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恋は夜空をわたって
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恋は夜空をわたっての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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後輩の配信をたまたま覗いたら自分のことが好きだというコイバナをしていた……というところから始まるラブコメ。 あらすじ通りの内容で、ラブコメです。ただ、明確にキャラの二面性を描くこと(裏ではしゅきしゅき♡言うとか)がなく、全体的に等身大っぽい書きかたをしていた点が良かったです。ギャグ寄りのコメディではない。 どうやら音声作品とのメディアミックス企画?だったようで、Spotifyなどでボイスドラマ版が公開されている模様。興味がある人はまずそちらを聞いてからがいいかも。 上記の都合があったからか、主要キャラは3人(主人公、ヒロイン、主人公の妹)のみで、ストーリーもほぼ彼らのみで展開されます。そこは少し広がりに物足りなさを感じたところでした。 端々にツッコミたいところはあれど、全体的にはとても読みやすかったです。1対1のラブコメが好きな人には充分オススメできます。 | ||||
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たまたま配信を聴いたら後輩の女の子でしたみたいなコンセプトは面白そうだけど、それを活かせてないというか、ストーリー展開が平凡で予測できるものになってる。可もなく不可もない作品だと感じます | ||||
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高校二年生の長谷川壮一は深夜、宿題に追われながらもBGM代わりに流していた、 『サキ』と名乗るストリーミング配信ラジオの声の主が図書委員の後輩、 御簾納咲(みすの・さき)と酷似していることに気付き、彼女が話すその日起きた 出来事が合致していたことから『サキ』が咲であることを確信するが、 『サキ』の話し方やその内容が実際の咲のそれとは異なったものであったこと そして壮一に冷たい態度を取ってしまったことを後悔するトークを始めたこと そして彼女が壮一に好意を抱いている上に、美化するように盛られたエピソード トークに戸惑いを覚える――が序盤のストーリー。 作者にとっては『放送中です! にしおぎ街角ラジオ』(KADOKAWAメディアワークス文庫) 以来のラジオをテーマにした作品であり、同作同様、本作でもかつて作者が 学生時代に代々木のFM FUJI東京支社兼サテライトスタジオでアルバイトしていた 経験が反映されていることが分かる。 本作は小説(電撃文庫)のみならず、作者自らが脚本とギターを担当する、 KADOKAWAが新しい形のメディアミックスとしてYouTube、Spotify、 TikTokで展開するSTUDIO koemeeのローンチタイトルでもあり、実際に観てみると おそらくAdobe IllustratorやCharacter Animator、Animate、After Effect等で 作成したであろう簡易的なモーションアニメーションにドラマCDを組み合わせる ことで短時間低コストでの映像化を行う試みであることが理解でき、 同時にYouTubeチャンネルの収益化によりペイできると踏んで制作が行われたのだろう。 (チャンネル登録人数と再生回数から鑑み一応収益化の目処は立っていると思われる) また、この話はストリーミングと音楽を『小道具』として使っているため、 小説のみならずSTUDIO koemeeで展開されている全8話を並行して聴くことをお勧めする。 実はかつて首都圏に存在していたコミュニティFMでパーソナリティ経験があるため これはパーソナリティあるあるだと思うが、ステアリングを握ると性格が変わる人が いるのと同じようにマイクロフォンの前では性格どころか声のトーンすら変わって しまう人は案外多いので、学校の時の咲と配信中のサキが異なるように思えるのは 案外自然なことだったりする。 また、配信を始めてから日が浅いにもかかわらず一時間近く一人しゃべりができると いうことは、パーソナリティとしてかなり能力が高いことが窺える。 (一人しゃべりは傍から見たら簡単そうに見えるが、素人がいきなり初めても五分と 持たないだろう) その一方で腹の探り合いに失敗したり、ラジオネームを『ハセリバー』という 身バレしそうなものにしたりする、太宰治『人間失格』や猿飛佐助、カミュ『ペスト』を 知らないなど壮一を少しアホな人物にすることにより咲に疑義を抱かせることで 物語が進行していくが、おそらく作者が最も難儀したのは壮一の知能レベルであると 勝手に睨んでいる。 兄妹で曲作りをする一方、批判や誹謗、中傷を恐れネットに公開することに躊躇いを 覚える壮一の姿を通じ、彼が他人から見て自分がどう思われ、どう映るのかを異常に 気にする程に強い自意識過剰な人物であり、咲から明らかに好意を抱かれていることに 気付きつつも、どうして彼女が自分のような人間に好意を抱いているのかが 理解できない程に低い自己肯定感をこじらせてしまっていると同時に、 作曲の才能を持ち、妹から煙たがられない程度には顔面偏差値が高く、 相対的に心穏やかな人物であるという自分自身のことを客観的に理解できていない ことを窺い知ることができる。 | ||||
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本を読みながらyoutubeで聴くanimeを聴いてみてください。作品の世界に深く入り込めますよ。 | ||||
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1冊の文庫に収まる物語として素晴らしく完成されていた。 好きなバンドの新譜が、リードトラックだけじゃなくて1枚のアルバムとして素晴らしかった時のあの感じを、小説で味わえた。 もちろんリードトラックは動画で配信されている「sigh」。 章題に「エクストラコンテンツ」があるぐらいなので、作り手もその点は意識的だと思われる。 エクストラトラックが良曲のアルバムはだいたい傑作なんよ。 プロローグではなくintro、○話ではなくtrack○、エピローグではなくoutroでもよっかたと思う。 表紙や中扉絵の「再生」アイコンも最高。 動画配信の「再生」なのかもしれないが、個人的にはやっぱりミュージックアルバムの「再生」と受け取りたい。 主人公もヒロインも、クセも特徴もしっかりあるけれど、それが鼻につくことがない。 みんな大好き(俺も大好き)ラノベのラブコメ特有のお約束「出来た妹」「髪型整えると好感度アップ」なども、またか〜と思わせない程度で安定感につながっているように感じる。 普通の日常では起こらないだろう導入もオチも、「荒唐無稽」ではなく「ドラマチック」と感じられるのは、この物語がブラッシュアップされているからだと思う。 タイトルもいい。 最近多い、タイトルが文章になっていて物語のあらすじが分かるヤツも、その必要性は理解できる。 投稿サイトで見てもらう為には必要だろうし、実際便利だ。 でもこの作品はそんな必要がない。 表紙を見てほしい。 一歩間違えればダサくなりそうな光るピンクの縁取りのタイトルは、色数の抑えられた素晴らしく可愛いヒロインの差し色のピンク(恋)・夜を感じさせる強調されたライティングと合わさって、1枚のアルバムジャケットとして完璧。 ジャケ買い余裕です。 (説明しよう。おじさんの世代は、配信も視聴もなくて、CDをアルバムジャケットで買うか買わないか判断する勇気が求められたのだ。) 欠点を挙げるとすれば、1冊で完成され過ぎており続刊が難しだろう点。 このキャラクター2人のこれからを読みたいが、蛇足にしないためのハードルはとても高い。 著者様の今後の新シリーズなどで、今作の二人がカメオ的にでも出演(登場人物がサキの配信を観ているとか)してくれたら嬉しい。もちろんシリーズ続刊刊行で2作目はさらに面白い!というのが一番嬉しいのですが。 名アルバムをありがとうございました。 | ||||
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同じ曜日の図書委員で、非常にそっけない態度を取る後輩の御簾野咲が、自身のネットラジオで主人公への恋心を打ち明けていた、のを偶然当人が聞いてしまったお話。ただ、その描写は相当美化されてて恋する乙女状態になっており、そんなつもりじゃなかった主人公は事実とのギャップに頭を抱える事になる。配信聞いていましたと言う訳にはいかないし。 この手の相手の本音を一方的に知ってしまった系はバレた時の破壊力が醍醐味だが、この作品は上手い具合にオチへつなげていて良い感じに甘酸っぱくなっていた。いいぞもっとやれ、という感じ。 (本人はいっているつもりだったみたいだけど)グイグイいかない後輩キャラというのは新鮮だった。 高校生が主要人物のわりに大人しめのタイトルだが、内容としっくり合っていた。 章ごとの頭に、微妙に表情を変えながら放送に臨む彼女の姿がとても可愛かった。 | ||||
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グイグイ来ない後輩がラノベでは斬新。 これはいい話で泣きそうだったよ | ||||
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