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龍時01-02
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龍時01-02の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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私はサッカーを観るのが好きです。 選手の素晴らしいプレーに興奮し、最後まであきらめない姿勢に、胸が打たれるからです。 この小説を手にしたのは、サッカー選手もこの『龍時』を愛読していると耳にしたからです。 読み始めると、まるで自分も主人公リュウジと共に、ピッチに立っているような気分になります。それぐらい選手の側の気持ちになって、ピッチでの相手の選手とのやり取りや、監督と仲間からの指示やそのときの気持ちが鮮明に描かれています。 話が進むにつれ、リュウジの生き方・考え方に心が奪われます。 リュウジがスペインの地で、孤独と戦い泣くシーンには胸が締めつけられました。 ラストは、読むにつれ見えてくる展開になりますが、それまでの過程がリュウジの心情と共に細かく描かれ、その内容にも納得☆ この小説を読むと、サッカーに興味のない人でも、広いピッチに立つ自分を想像できるのではないでしょうか? これからのリュウジの成長に期待大!! | ||||
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野沢氏はサッカー好きなんですね。 読み進むにつれその思いを強く感じずにはいられません。 試合のシーンはサッカーファンでない私ですら熱くなり、 ページをめくる手もどんどん早くなっていくほど。 ラストはこうなるだろう、こうなってほしいという期待通りのもので あるにもかかわらず涙が...。 それを盛り上げる要素もあるにはあるんですが...。 とくかく野沢氏の描く人間模様には毎回泣かされてるなぁ | ||||
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スポーツ物の小説というと今まで野球というイメージが強かったが、この小説を読んでそのイメージは一変した。サッカーの試合の臨場感を損なうことなく、恋愛模様も織り混ぜて、さらに日本人が根底に抱える諸問題までも描いている。凄い小説である。 著者の野沢尚さんは、シナリオも小説も完成度が高く、ドラマからミステリーからこの小説のようなスポーツ物までどんなジャンルもこなす腕を持っていた。それだけに今年の彼の自殺事件は衝撃だった。残念だった。龍時の活躍をもっと描いて欲しかった。もっとあなたの新しいジャンルの作品を見たかった。本当に残念である。 | ||||
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飼いならしている獣が「リュウジ」という殻を破り出たとき、その獣は「龍」になる‥‥。 日本の組織サッカーに適合しないプレースタイルのリュウジは日本以外で自分の価値を見い出そうと高校を1年で中退し、華麗な攻撃を標榜するスペインへと単身乗り込む。昨シーズン1部に昇格したばかりのクラブで、しかも最底辺のユースチームに所属するリュウジに与えられたタイムリミットはたったの1年…。チームメイトには「チノ(中国人)」と呼ばれ、試合になるとパスも回ってこない状況に焦るリュウジはひとりで結果を出そうとするが、さらに孤立することに。やがてどん底のリュウジのなかで「龍」が目覚める…。そして「龍時」のトリッキーなドリブル突破が、ディフェンスラインを切り裂くスルーパスが、強烈なシュートがうなりをあげて相手に襲いかかる! ドラマやアニメの脚本から、ミステリー、恋愛小説、そして本書のようなスポーツ小説など、その引出しの多さから今後の執筆活動を目の当たりにできず残念がっている人も多いことだろう。かくいう書評子もそのひとりだ。プロサッカー選手も賞賛する本格サッカー小説3部作の初作。 | ||||
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試合描写のすごさはほかの人達が存分に語っているので、あえて触れない。 理解ある家族と仲間に囲まれ、 ブラジルに行っても天才ゆえに大した苦労をしていない キャプテン翼の主人公と違い、 両親との葛藤、海外でサッカーをすることの苛酷さなど、 高みを目指すためのリスクとコストを、 真正面から見据えて描いてある。 主人公はおそらく天才ではなく、いくばくかの才能と努力で、 とりあえずはユース代表レベルにはなった少年。 周りとは違うのは、「自分の寿命は(選手として活躍できる)あと20年」 という、妄執ともいうべき考え。 それが彼を、家族とガールフレンドを捨てさせ、スペインへと駆り立てる。 野沢氏は彼をどこまで連れて行くつもりだったのか。 それが永遠に分からなくなったのが、ただ悲しい。 | ||||
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本屋をのぞいていたら文庫本になっていたので通勤電車用にと買いました。少年リュウジがサッカーを通じて成長してゆく物語。試合のシーンなどとてもリアルで息使いも聞こえて来るようで、鳥肌が立つこともありました。 日本代表のサッカーを観る目も変わってくる一冊ですね。完全にリュウジ本人に感情移入して一気に読んでしまいました。 | ||||
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サッカーと若者の苦悩を通して自分が自分足りえるために。。。アイデンティティーのあり方を切々と綴っています。サッカー小説としても十分に楽しめる上、野沢氏の持ち味といっても良い情景描写は流石の一言。誰もがリュウジになって10代に戻りピッチに立てる、そんな作品だと思います。 | ||||
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Numberで連載されたときから楽しみにしていた本です。 発表当時とは構成が変わっているけど、中身は磨きがかかってる印象です。 ボールを蹴ることに対する臨場感を大切にしたというだけあって、描写への こだわりがとにかく凄い。 読んでるだけでボールが蹴りたくなってくる。 主人公は、存在自体がブレークスルー。読後も爽快です。 | ||||
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日本から一人でスペインへ向かった16歳のサッカー少年リュウジ 物語の王道をいく物語でした。サッカーに詳しくなくても楽しめました。 野沢尚の上手さは、ますます磨きがかかり、真正面から一人のサッカー 選手の浅春物語、成長物語を書いています。 「龍時01-02」を読み終わったボクは大きな満足感を感じました。 | ||||
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日本の16歳の少年が単身スペインに渡り、サッカー選手をして一人の人間として成長していく物語。 サッカー描写が素晴らしくまるでTVで試合を見ている様に鮮明に頭の中に入ってくる!そして普通の16歳の少年が抱える悩み、スペインに渡る事の不安、家族の悩みなどサッカーだけでなく色々な面から、興味が沸いてくる物語。とにかく面白い!一気に読んでしまう、そしてまたスグに読み返したくなる面白さ! さらに続編が2作目3作目と続きこの01-02がプロローグだったのではいかと思うぐらいに続いてほしい! | ||||
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日本から一人でスペインへ向かった16歳のサッカー少年リュウジ 物語の王道をいく物語でした。サッカーに詳しくなくても楽しめました。 野沢尚の上手さは、ますます磨きがかかり、真正面から一人のサッカー 選手の浅春物語、成長物語を書いています。 「龍時01-02」を読み終わったボクは大きな満足感を感じるとともに、 早く「龍時02-03」が読みたくてたまらない。 そして、もうこの話の続きもあることが喜びだ。 | ||||
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私がサッカーを好きになり始めた、90年前後(ドーハ前)、サッカーのTV番組や、新聞記事はほとんど無く。専門誌かNumber誌くらいからしか情報を得ることが出来ませんでした。未だに、メディアのほとんどは、まだサッカーに対して未成熟です。欧州各国リーグの情報は相当に増えましたが、どこが勝った、誰が点を取った、誰のトリッキーなプレーがあった、といった内容でしかありません。プレイヤーの内面に迫るインタビュー主体の文章も格段に増え、この種の内容は非常に評価出来ます。しかし、実際のプレー描写の表現は、常に物足りないものでした。 前置きが長くなりましたが、今までサッカーの、いやフットボールのプレー描写が的確で、想像力の助けとなり得るだけの、表現力をもった文章は、全くといって良いほどなかったのです。初めてです。プレーのシーンが鮮明に想像出来た文章は。このスポーツは文章表現が出来ないのだと思っていましたが間違いでした。おそらく、専門的な事項の監修を、元Jリーガーで、言葉の表現力も持った中西哲生氏が行ったことが、大きかったのではないでしょうか。野沢尚氏も、この作品をライフワークにするとすら語っています。02-03シーズンの連載も、文芸春秋の雑誌ですでに始まっています。その新刊文庫の発売を、この本を読み終えた昨秋から、私は楽しみにしています。 | ||||
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日本の管理サッカーに嫌気が指した少年が 単身イタリアに渡り、イタリアサッカー界で成功を掴む物語。 典型的なサクセスストーリはカタルシスが多く、 また、事実に基づいたサッカー描写が、 サッカーファンをも満足させる内容となっています。 ただ、サッカーの知識がある程度以上なければ 内容が非常にわかりづらいと思われる点が少し難点かも。 私は最近サッカーファンになったので問題なかったけれど、 サッカーの基本的なルールやゲームメイクのいろは、 またリーガエスパニョーラ(スペインプロサッカーリーグ)を 知らなければ、途中で読むのを放棄したかもしれない。 掲載誌を考えると仕方ないのかもしれないけれど… 少し、不親切かもしれないという気がします。 | ||||
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ちょうど日韓共催のワールドカップがありタイムリーな本であった.私はW杯の後に読んだのであるが、あの興奮が身近に感じられた.面白くて一気に読めてしまった.日本にもリュウジのようなストライカーが次のドイツでのW杯で活躍してくれることを切に願っている.続編もあるそうなので、本当に楽しみだ. | ||||
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ミステリーも好きだけれど、こういう親子の絆や複雑な心理描写はやっぱり野沢さんだと思う。どこか痛くなる、そういう気持ちにさせるのはやっぱり凄い作家だと思う。 私はサッカーはルールもわからないし、勝つか負けるかぐらいの興味しかないが主人公が単身でスペインに渡り色々な人と遭って(必ずしも自分にとっていい人達ではない)成長していくさまは、目標を達成する為に貫き通す気持ち に共感する。目標に向かって、「しがらみ」を切り取っていくリュウジ。 リュウジがワールドカップで活躍する・・・そんな続きをぜひ読んでみたい。 | ||||
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天才サッカー少年が単身スペインに赴き、トップリーグに登場するまでを描く。本格的サッカー小説というのは偽りではない。文章でフィールドの格闘を描く筆力はたいしたもの(挿絵があればなお良かったが)。作者はJリーグの発足以来、サッカー熱狂者になったという。作者の、主人公リュージに寄せる期待は、日本的な「和」をぶち壊す、ゴールへの突進だ。リュージのハングリーさの背景として、だらしない父親と一人で料理屋を切り盛りする母親が配置されているが、いかにもステレオタイプであるのが惜しい。この小説は、2002年ワールドカップと同時並行で進んでいる。続編も予定されているというから嬉しい。 | ||||
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