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再生巨流
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再生巨流の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全63件 41~60 3/4ページ
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上司から借りて、二晩ぐらいで読みきってしまいました。 主人公と職種の同じ自分には勿論、営業職ではなくても日本で働いている方であれば必ず目にする業種業者が出てくるので、それらをイメージしながら読むとすごく分かりやすいと思います。 ウチの会社には吉野さんのような方が必要だと思いますが、人格維持を第一とし企業人になりきれぬ自分には物流システムや総合商社の内部を垣間見れた経済小説に留まりました。 しかし、吉野さんと蓬莱君の出会いぐらいからの鬼だるまの変容に引き込まれ、ワクワクしながら読み進めていけました。面白かったです!! | ||||
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久しぶりにとってもおもしろい、あたりの企業小説! 逆境に追い込まれたサラリーマンが、 斬新なアイデアを実現していくための、 企業内外の様々な交渉を描いていく、 実におもしろい内容で、あっという間に読み終えました! この著者の作品にしては、 ちょっと日本では現実離れした、 銃での殺し合いとかそういうのがなくて、 現実の日本の企業でも起こってもおかしくはない、 リアリティがあって、実に楽しく読めました。 おすすめの本です。 | ||||
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いやぁ、これは堪能した。 経済小説とあるが、単なるビジネス本ではないです。 というか、巷にあふれるビジネステキストやらはやりのMOT(もう古い?) 何ぞ読み開くくらいなら、この小説の方が何倍も勉強になる。 それも、楽しく、興奮し、ハラハラしながら読めるんだから、実に有益だ。 飛ぶ取り落とす勢いの主人公が、その鼻息の荒さが災いし閑職に飛ばされる。 ここらの悲哀は大変よくわかる。 やれる人間ほど、成果をかさに、知らず知らずのうちに傲慢になってしまう。 これは厳しく自戒させられた。 しかしのその逆境から、学び、また人を育て、人とともに作り上げる喜び を知る。 実に学ぶべきところが多い。 多くの特に若手サラリーマン、あるいはこれから社会に巣立つ学生等に、是非 読んでもらいたい。 更に、ビジネスと関係のない研究者等にも、「発想」がどういうふうに生まれ るのか。この作品では、極めて明確に示してくれる。 これは最近類書を見ない、素晴らしいエンターテインメンツな教科書だと思う。 | ||||
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巻末の解説をみると、「経済小説として最高傑作の領域に属する作品と断言してよいだろう。」とあります。本作品を友人の勧めで読みましたが、大変面白い本でした。流通企業を舞台に、登場人物が苦しみながらも熱意をもってアイデアを練り、新しいビジネスモデルを実現していくさまに、途中で胸が熱くなる思いでした。リアリティがあり、かつ無駄な描写がないのでスピーディに話が進みます。出張の移動時間を使って、ほぼ1日で読破しました。 経済小説と人間ドラマ、両方が味わえる良書だと思います。 | ||||
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この作品はかなり現実味のあるエンターテイメントである。 もともと能力のある主人公が左遷のあとにいかにビジネスパーソンとしてのモチベーションを維持しながら会社へ貢献し、また自分のキャリアをも積んでいくか。 強いて本書の弱点をあげれば、主人公が左遷される理由となった弱点の克服過程の葛藤描写が足りない。いずれにせよ、非常に満足のいくストリーであることには間違いない。 | ||||
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限りなく星5つに近い★4.5である 楡さんの作品は初めて読んだ。彼の成り立ちもいまだ知らない。 というわけで的外れかと思われてしまうかも知れませんが 「この作家さんは物流業界でサラリーマンをされていたのかな?」 と率直に思った。 取材だけでここまで書かれたのだとしたらものすごい! 0.5のマイナスは何回か、 社内で同じ内容のビジネススキームの説明を違う相手に繰り替えす のが、読み手としてはリアリティを感じつつちょっと面倒だったことと 物語の結末に多少の矛盾を感じたこと とはいえ、本当におもしろかったのでお勧めです | ||||
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グイグイ引きこまれた。 やはり楡は面白い。これまでの作品とちょっと色のちがう経済小説だが、一気に読ませる。 何か始めなければいけない。そう感じさせる作品だった。 | ||||
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スバル運輸のやり手次長吉野が突然受けた辞令は、たった二人の部下しかいない 新規開発事業部の部長職だった。4億円の過酷な売り上げノルマを達成しなければ おのれの首も危ういという状況で、吉野が打ち出した新規ビジネスとは・・・? 現実のビジネスの世界でも十分ありそうな緊迫感あふれる折衝シーンに思わず引き 込まれます。一般企業に勤めていた著者の経験が生きているのでしょう。四面楚歌 の状況に疲弊しながらも、緻密に練り上げられたビジネスプランで打破していく吉野 の姿に喝采を覚えます。また、ケガでプロ野球選手の夢を断たれながらも、家族を 養うために一介のセールスドライバーとして来る日も来る日も汗を流し続ける蓬莱 の姿にも心を打たれます。 ひさびさに登場人物から元気をもらいながら頁を繰れる小説です。著者渾身の経済小説 ではないでしょうか。 | ||||
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『フェイク』がなかなかの微妙作だったので、不安になりつつ期待しつつ、発売直後に買いました。 今回の舞台はビジネス、それも運輸業界。 アクション中心だった楡さんにしては珍しいチョイスだなぁ・・・ひょっとしてこれもダメ作かぁ・・・?と思いましたが、大違い!手に汗かきながら一気に読了しました。後味も最高に爽やかで、しばらくは興奮してニヤリ笑いが止まりませんでした。 楡さん独特のスピード感と迫力はそのままです。いかついオッサン(主人公)に好感を持たせ、血を流すことなく銃撃戦のような緊張感を生み出す楡さんの文章力にはホレボレさせられます。ビジネス小説なんか見たこともなかった私をもグッと惹きつけるその展開にシビれました。 ついつい誉めすぎましたが、稀に見る良著です。 ここ数年引き気味でしたが、また楡熱が上がりそうです。 | ||||
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当たりはずれのある(当たりの方が多いのだが)楡周平なので、帯を見て買ったのだが、こちらは当たりの部類。物流会社に勤める主人公が新規ビジネスを立ち上げる話なのだが、ビジネスモデルとしては目新しいことはないものの、小説としてはなかなか取材をしっかりしており好感。途中で飽きずに1日で読み切ってしまった。 | ||||
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新規事業立ち上げ、プロジェクトマネジメント、企業内ポリティクス、頻繁に取り上げられるビジネスの題材をこれほどまでに深い洞察に基づき、具体的なアイデアを盛り込み、緻密に描写したものがこれまであったであろうか。著者のエネルギーに感服である。 主人公が意を決して創業者と出会い、創業者の厳しいscrutinyに屈せず自分のプランを納得させていく場面は特に圧巻である。 | ||||
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サスペンス物かと思って読み始めたけど、とんでもない! 話がうまく行き過ぎるところはあるけど、そのままビジネスモデルとして活用できそうなアイデアが満載。 それを形にしていくプレゼン、行動力、想像力は舞台こそ物流業界だけど、全ての業界の”仕事”に通じるとてもタメになるものです。 一晩中かかって読みきりましたが、爽快感でいっぱいでした。 経験の浅い社会人にも、部下を持った役職者の方にも是非読んで頂きたい一冊です! | ||||
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『ただの運送業からマーケティングカンパニーへ』という決め台詞。同業者へはかなりのインパクトがある。 既存のインフラをもって、今を活かそうと腐心する同業者の方に一度は読んでもらいたい。 アイデアを実践していくノウハウもふんだんに盛り込まれたビジネス小説。 話が出来すぎ!という感は否めないが、もっと読みたい気持ちの裏返し。 読後の爽快感は物流業者の頭脳と脚を明日へ向かわせる。 | ||||
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~Cの福音、朝倉恭介シリーズの楡周平が!である。 買おうとした時は陰謀うずまくサスペンスかと思った。読んでいるとビジネス書になった。読み終わると爽快感と仕事に幅が出るようになった。舞台は流通業なので自分が関わっている業種ではないわけだが、考えるところはどこでも一緒。どうやってモノにするのか、仕事とはなんたるか、基本も応用もこの本でで~~きるような気がする。ビジネス用語が飛び交いとっつきにくい部分は多少はあるかもしれないが、全体を通せばこれは自分の仕事に使えるしプレゼンの方法論まで勉強になる。煮詰まった時には助け舟にはなってくれることだろう。 眠たくなるハウツウ本や企業小説よりもこれを一度読むと目から鱗。ハードワークに励むサラリーマン諸兄には正直どう映るのかはわ~~からないが、私の様なスチャラカ社員が読むと実にいい、やはり作家の文章の...、否「楡周平」というディテール表現に秀でた作家だからこそ面白かったのかもしれない。~ | ||||
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主人公:事業開発部長吉野公啓が、片足をフィクション。片足をノンフィクションに置いたような場面展開が小気味よく進み、ついつい一気読み。させられた。掟破りの、本部長の頭越しの社主への直訴は劇画タッチ。上司の説得や他社、そして取締役会でのプレゼンはディベートのお手本。部下へ飛ばす檄はスポ根ドラマ風。父母や娘との短い会話に溢れる情感は、心温まる叙情詩。・・・・もしかして「この営業戦略」は現実に通用するのではないかと思えるような綿密さ。プロジェクトXを超えるような感動はどこからくるのだろうか? 脇役を務める蓬莱秀樹。プロ野球選手への夢が破れても、真っ直ぐに生きる青年を「好演」。その妻藍子のアイディアが彩りを添える。 ついつい夜明けまでページをめくってしまった。 | ||||
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ビジネス小説とあるが、普段ビジネス小説を読まない人でもひきこまれる。取材から組み立てられた舞台は起伏に富み、逆境にむかう主人公たちはエネルギッシュ。描写、細やか。文章の歯切れもよし。降りる駅を忘れて読んでしまう本である。 読後がさわやかなのもいい。読み終えたあと、この”再生巨流”というタイトルが胸のなかに流れてくる、そんなビッグな本である。 | ||||
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著者は、非常に日本の企業におけるプロジェクトの現状を把握している。日々プロジェクトの現場に身を置く者にとっても、違和感なく一気に読み終えた。 近年、日本でもプロジェクト型組織が増えており、またPMBOKの普及もあってプロジェクト運営のノウハウ本も数多く出版されるようになっているが、やはりプロジェクト成功がリーダ次第で大きく左右されるという、当たり前のことを再確認させてくれた。 ビジネスのプロとしてのプロジェクトリーダが持っているべきコアが、この本に中にちりばめられている。やはり、困難に直面した時にこそ、その人の真価が本当に問われるのだ。 プロジェクトマネジメントという言葉は新しいが、この主人公吉野のようなリーダたちがかつての経済大国日本を支えてきたことを振り返ると、こうしたリーダたちのDNAこそ、若いプロジェクトメンバーに伝えていきたいと思う。 常々、こうしたコアの部分こそ若手のプロジェクトメンバーに継承していって欲しいと感じていたので、次のリーダをめざす人に是非読んで欲しいと思う。 また、現在リーダの立場にあり、ラインとのせめぎ合いの中で日々消耗しているご同輩の皆さんには、特にお奨めしたい。自分が何を目指していたのかを思い出させてくれ、次の挑戦への意欲を蘇らせてくれる一冊です。 | ||||
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ひさびさの楡周平の意欲作。 ビジネスものだ。 吉野はスバル運輸のやり手営業マン。かたちだけの昇進により、部下ひとりだけの部長になった。彼のミッションは、新規事業で四億円以上の売上を上げることだ。 迷う吉野の前に、文房具の通販のプロンプトが売上を拡大している、という事実が出てくる。そして、吉野は、元高校野球選手の蓬莱と出会う。蓬莱は、スバル運輸のセールスドライバーとして稼ぎながらも、いろいろなビジネスアイディアを持っていた。 吉野のアイディアが、だんだん形になって行く。そして会社をまきこんだ、1大プロジェクトへと成長していく。 かなり実在の会社を彷彿とさせるビジネス書だ。 いくつかの会社がモデルであろうことは想像にかたくない。 だが、この物語は、それだけではない。 ビジネスを成功させて行くためには何が必要なのか、ということが見えてくる。 もっとも必要なのは、執念だ。吉野の執念は、最後までこのプロジェクトをやりとげていくところにある。吉野と好対照をなすのが、彼の上司の三輪だ。 三輪は、役員(常務)でありながらも、上をみつつ、リスクは取ろうとしない。また、吉野のプロジェクトにいい顔をせず、妨害したりつぶしにかかろうとしてしまう。 吉野は三輪を排除すべく禁じ手を使う。だがそれは背水の陣でもあった。 ビジネス書として読んでも、興奮しながら一気に読める。良質のエンターテインメントだと思う。もちろんモデルにはある程度の限界があるだろうし、プログラミングの部分などはちょっと物足りないが、そういう欠点を補ってあまりあるダイナミズムがこの作品にはある。 アイディアについても島耕作が言っていたようなことでもあるが、だからといってこの作品がおとしめられることはない。 元気が出るビジネス小説だ。 ビジネスマン必読! | ||||
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クライムノベルの印象が強い楡氏ですが、まさかこんな意外な作品で攻めて こようとは思いもしませんでした。まるでプロジェクトXや、ガイアの夜明けを見 ているよう。 一応ビジネスマンである私は、気がつくと非常に興味深く、というか必死に読んで いました。文具通販会社は今頃てんやわんやかもしれませんね。 旧態依然とした組織の中での世渡り、ビジネスのダイナミズム、今すぐ仕事に活か せるヒントがいっぱい。主人公であるモーレツ部長吉野が、部下の成長と共に自ら も変わっていく様子も同時に描かれ、読み応えは十分です。 健気かつ一本芯の通ったセールスドライバー蓬莱のキャラクターも非常に好感が持 てます。正直もっと先が読みたかった。 | ||||
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やっぱり 楡さんの書くものは、どれもテンポが良く読んでいても疲れを感じさせません。 今回の再生巨流も読んでいてワクワク・ゾクゾクさせる内容です。 本当に、業界のことを勉強されいるから「本当にこんな事ができたら・・・」と思うほどのアイディアがあり、読み終わる頃には、自分もそこで働いている様な錯覚になっていました。 読んで損はありません!読むべし! | ||||
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