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ハンターキラー 最後の任務ハンターキラー 最後の任務ハンターキラー 最後の任務ハンターキラー 最後の任務ハンターキラー 最後の任務ハンターキラー 最後の任務ハンターキラー 最後の任務ハンターキラー 最後の任務ハンターキラー 最後の任務
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ハンターキラー 最後の任務の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「ハンターキラー 最後の任務(上・下) "Final Bearing"」(ジョージ・ウォーレス&ドン・キース 早川書房)を読み終えました。同作者による「ハンターキラー 潜航せよ」(2012年)は映画化もされましたが、そのシリーズ第一作目だそうです。よって、本国での初出は2003年。 米国海軍・太平洋艦隊潜水艦部隊+海軍特殊部隊SEAL+DEA。対するは、コロンビアの麻薬王サンチアゴ(エル・ヘフェ)+東南アジアの麻薬王・隋連合。彼らは、依存性の高いコカインを開発し、米国のシアトルへと密輸しようとします。そのインテリジェンスを得た「国際共同麻薬禁止局」のベセアは、米国海軍協力の下、原子力潜水艦「スペードフィッシュ」とSEALとの協同作戦により、その麻薬組織の壊滅を画策します。ジョン・ワード率いる「スペードフィッシュ」は、老朽化していることによりこれが最後の任務にあたります。「潜航せよ」では、ジョンは大西洋潜水艦隊指令に昇格しており、同じく原子力潜水艦「トレド」の艦長に収まったジョー・グラスは、この一作目では、ジョン・ワードの副長を務めています。 多くの見せ場があって、特に「潜航せよ」でも活躍したビル・ビーマンとその隊員たちは、コロンビアの麻薬王でもあり、革命運動指導者でもあるエル・ヘフェの麻薬インフラを追って、コロンビア・アンデス山脈に潜入、見つけては壊滅し、ミサイルが飛び、「戦争」を仕掛け、飽きさせません。 勿論、メイン・ストーリーは、原子力潜水艦「スペードフィッシュ」の活躍にあるわけですが、今回の戦略そのものよりも老朽化した原潜をいかに勇退させることができるのか、そちらの方に主眼がおかれているかのように予期せぬ出来事が頻発します。原潜が詳細に描写されていますので、或る意味、原潜を学ぶこともできます(笑)。そして、その合間を縫うようにして、敵方の貨物船を追い詰め、改造型ウィスキー級潜水艇を追跡し、多くの危機を掻い潜ることになります。また、友軍にも敵方のスパイが存在しますが、麻薬王・エル・ヘフェ側にもスパイがいて・・・コード・ネーム、<エル・ファルコーネ(鷹)>は、いったい誰(笑)。 舞台は、米国、コロンビアの辺境、海洋上と目まぐるしく変わり、「スペードフィッシュ」の兵曹たちにもそれぞれ丁寧にキャラクターが与えられ、作者たちの人物造形の確かさが伺えます。 しかしながら、細かい章立てによって、シーンがカットバックしていき、スリリングなシーンはあるものの「潜航せよ」と比較すると意外にサスペンスが分断されており、それがシリーズ一作目を表しているような気がします。また、明らかに敵側が弱いですね。それは、ほとんどの軍事スリラーに共通する弱点であるような気がします。特に、麻薬王・エル・ヘフェは、革命運動指導者としての切実な背景も持たされていますが生かしきれていないため、どこかの国の間の抜けた<狂信者>のように見えなくもありません。 とは言え、<訳者あとがき>によると「潜航せよ」と「最後の任務」以外にも未訳がまだ4作あるそうですから、本作が売れてくれることを切に願っています。 | ||||
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