人間動物園

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人間動物園の評価:

3.74/5点 レビュー 23件。 C ランク

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平均点3.74pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 21〜36 2/2ページ
No.16
(4pt)

被害者は誰か?

思いもよらない豪雪の中で起こった幼児誘拐事件。
そこから話は二転三転するのですが、誘拐された被害者が誰か?と言う意表をついた話に、良くも悪くも驚かされました。
幼児誘拐と見えている事件が、実はその母親の誘拐であると思いきや、犯人の本当の狙いがそれを捜査する警官たちの誘拐であると言う、今までにない物語の仕立て方には脱帽しました。
その意味で、推理小説としては、全く今までにないタイプのものであり、面白かったと思います。
ただ、そこまでに至る筋道は複雑に交錯しており、なかなか物語の中に溶け込めませんでした。
一番気になった点は、犯人の動機です。
いくら学生運動の活動家としての挫折者だからと言って、国家権力=誘拐事件の捜査を担当する警官と言うのは、今一つぴんと来ませんし、そんな動機がありうるのだろうかと疑問に思いました。
ただ、政治家の汚職事件や盗聴器を駆使した犯罪など、なかなか面白い要素が盛り込まれており、楽しい小説ではありました。
人間動物園 Amazon書評・レビュー: 人間動物園より
4575234362
No.15
(4pt)

被害者は誰か?

思いもよらない豪雪の中で起こった幼児誘拐事件。
そこから話は二転三転するのですが、誘拐された被害者が誰か?と言う意表をついた話に、良くも悪くも驚かされました。
幼児誘拐と見えている事件が、実はその母親の誘拐であると思いきや、犯人の本当の狙いがそれを捜査する警官たちの誘拐であると言う、今までにない物語の仕立て方には脱帽しました。
その意味で、推理小説としては、全く今までにないタイプのものであり、面白かったと思います。
ただ、そこまでに至る筋道は複雑に交錯しており、なかなか物語の中に溶け込めませんでした。
一番気になった点は、犯人の動機です。
いくら学生運動の活動家としての挫折者だからと言って、国家権力=誘拐事件の捜査を担当する警官と言うのは、今一つぴんと来ませんし、そんな動機がありうるのだろうかと疑問に思いました。
ただ、政治家の汚職事件や盗聴器を駆使した犯罪など、なかなか面白い要素が盛り込まれており、楽しい小説ではありました。
人間動物園 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 人間動物園 (双葉文庫)より
4575510440
No.14
(3pt)

独創的な「誘拐」

吹雪で交通機関が麻痺しつつある埼玉県のK市、前日に犬が誘拐されたと110番通報をしてきた中年女性から、再び通報があった。今度は隣家の幼女が誘拐されたという。半信半疑で通報者宅に向かった警察は、それが本物の誘拐であることと、被害者は疑獄の只中にいるある大物政治家の孫娘であることを知る。

盗聴器が仕掛けられ、身動きができないでいる被害者の自宅を避け、特殊班の面々は、通報してきた中年女性の家で犯人からの連絡を待つことに。しかし、何故か被害者の母親は、警察に対し、頑なで非協力的な態度を見せる。果たしてこれは本物の誘拐なのか? 事件に先立って起こった犬や猫の失踪、山羊のひき逃げは誘拐と関係があるのか?

連城三紀彦と言えば、情緒纏綿と思っていたが、このような本格物(勿論、一筋縄ではいかないが)を書くとは認識不足であった。しかし、良く練られたプロットで、政治家の疑獄事件に、父と子の確執、さらには全共闘世代の残滓を絡めつつ、二転三転する誘拐劇の真相は、いかにも連城マジックの面目躍如と言えよう。

誘拐ものとしては、究極の発想、着眼で、おそらく二度とこの手は使えない独創性がある点は高く評価できる。ただ、最後の謎解きの部分が、2時間ドラマで、そろそろ解決篇の時間ですので、という感じの性急な展開であること、身代金の処理の点ですっきりしない点が残ったところは残念であった。
人間動物園 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 人間動物園 (双葉文庫)より
4575510440
No.13
(3pt)

独創的な「誘拐」

吹雪で交通機関が麻痺しつつある埼玉県のK市、前日に犬が誘拐されたと110番通報をしてきた中年女性から、再び通報があった。今度は隣家の幼女が誘拐されたという。半信半疑で通報者宅に向かった警察は、それが本物の誘拐であることと、被害者は疑獄の只中にいるある大物政治家の孫娘であることを知る。
盗聴器が仕掛けられ、身動きができないでいる被害者の自宅を避け、特殊班の面々は、通報してきた中年女性の家で犯人からの連絡を待つことに。しかし、何故か被害者の母親は、警察に対し、頑なで非協力的な態度を見せる。果たしてこれは本物の誘拐なのか? 事件に先立って起こった犬や猫の失踪、山羊のひき逃げは誘拐と関係があるのか?
連城三紀彦と言えば、情緒纏綿と思っていたが、このような本格物(勿論、一筋縄ではいかないが)を書くとは認識不足であった。しかし、良く練られたプロットで、政治家の疑獄事件に、父と子の確執、さらには全共闘世代の残滓を絡めつつ、二転三転する誘拐劇の真相は、いかにも連城マジックの面目躍如と言えよう。
誘拐ものとしては、究極の発想、着眼で、おそらく二度とこの手は使えない独創性がある点は高く評価できる。ただ、最後の謎解きの部分が、2時間ドラマで、そろそろ解決篇の時間ですので、という感じの性急な展開であること、身代金の処理の点ですっきりしない点が残ったところは残念であった。
人間動物園 Amazon書評・レビュー: 人間動物園より
4575234362
No.12
(3pt)

発想の面白さとラストのどんでん返し

ラスト、こういう事だったのかと見事にだまされました。
ただそれに行き着くまでの描写がまわりくどかったのと、伏線らしきものが多すぎて、登場人物の人物設定も広げすぎでした。
それゆえ焦点がぼけてしまった点も否めません。
しかし面白い発想の小説です。
途中まではいまいちかと思っていましたが、ラストで真実が明かされた時、今までこういうラストがあったのか、と非常に驚きました。
もう少し語り口がすっきりしていたらよかったのですが・・・
人間動物園 Amazon書評・レビュー: 人間動物園より
4575234362
No.11
(3pt)

発想の面白さとラストのどんでん返し

ラスト、こういう事だったのかと見事にだまされました。
ただそれに行き着くまでの描写がまわりくどかったのと、伏線らしきものが多すぎて、登場人物の人物設定も広げすぎでした。
それゆえ焦点がぼけてしまった点も否めません。
しかし面白い発想の小説です。
途中まではいまいちかと思っていましたが、ラストで真実が明かされた時、今までこういうラストがあったのか、と非常に驚きました。
もう少し語り口がすっきりしていたらよかったのですが・・・
人間動物園 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 人間動物園 (双葉文庫)より
4575510440
No.10
(3pt)

まずまずでした^^

最近読んだ本、
特に「このミス」ランクインした作品の中では
まぁまぁ読後感のある作品でした。
ちょっと長ったらしい状況表現や
登場人物の人間性表現には薄さを感じはしたものの。。。
連城氏の作品を初めて読んだので、
他の作品はどんなものをお書きになるのか・・・^^;
この作品はお勧めできる作品です。
人間動物園 Amazon書評・レビュー: 人間動物園より
4575234362
No.9
(3pt)

まずまずでした^^

最近読んだ本、
特に「このミス」ランクインした作品の中では
まぁまぁ読後感のある作品でした。
ちょっと長ったらしい状況表現や
登場人物の人間性表現には薄さを感じはしたものの。。。
連城氏の作品を初めて読んだので、
他の作品はどんなものをお書きになるのか・・・^^;
この作品はお勧めできる作品です。
人間動物園 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 人間動物園 (双葉文庫)より
4575510440
No.8
(3pt)

何かなぁ・・・。

タイトルに惹かれて読みました。
テンポも悪くなくて、読みやすいです。
でも結末が納得できないものでした。
まぁ、文章や、登場人物などはしっかりしていて、面白いです。
途中まではとても楽しめたので星三つ。
様々な捉え方があると思うので、読んでみてください。
人間動物園 Amazon書評・レビュー: 人間動物園より
4575234362
No.7
(3pt)

何かなぁ・・・。

タイトルに惹かれて読みました。
テンポも悪くなくて、読みやすいです。
でも結末が納得できないものでした。
まぁ、文章や、登場人物などはしっかりしていて、面白いです。
途中まではとても楽しめたので星三つ。
様々な捉え方があると思うので、読んでみてください。
人間動物園 Amazon書評・レビュー: 人間動物園より
4575234362
No.6
(4pt)

カバーバージョンが読みたい!

プロットの斬新さは凄いんだけど
中盤までの冗長な文体は感情移入できず。
でもそれを差し引いてもぜひぜひご一読の価値ありです。
横山秀夫バージョン、宮部みゆきバージョン、井坂幸太郎バージョンを読んで見たいですね。
人間動物園 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 人間動物園 (双葉文庫)より
4575510440
No.5
(4pt)

二転、三転

誘拐を扱う小説は数多あると思うが、このような展開の作品は初めてだったので、驚いた。途中までは作品に中々入り込めなかったのだが、中盤を過ぎてからは、のめり込んでしまった。被害者宅に仕掛けられた多くの盗聴器。その存在が、警察の動きを鈍らせる。警察は被害者宅の隣家に身を潜め、何とか事態の収束を図ろうとするのだが・・。これだけでも面白い内容になりうるのだが、作者は更にこの物語を二転、三転させる。連城魔術が冴え渡る、快作だ。
人間動物園 Amazon書評・レビュー: 人間動物園より
4575234362
No.4
(4pt)

ラストはちょっと・・・・。

 まったく先の見えない物語の展開。人物描写。など非常に面白い。ラスト近くに明かされる犯人の意図にはおもわず驚嘆。ただの推理ものには終わってません。ただそこまで完成度が高いだけに、作者の狙いかもしれませんが、めまぐるしく変わる視点がいったい今誰が喋っているのか、誰の目を通してみているのかが、わかりにくいところが多々あり、いまひとつ物語りに感情移入がしにくかったですね。(私の注意力の欠如だろうか!?)  さらにラストの落ちは、ちょっとこの物語にしては大風呂敷過ぎないでしょうか。最後は地味に締めても良かったのでは。 一風変わったミステリーですので、一読して見る事をお勧めします。
人間動物園 Amazon書評・レビュー: 人間動物園より
4575234362
No.3
(4pt)

久しぶりのびっくり!

作者を恋愛小説家だと思っており、あまり期待せず読み始めたのですが、結末に、ほんと、びっくりしました。1日1冊ミステリーを日課にしていたので、たいてい結末が読めてしまい、驚きが最近得られなかったのですが、うれしいことに裏切られた感じです。星5つにしたいところですが、結末で怒る人もいるかも・・という恐れゆえ、星4つ。
人間動物園 Amazon書評・レビュー: 人間動物園より
4575234362
No.2
(3pt)

よく出来た誘拐モノ、しかし・・・

最初は平凡な幼女誘拐事件の話かと思って読み進んでいったが、さにあらず!ラスト近くの2転3転のどんでん返しは息もつかせぬ迫力だ。積み重ねたプロットのひとつひとつも良く出来ている。しかし、意外と読後はさっぱり風味。謎解きに伴うず~んと胸に響く「何か」がなかった。事件のキーワードは鳥でもない、哺乳類でもないどっちつかずの生き物「こうもり」なのだがこれは過去に読んだ推理小説で何度か目にしたキーワード。特に目新しさはなかった。
人間動物園 Amazon書評・レビュー: 人間動物園より
4575234362
No.1
(5pt)

被害者の隣家という狭い空間を中心に進行する誘拐劇

埼玉県の西北部・笠井市で起きた幼女ユキの誘拐事件は、母親宅が犯人により仕掛けられた盗聴器で盗聴されるという異常な環境の中、浴室と隣家を介した母親からの手紙と鈴の音を頼りに捜査をすすめざるを得ず、また、折からの大雪で機動力もそがれ、捜査は思うように進展しません。そんな中、母親の行動・言動に不自然な点が見え始め、狂言説が浮上します。一方ユキの祖父は1億円の灰色疑惑の渦中にある総理大臣候補であり、要求額も同額の1億であることから、祖父に起因した誘拐説も浮上してきます。このような異常な環境・人間関係の中・物語は、くしゃみをするのもままならない被害者の隣家という狭い空間を中心に、二転三転しながら進行します。前半からちりばめられたパズルの断片が、物語の進行をなしていく様は、まさに連城ワールドの真骨頂といえます。本作品は2003版このミスで7位にランキングされました(文春では15位圏外)。本作品をきっかけに連城ワールドに浸りたい方には、名作「戻り川心中」・「黄昏のベルリン」をおすすめします。
人間動物園 Amazon書評・レビュー: 人間動物園より
4575234362