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記憶の中の誘拐 赤い博物館



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【この小説が収録されている参考書籍】
記憶の中の誘拐 赤い博物館 (文春文庫 お 68-3)

記憶の中の誘拐 赤い博物館の評価: 4.27/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(4pt)

読みやすい

TVで、映像化されたので、興味を持ち、原作を読んでみたくなりました。
やや、説明の繰り返しもありますが、面白いです。
記憶の中の誘拐 赤い博物館 (文春文庫 お 68-3)Amazon書評・レビュー:記憶の中の誘拐 赤い博物館 (文春文庫 お 68-3)より
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No.10:
(4pt)

犯人はなぜ、そんなことをしたのか。彼らの異常な心理に、ぞくぞくしました。

過去に起きた未解決事件を、警視庁付属犯罪資料館の館長・緋色冴子(ひいろ さえこ)と助手の寺田 聡(てらだ さとし)の二人三脚で再捜査していく短篇が、全部で五つ。2016年から2021年にかけて発表された以下の作品が収録されています。

記憶の中の誘拐 赤い博物館 (文春文庫 お 68-3)Amazon書評・レビュー:記憶の中の誘拐 赤い博物館 (文春文庫 お 68-3)より
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No.9:
(5pt)

卒業式前日、先輩に好きと告白した女子高生が校舎の屋上で遺体となって発見された

短篇推理小説集『記憶の中の誘拐――赤い博物館』(大山誠一郎著、文春文庫)に収められている『夕暮れの屋上で』は、推理小説本来のドキドキ感を味わわせてくれます。

高校の卒業式前日、夕日が照らす校舎の屋上で――。「『先輩、わたしも座っていいですか』。少女が訊くと、『もちろん』と微笑みが返ってきた。隣にそっと腰を下ろす。じんわりと幸福感がこみ上げてきた。・・・『わたし、先輩のことが好きなんです。ずっと、ずっと一緒にいたいんです。だめでしょうか』。言ってしまった。少女は息を詰めて相手を見上げた。先輩はびっくりしたように目を見開いたが、その顔には微笑みが浮かんでいた。よかった、嫌われてはいない。少女は勇気を奮って、その先の言葉を続けた。澄んだ声が夕空に流れていく。少女は、この先自分にどんな運命が待ち受けているか知らなかった」。

2年1組の藤川由里子が後頭部をコンクリートの花壇の角にぶつけて死んでいるのが発見され、彼女が殺されたらしいということは、公然の秘密になっていました。4階の教室でワックスがけをしていた業者が耳にした「――先輩、もうすぐお別れですね」、「――わたし、先輩のことが好きなんです。ずっと、ずっと一緒にいたいんです。だめでしょうか」という言葉を基に、由里子が属していた美術部の先輩、3年生の友永慎吾、小野沢洋、桂木宏平が犯人ではと疑われたが、結局、警察は「先輩」を突き止められず、迷宮入りとなってしまいました。

その23年後、警視庁付属犯罪資料館館長・緋色冴子警視が事件解決に乗り出した結果、思いもかけない真実が明らかになります。

推理小説にこういうトリックがあり得たのかと、呆然とする私。
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No.8:
(3pt)

残念

一作目が楽しめたので購入しましたが、こちらは凡庸でした。人間味がさらに薄っぺらになり、先品にも比例しているように感じます。期待していただけに残念です。
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No.7:
(5pt)

面白い

好きな作家さんです。
短編集でスルスル読めて、堪能できます
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No.6:
(3pt)

純粋に謎解きを楽しむ作品

五篇入り連作集だ。迷宮入り事件を女性館長が解決する。ありがちな設定で、個性や新鮮さは感じられない。いかにもTVドラマ的な軽いミステリで、社会性は薄く、人間をほとんど描かない。好意的に表現するなら、余計な負担を感じず純粋に謎解きだけを楽しめる。
「連火」「死を十で割る」の動機が意外で感心した。表題作の真相はけっこう驚かされた。本書はシリーズ二冊目なんだな。一冊目も読もう。
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No.5:
(5pt)

パズラーの粋

待った甲斐があった。相変わらずすさまじいクォリティのパズラー短編集。全編とも事件への最初の見方が180度ひっくり返る結末が端正なロジックで書かれている。ほんとうに「それだけ」のミステリなのだが、「それだけ」で読ませるのがいかに難しいか!

白眉はやはり表題作。ちょっと動機に無理がないか?と思わせておいて犯人の自白でそれを逆手にとってさらに掘り進むところなど、熟達の手腕。

シリーズ3作目も当然期待したいところだが、10年後に出れば御の字、くらいの気持ちで待ちたいと思う。
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No.4:
(5pt)

魂の救済

従来のミステリードラマ、小説では意図せる完全犯罪ではなく結果的に迷宮入り,時効を迎えた犯人は安堵感を得た印象が多かった。名探偵の手で犯行を暴かれた場合も時効を根拠に勝ち誇ったパターンが多かった。本作はその逆であることが興味深い。
寺田刑事からは「雪女」、感情が無いと称されているが、緋色警視は本作では真実を暴くことで犯行に及んだ当事者(時効後なので犯人、容疑者ともちがう)の魂を救済している。本当は内に秘めたやさしさと名前の緋色ような熱血の持ち主である。次回以降の作品を期待します。
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No.3:
(5pt)

嬉しいシリーズ第二作目。

警視庁付属犯罪資料館の館長である緋色警視が未解決事件の再捜査を実施する「赤い博物館」シリーズ2作目。

夕暮れの屋上で
連火
死を十で割る
孤独な容疑者
記憶の中の誘拐

シリーズ化して欲しいと思っていた作品であったので、第二集が出たのは嬉しい。
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No.2:
(3pt)

もう少し紙幅があれば…

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

前巻 に続き,全五話の連作形式で,犯人がややわかりやすいきらいはあるものの,
『なぜ』から見えてくる背景と真実,そしてそこへと至る推理と論理にいちいち納得,
一切の感情を伏せ,主人公がそれらを語る様子は,気持ちが良く,読み応えがあります.

反面,トリックなどに目を奪われる一方で,特に最後の二編は紙幅が足りておらず,
印象的なやり取りが多いのですが,登場人物や彼らの心情を含め,入り込めないまま,
解決パートに移ることがあり,物足りなさとともに,もったいなく感じることが何度か.

また,舞台の資料館をはじめ,主人公や語り部となる部下の説明がどの編にも挟まれ,
ありがちなこととはいえ,これならもう少し本編の方に…というのが正直なところです.
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No.1:
(5pt)

赤い博物館シリーズ

年明け三冊目は「赤い博物館」シリーズの続編。
本格ミステリとしての面白さは健在で、どの話も発想の逆転のさせ方がうまく、すっきりしていて読みやすい。特によかったのは『死を十で割る』と『連火』の二つ。どちらも犯人がなぜそんな行動に出たかがわかった瞬間は鳥肌がたった。
気がはやいかもしれないが、続編を早く読みたい。
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