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放課後の宇宙ラテ



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【この小説が収録されている参考書籍】
放課後の宇宙ラテ (新潮文庫)

放課後の宇宙ラテの評価: 3.00/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

前半はボッチぎみの子達の部活ものぽくて面白い

かって宇宙人にさらわれたと感じる体験をして、オカルトにはまった「僕」が高校生になってやめようと思っていたときに、同じクラスになった美少女もオカルトにはまっていて、謎部活をするという話。
頭の良い美少女、無邪気な幼なじみとラブコメぽさもあり、部活ものらしく、前半はよかったです。
 ところが事態が変化する後半がトンデモ展開になり、ついていけない感じがします。
あまりにトンデモなので、ラストは夢オチ?と思うほどです。
作者さんが締め切りに追われて、頭がどうにかなって書いたのか疑いたくなります。
まあ、このオチはオチで一つの感性というか、子供向けの本とかでなくはないのですが、最後の味付けとしてはどうだろう?という感じです。

あとあまりにトンデモ展開なので、実は後半以降は主人公の「僕」が夢見た妄想という可能性もなくはないです。
幼なじみの逃亡あたりから行動しないで自分に都合のよい夢と妄想をして、この物語が終わった後で目が覚め、現実に直面するというような。
とりあえずこの巻のオチはあんまりな気がします。
現実路線で書き直すか追加するかすれば良作になれたのに、後半の味付けで微妙な味になったという感じの作品です。
放課後の宇宙ラテ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:放課後の宇宙ラテ (新潮文庫)より
410180205X
No.3:
(3pt)

途中まではおもしろい

イラストが可愛かったので、中身はあまり考えず購入し読んで見ました。途中までは謎がなんとなく解明されていく感じで良かったけど、後半あたりはそんなアホな、という感じ。宇宙人が唐突に出て来てなんかひねりもなく勿体無い。作者が理系出身というのもあり、途中までは理論的で科学的な描写もあって期待したんだけど、大人を満足させるものではないかも。

その点、涼宮ハルヒの憂鬱はやっぱりすごいと思った。宇宙人が出てくるとしても、宇宙の全てを統括する実体を持たない情報統合思念体が地球人とコンタクトするために作り出した対有機生命体コンタクト用アンドロイドという設定、こちらの方がもしかしたら存在するかもと思わせてくれる。でもこの小説だと、なんやら惑星から来た宇宙人というやや子供じみた設定。宇宙人と対抗する勢力は超能力が使えるというのも都合が良すぎる。ハルヒのほうでは、超能力者はある条件下でしか能力を発揮できないという限定的なものだし、空想を実現できる能力を持っているハルヒが望んだからそうなったという理論でなるほどと思わせる。ハルヒの物語は、同じSFでも大人も満足できる説得力があった。

と比べたらいけませんね。結論として、深く考えずさらっと読むにはそれなりに楽しく読めると思います。
放課後の宇宙ラテ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:放課後の宇宙ラテ (新潮文庫)より
410180205X
No.2:
(4pt)

子供の頃にわくわくしながら読んだ児童文学を思い出した

「モグラ原っぱのなかまたち」や「ジュンとひみつの友だち」といった子供の頃にわくわくしながら読んだ児童文学を思い出しました。
現実世界で起こる小さなファンタジー、この作品もそんなお話です。

あるきっかけでそれまでの自分ではいられなくなる。
少し大人になる。
そんなテイスト。
ガチなSF小説だと期待すると拍子抜けするかも?

読まないと死ぬぞ!ってほどには推さないけど、読んでちょっとほっこりしたい人には良いかも。
放課後の宇宙ラテ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:放課後の宇宙ラテ (新潮文庫)より
410180205X
No.1:
(2pt)

前後半での変わり様に戸惑いと違和感

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

ライト文芸レーベルでの,ライトなSFテイストを含んだ青春物語での始まりですが,
アニパロが多用されるなど,全体的にライトノベルの色合いが強めの印象を受けます.

また,転校生の少女が語る『事件』は,いかにもSFらしくて興味を引かれるものの,
その解決のために彼女たちが取るアプローチには,いささか無理を感じてしまいます.

何より,あまりに唐突で,まさかの展開を見せる終盤には置いていかれそうになり,
そこから宇宙,宇宙人へ繋ぐ流れも強引に映るなど,果たして誰の,何の物語なのか,
都合良く押し切られた決着や,同じく出来過ぎの結末には,戸惑いと違和感を覚えます.

一方,少年と二人の少女,色恋や百合を挟まず,友達として思い合う様子をはじめ,
知った気になっていた友達のこと,この世の中のこと,それらがひっくり返される中,
改めて相手のことを思い,これからは,これからもと,動き出す姿には爽やかな余韻が.

とはいえ,やはり後半の変わり様に乗れず,残念ながら楽しむことはできませんでした.
放課後の宇宙ラテ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:放課後の宇宙ラテ (新潮文庫)より
410180205X

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