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隠温羅: よろず建物因縁帳



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【この小説が収録されている参考書籍】
隠温羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)

隠温羅: よろず建物因縁帳の評価: 4.57/5点 レビュー 23件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 21~23 2/2ページ
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No.3:
(5pt)

終わっちゃったー

最初から泣いてしまった…最後はものすごくこの先が気になる終わりでした…。この二人のもう少し先をみたかったなぁ。でもとても好きな作品でした。終わってしまうのがとても残念です
隠温羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:隠温羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)より
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No.2:
(5pt)

過去、現在、未来、全てを曳いて、終幕

前作を読んだ時から覚悟をしてましたが"ああ、終わってしまった"その満たされたような、虚しさとも寂しさとも形容できないその思いが、ただただ巡ったのはきっと私だけではないはずです。まずは内藤了先生お疲れ様でした。
建物を曳くことは歴史や人の思いを繋いでいくこと、常に怪異と背中合わせだったそれは様々な縁と出会いを生んで終幕へと導かれていきました。要所要所で思い起こされるかつての曳きが足掛かりとなり、点と点が線になって辿り着いた今作であると強く感じられました。
因縁との戦いは大きな存在を失って始まり、序盤から苦しさに胸が締め付けられ、ページを捲るたびに込み上げるものがありました。隠温羅流の因縁を解くため様々な人に託されたものを受け取って逆境の中でも進んでいく仙龍や春菜ちゃんたちに拳を握りながら読み進めました。
よろず建物因縁帳の最後の曳きはまさに総出での戦いで見応えがあり、亡き先代から天敵パグ男までもが誰が欠けても叶わなかった、その結果だったと思わずにはいられませんでした。
ホラーミステリーという位置付けではあるこのシリーズですが、人との関わりで生まれる愛が一つのテーマであったのではないかと感じ取ります。大きく変わった春菜ちゃんが"明日のことは分からない今この一瞬を積み重ねていきていこう"と想う様がそう思わせ、仙龍と春菜ちゃんはもちろん、登場人物の全て、怪異まで、時代が変わっても変わらない"誰かを愛すること"の尊さや強さ、時にはその醜さに、愛を見せられました。
この物語のファンとして、これ以上なく綺麗に終えて下さったことに感謝の意を伝えたいです。題材とその内容の唯一無二である存在感、この作品で出会えて本当に良かったです。またいつか仙龍や春菜ちゃんたちに出会えることを心から願って...。
隠温羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:隠温羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)より
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No.1:
(5pt)

スピンオフを是非!

蟲峯神とで前後編のような状態だったので、完結を寂しく思いつつも待ち遠しい気持ちでした。
不穏な雰囲気で終えてたのでそこを心配してたのですが・・・
最後まで読めば、序盤の悲しみがまた違った意味合いの涙となった気がします。
この本で終わる!ということが念頭にあるので、常に緊張感がありました。
今までの伏線や謎などがどう結ばれるか、悪い終わり方ではないはず、と予想していましたが、
それ以上の展開でした。
棟梁〜〜!!

最初は春菜の性格が苦手でしたが、諦めず見守って良かった!
今では大好きだし、読み直す度に、この頃はな・・・と微笑ましさすら感じます。

曳屋とホラーという珍しい組み合わせで、人の想いや生き様を織り交ぜて、
なお素晴らしい作品を書いて下さった内藤先生に感謝したいと思います。

出来たら、スピンオフを読んでみたい!!
春菜と仙龍の露骨な恋愛シーンはなかったのは、作風に配慮していたのかな・・・
ホッとしたような物足りなかったような、そんな気持ちだったので。
この先のこと、仙龍の学生の頃、昇龍時代のこととか、裏話的なのも。
曳屋やホラーと離れた所で、それぞれの人物の話を読んでみたいですね。
このメンバーにまた会えるといいなぁ、と願って。
隠温羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)Amazon書評・レビュー:隠温羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)より
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