セヘルが見なかった夜明け
評判
セヘルが見なかった夜明けの評価:
4.00/5点 レビュー 1件。 - ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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セヘルが見なかった夜明けの評価:
4.00/5点 レビュー 1件。 - ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
①「我々の内なる男」・・・ 虚勢ばかりの雄の雀も人間の男もまた同じ。
②「セヘル」・・・・・・・ 表題作。クルバンバイラム(犠牲祭)は、トルコのお祭りのことだったんだ。これほどの悲劇。憎むべき慣習。おそらく、バックグラウンドでは①が存在しています。唾棄すべき内なる男。
③「掃除婦ナっち」・・・・ 憧れの車は黒の「マスタング」。衝撃。デモ。そして、何故かソフィスティケイテッド。
④「知った顔すんなってば」 女性で身を滅ぼす。そう、知った顔はできない。墓石に刻まれた言葉。ターキッシュ・ノワール。
⑤「黒い瞳によろしく」・・ 彼女の瞳はもっと高みを見つめていた。とんでもない高みを。「恥辱」
⑥「刑務所内書信検査委員会への手紙」 ピアノと詩とパストラミ。深いアイロニーに満ちています。
⑦「にんぎょひめ」・・・・ 最近読んだ「夕陽の道を北へゆけ」の難民を思い、ジェーン・カンピオンの映画「ピアノ・レッスン」がフラッシュ。映画つながりで「シェイプ・オブ・ウォーター」を想起したところで、この短編の「愛」にはとても届かないことに気づくことになりました。最も好きな短編。
⑧「アレッポ挽歌」・・・・ テロリズムと郷土料理。
⑨「ああ、アスマン!」・・ スリラーの読み手として、Twistが素敵だ。
⑩「母との清算」・・・・・ 母親への思い。
⑪「歴史の如き孤独」・・・ これはとてもいい小説です。俗ですが、飛んでイスタンブール。父親への思い。
⑫「最後は大団円」・・・・ そして、誰もがアメリカへ向かう。
「政治的なのかもしれない」という私の予想を覆し、庶民的で、ローアングルで、時に詩的でした。そして、「セヘル」が見なかった夜明けを思うとき、「暴力」への怒りに震える。
この困難な時代において、今も戦っている世界中の多くの医療従事者、介護従事者に敬意を表します。本当にありがとうございます。この短編集の「母との清算」のように、「どんな厳しい時代も絶対にいつか過ぎ去る」