいろとミステリ小説、最近のライトなやつからベストセラー作家のものまで広く読みつけていないと、いろいろ仕込まれている面白ネタが楽しめない、というところでしょうか。この辺が逆に選考委員にはウケたのかもしれない。(トリックや謎の解明にはこのへん影響しないので、そういう意味では心配ご無用ですが。)
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