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暮鐘: 東京湾臨海署安積班



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暮鐘: 東京湾臨海署安積班の評価: 4.67/5点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(4pt)

お気に入りのシリーズなので

ハズレはありません!
次の文庫化が楽しみです。
暮鐘 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-52)Amazon書評・レビュー:暮鐘 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-52)より
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No.17:
(5pt)

定番

安心できる面白さ。
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No.16:
(5pt)

全て

安積班シリーズは、どれを読んでも私は大好きです。
部下思いで、部下を信頼しているそういう人は世の中にはほとんどいないでしょう。
けいじももだけど、小説の中だけでも読んでいて人としてかんがえさせられたりしますね。
暮鐘 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-52)Amazon書評・レビュー:暮鐘 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-52)より
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No.15:
(5pt)

もう一度読み返したくなる短編集です。

班のメンバーの良さが際立つ短編集でした。やはり速水隊長が出てくると面白くなる。湾岸署には船舶部署があるのですね。この章はもっと話を広げて長編作品にしたのもを是非とも書いてほしいと思います。
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No.14:
(4pt)

人間関係の妙

やはり、短編集もいいが、長編ものの方が好きだ。
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No.13:
(5pt)

読みやすかった

短編がたくさんあるものが読みやすい。
短いのに内容は濃くまた読み返したくなる。
暮鐘 東京湾臨海署安積班Amazon書評・レビュー:暮鐘 東京湾臨海署安積班より
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No.12:
(5pt)

短編だけど!

面白かった!
暮鐘 東京湾臨海署安積班Amazon書評・レビュー:暮鐘 東京湾臨海署安積班より
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No.11:
(5pt)

須田カッコいい

このシリーズを読み始めて、20年以上になる。
中でも須田(呼びすてゴメン)は、お気に入りのキャラだ。彼の一言が状況をひっくり返してしまう場面は痛快で、何度も読み返してしまう。
暮鐘 東京湾臨海署安積班Amazon書評・レビュー:暮鐘 東京湾臨海署安積班より
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No.10:
(4pt)

面白かったです。

なかなか手に入らなかったので、購入できて良かったです。状態も良かったです。
暮鐘 東京湾臨海署安積班Amazon書評・レビュー:暮鐘 東京湾臨海署安積班より
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No.9:
(5pt)

意外な一面

本作は人気シリーズ東京湾臨海署安積班の短編集で全10作品。
今野氏の作品はほぼ全て読んでいるが、安積班長のシリーズは正直そこまで好きではない。
また今野氏の作品、特に警察モノは他の著者の書く警察モノと比べても起伏が少なく、それ故に短編はあっさりと終わってしまう感が強くて短編には向かない作者だと感じていた。しかし本作はそう感じていた自分の認識を覆した。

「公務」
刑事の仕事は勤務時間があって無い様なもの。そこにも “働き方改革” の指示がやってきて、上司から安積は残業時間を減らすよう指示が出る。しかも安積を一方的にライバル視している相楽は結果をだしていると。相楽が残業時間を不正申告しているのでは?と疑う安積。また一方これでは業務に支障をきたすと、働き方改革を推進して点数を稼ぎたい野心家の野村署長の下へ直談判に向かう安積。
相楽の考えは?野村署長の判断は?

「暮鐘」
管内で起きた殺人事件現場に臨場したのは、苦手な捜査一課の佐治係長。すぐに犯人は逮捕されるが、須田の疑問をきっかけに、安積は別に犯人が居るのでは?と佐治係長に進言する。

「別館」
別館とは東京湾臨海署別館の事で、海上で人質事件が発生したとの無線を聞き向かった安積班。
船には安積班と一緒に水上安全課の刑事も乗るが、操船するのは警察官では無く警察行政職員。また海での事件と言う事で海上保安庁の船も現場にやってくる。水上警察と海保との “なわばり争い” を危惧する安積。
更に警視庁本部は初動対応部隊であるWRT投入を判断。更に初動対応のWRTの後を受ける為にSATも投入。またSATはテロ対策だが、刑事事案の場合に備えSITも投入。一方海保も特殊部隊であるSSTを投入。
警視庁の部隊と海上保安庁の部隊。警視庁でも警備部の部隊と刑事部の部隊。つい役所にありがちな、なわばり意識や連携ミス、連絡の不徹底による取り逃がしなどを想像したが、海の男と “女” はヤワでは無い。個人的に長編で読みたかった内容。

「確保」
事件現場に居るのは相変わらず、 苦手な捜査一課の佐治係長とその子飼いと思われている相楽。現場の指揮を佐治から命じられた相楽が、入手した逮捕令状を手渡した相手とは?

「大物」
自分の記憶違いかも知れないが、この安積班シリーズではあまり目立つことの無い、班員の中で一番の若手、桜井がメインの話し。タイトルの「大物」は桜井の事なのか?読んでのお楽しみ。

「予断」
珍しく事件が片付き、定時で帰れそうな安積班の面々。桜井は定時で上がり、黒木は宿直。定時後にも残った三人の巡査部長、須田、村雨、水野に帰宅を即し、安積は三人と共に玄関まで向かう。須田の投げかけた言葉に反応した安積は須田と共に居酒屋に行く事にし、それに賛同した水野と村雨も一緒に居酒屋に向かう。そろそろお開きにしようとした頃、鑑識課の石倉がやってきて全員にクイズを出す。居酒屋での一コマと言う、安積班シリーズではちょっと珍しいシーンの話し。

「部長」
部長と言っても本部の部長では無く、巡査部長。下から二番目の階級だ。臨海署の野村署長より年上で、臨海署地域課の最古参。しかし独身の巡査部長なので資格が有り独身寮に住んでいると言う変わり種。
まぁ、この手の人の長年の経験と勘で事件を解決に導くのは今野氏の作品でも過去に見かけるパターン(もっと言えば、会社の掃除をしている人が実は会長だったとか、交番勤務のロートルが署長クラスが新人時代に世話になった人物だったとか)。サブキャラクタとして本部から来たこの様な人物を見下すタイプの若手が取った行動が、本作のスパイスとなっている。

「防犯」
ストーカーとあおり運転。これだけ世間を騒がせ、法律が施行され逮捕者まで出ているあおり運転でさえ、未だにTVニュースでドライブレコーダーに記録されたあおり運転とそこからの被害者の車への激しい攻撃のシーンが頻繁に流れている。にも関わらず加害者は顔にモザイクが入りアナウンサーは「警察は調査中です」とのべるだけになっている。
本作は犯行が実際に行われないと動けないもどかしさにスポットを当てた作品。速水の一言で火が付いた安積。班員に自分の考えを伝えるが、課長から却下されその考えを捨てる。それを冷ややかに見ていたように見えた村雨だったが・・・・・。

「予告」
管内の会場で展示されるフィギュアを盗むと言う犯行予告に対し、それを会場内で警備する安積班。今回は安積班の紅一点、水野の目の付け所で事件は解決。

「実戦」
須田の話し相手と言う印象が強い黒木がメインのストーリー。安積でさえ知らなかった剣道五段を有する黒木。乱闘している不良10人をあっと言う間に制圧。
事件解決後、野村署長に安積は呼び出される。当然、速水に言われた通り不良10人への対応が過剰だったのではとの咎めかと思ったら、対抗試合への黒木の参加への打診だった。
試合と実戦では違うと言うのは、空手道の道場を主宰している今野氏の考えそのものでもあるのだろう。
ところで、この「実戦」だけクレームを。速水と一緒に被疑車両を追っているシーン。江東飛行センターからその先の術科センターに向かい、新木場交差点に向かう。そして新木場交差点を左折し、国道357を羽田方面に向かう。東雲駅を通過し、被疑車両を確保。ここまでは実在の建物や交差点名、駅名で、地図通りの流れ。ところが確保後に安積が無線で連絡した確保場所は国道357、環七との交差点近く。この場所は新木場交差点を右折しないと駄目。知っている場所だけに読んでて違和感を感じた。

全10作品は、雑誌の2020年8月号から2021年5月号に毎月連載されたものを纏めたもの。短編集ではあるが、今まで安積班シリーズを読んできた者ならば、出てくる面々はお馴染みの人ばかり。でも、その意外な一面を見れる楽しみが本作には有る。
暮鐘 東京湾臨海署安積班Amazon書評・レビュー:暮鐘 東京湾臨海署安積班より
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No.8:
(5pt)

安定の安積班‼️

このシリーズは多分全巻読んでいるので、自分が良く知ってる人達が活躍する感じです。
今野先生の作品で一番好きなところは、どの作品もラストでスッキリさせてくれるところですねぇ。他の方の作品で最後の最後で「なんじゃこれ‼️」って終わる事がたまにあって損した気分になることがあるのですが、今野先生の作品では一度もないです。
書棚に入り切らないくらい今野先生の本があふれていますが、また次回作を期待しています。
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No.7:
(5pt)

おもしろかった❗️

期待以上におもしろかった❗️
このシリーズは、ハズレなしです。
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No.6:
(5pt)

頼りになる上司

短編でありながらそれぞれのストーリーで、安積班のメンバーの人間を伝える手腕が素晴らしい。
メンバーそれぞれの得意分野での活躍により、より個性が伝わってくる。

部下は上司を信頼し、安積係長は部下の為なら全力をつくす人間関係が良い読了感を与えてくれる。
また別係の相良係長が所轄に移動になって、人柄が変わってくる様子も読んでいて応援したくなってくる。

事件そのものよりも安積班を見守るという、シリーズものならではの楽しみがある。
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No.5:
(4pt)

面白いと思います。

面白く、時間を忘れ一気に読み終えた。
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No.4:
(3pt)

あまりにも変わりなし

おなじみと言えるメンバーがおなじみと言える感じで事に当たります。
そしておなじみと言えるような展開で話が終わります。

毎度のパターンを踏襲しているだけという感じが拭えません。
なので最初のいくつかの話を読んだだけで先に進む気がなくなりました。

昭和の時代劇的(黄金のパターンを踏む)な展開が好きな人には向いていると思います。
暮鐘 東京湾臨海署安積班Amazon書評・レビュー:暮鐘 東京湾臨海署安積班より
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No.3:
(5pt)

安積班は、短編集の方が人情がにじみ出る

いつもながら、須田は椅子をガチャガチャさせて立ち上がるし、榊原課長は重圧にアップアップしてるし、速水は自信満々で署内の情報に通じてる。
捜査本部ができて捜査一課から来たエリートたちと意見が対立した場合、結局は、安積班や所轄の署員の読みが正しくてギャフンといわせる。

でも今回の作品のちょっとした変化は、
相良がイイ感じに所轄になじみ、安積側に立つようになってきた。部下にも信頼されるようになってきた。
若手の黒木・桜井が単独での見せ場があってほほえましい。
それと、初期作品では安積が村雨をなんとなく煙たく思うくだりが散見されてましたが、最近はその思いがかなり払拭されてきたと思います。

犯罪を追う警察小説ながら、「ええ話やなあ」なハートウォーミング小説でもあるのです。
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No.2:
(5pt)

安積班は人情味があって面白いです。もはや推理は必要ない。

読後の感じが心地よいです。
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No.1:
(5pt)

相楽警部補の「変化」

『道標』以来となる短編集は10の物語が収められています。

安積の上司としての葛藤、安積も知らなかった部下の姿などが収められています。

さて、本作で気になったのは、『確保』というエピソードです。
相楽警部補が、ある理由から本庁捜査一課の警部・佐治基彦のやり方に異を唱えます。そして、最大の見せ場では、再び佐治の命に背く「ある行動」を取るのです。その行為は相楽と佐治の関係を決定的に変化させるものになったのではと思います。

相楽と言えば、佐治の元部下であり、長編『残照』では、佐治の腹心の部下ともいえる描かれ方をした人物です。捜査会議において佐治と安積が対立した際には、相楽は佐治に同調するように安積に反論していました。

しかし、相楽は臨海署に異動して以降、変化が見られるようになります。
安積へのライバル心は変わりませんし、安積にしてみれば「面倒な相手」なのですが、佐治に同調する場面が少なくなっていくのです。
『炎天夢』では、安積に協力的であり、佐治に同調する場面がほとんどありませんでした。

相楽をこうさせたのは、安積の存在が大きいと思います。『道標』所収の『熾火』では、師匠である三国刑事が「安積の熱血漢は熾火のように伝染する」と評しています。安積の刑事としての姿勢が、相楽にも熾火のように伝わっているのだとしたら、その変化も納得できるのです。

相楽にとって佐治は、もう「上司」ではなく、「対抗心を燃やす相手」となっているのかもしれません。
佐治にしてみれば、「飼い犬に手を嚙まれる」ような心情だったのかもと思います。

この先の安積班シリーズの新しい見どころになるのかもしれません。

もう一つ、佐治について思った事も述べます。

佐治はこれまでの作品と比べて随分苛立っている部分が多くみられるようになります。とにかく短時間で結果を出すことにこだわるなど、所轄を苛立たせる言動・態度が多くなっているように見えます。
もしかすると、佐治という人物は居丈高な態度を取ることでしか部下を奮い立たせ、引き締められない人物なのではないかとさえ思ってしまいます。かつて、『晩夏』で若手の矢口刑事に速水が「お前はビビっている。弱い犬はやたらと吠える」と指摘し、居丈高な態度を取るのは「鎧を着ているに過ぎない」と見抜いたのと同じように、佐治のこの態度は「所轄に舐められたくない」「自分の部下が所轄に舐められることも許せない」という思いからではないのかとさえ思うのです(これは、『確保』で相楽の部下・荒川刑事が安積に語っていることです)。強力なリーダーシップの裏にあるのは、実はそうすることでしか部下をまとめられないという「自信のなさ」もあるのではと思うのです。
暮鐘 東京湾臨海署安積班Amazon書評・レビュー:暮鐘 東京湾臨海署安積班より
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