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弁護士ダニエル・ローリンズ



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【この小説が収録されている参考書籍】
弁護士ダニエル・ローリンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

弁護士ダニエル・ローリンズの評価: 4.13/5点 レビュー 23件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
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No.23:
(1pt)

残念!

書評を見て購入。スラスラ読めましたが、人物描写が薄っぺらく、内容もなんだか収まるところに収まってしまって心に響くものがありませんでした。
弁護士ダニエル・ローリンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:弁護士ダニエル・ローリンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.22:
(4pt)

人種と障碍と私たちの世界

物語は面白かった。法廷もので、麻薬と人種と未成年が絡む、事件だ。この裁判一つで人種問題が解決するはずもなく、痛快というところまではいかなかったが、読者をうまく翻弄してくれた。
 さて、Black Lives Matterでもそうだったのだが、理解ある人々が旧態依然とした仕組みに立ち向かうという構図で描かれる。なんというか、人種問題については、少しでも改善している、前よりはよくなっているという視点が欠けていて、悪くなったり、変わってないことを部分を強調するパターンは、双方の利益にならない気がする。売れるのかも知れないが。「理想」「法律」はこうあるべきということなんだろうと思う。でも、少しずつよくしていく、よくなっていく、賛同者が増えているという風潮を作るべきなんじゃないかと思う。
 知的障害のある少年が訴えられる物語なのだが、人種人権に敏感なダニエルでさえ、スポンジボブを見せておけばいい的な解決法に頼る。物語の後半、彼の可能性を見出すことで救われるが、当初は、彼女でさえ、知的障害者を誤解しているように描かれる。他の人が、何度か助言しているにもかかわらず。これは、人種に関わる問題とオーバーラップすると思う。この点に限って言えば、彼女も差別側の人間だ(かなり穏やかではあるが)。
 エンターティメントなのだから目クジラ立てる必要はないのだが、人種問題を理想とのギャップだけで描く物語があるかぎり、人種問題は永遠に解決しないし、歩み寄れないと感じた。まぁ、それを面白いと言っている私も同罪ではある。
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No.21:
(4pt)

ネタバレになってしまうので言いにくいのですが

早い段階で真相がそうなんじゃないかなあってのはあった。
裁判で勝つというカタルシスを求めていたので少しがっかり。
とはいうものの国内このミス一位より楽しめた国外19位。
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No.20:
(4pt)

面白かった

奇しくも今年BLM運動が起きましたがアメリカ社会だけで無く全世界の根底に渦巻いている人種差別について考えさせられる内容でした。今の歴史はヨーロッパを起源としておりその文明が発展しそれを我々は享受しているのですがその発展途上で虐げられてきた人々についてどの様に考えるべきかを思い起こさせてくれました。
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No.19:
(5pt)

ユーモアと正義感とタフネスの融合!

強い信念から来る正義感ではなく、どうしようもなく突き動かされてしまう熱さがかっこいい。損をするとわかっていても、弱者の味方でいる姿がかっこいい。 法廷でテディの知能を陪審に示すためにわざと辛い質問をしなくてはならないダニエルの姿に泣ける。 元夫・ステファンへの未練についての親友ミシェルの助言、パーフェクト! 作中にヒールを履かずにコンバースを履くダニエルが出てくるが、杉田比呂美さんによる表紙がそれをちゃんと反映していて素晴らしい。 やり手でユーモアがありかっこいいウィルが好きなので、シリーズ化を希望!!
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No.18:
(4pt)

読みやすい

テーマが最近のトランプ大統領の大統領選挙に関しての考え方と似ている アメリカの人種差別の根深さを感じる 時節に合致している
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No.17:
(3pt)

ヤサグレ女弁護士巨悪に挑む!

知的障害の黒人少年がドラッグ販売で現行犯逮捕された。大酒飲みでバツイチ、破天荒で情にもろい姉御肌のダニーは、イヤな予感を覚えつつ、弁護を引き受けるが…証拠はあまりにも不利。それ以上に法を無視した裁判プロセス。その裏には、恐るべき陰謀が隠されていた!

しかし、元旦那にこんなに未練たっぷりになる女性って、男のファンタジーじゃないの? なんて、ちょっと別件が気になった私です。
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No.16:
(5pt)

変な女弁護士の活躍

本の状態には何の問題もありませんでした。内容はとても面白く大満足しました。
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No.15:
(4pt)

ヒーローとはこのような人物である。

その人物が次にどの様な言動を起こすか期待してしまい、そして気付けば応援している自分がいる。
本書の主人公である弁護士ダニエル・ローリンズは、まさにそのような魅力に満ちた主人公だ。
特に個人的に気に入っているダニエルの魅力は、どこまでも自分に正直なところである。
何度法廷侮辱罪を宣告されるも、腐った判事や検察官に自らの意見を述べる姿はヒーローそのものだ。
(法廷以外の場所でも、知的障害者であるテディに対して差別的扱いをした店長と対峙するシーンもカッコイイ。)
またカッコイイだけでなく、酒に逃げたり別れた夫に未練たらたらな弱い一面もダニエルを魅力的にさせている要因の一つであろう。

主人公の魅力のみならず、ユーモアに満ちた皮肉の応酬等のコメディ要素が本作をとても読みやすくしている。
別れた夫の再婚相手につけたあだ名の数々や、判事及び検察に対する皮肉などとても面白かった。

上記した通り、魅力的な主人公とコメディ要素を多分に含んだ会話と聞くと軽く読めるエンターテインメントを想像されるかもしれない。
もちろん本作は読みやすいエンターテインメント作品ではあるのだが、本作で扱われている事件の背景は私たちがいまなお解決できていない人種差別問題である。
いかに法が不平等で、黒人が不条理な扱いを受けているか。
いかに肌の色に対して固執し、偏見にまみれているか。
ダニエルがそれらを「白い罪悪感」に訴えかけるシーンは多くの人に読んで欲しい。

「きっと人間は、進化の過程で他人の苦しみに鈍感になっていき、それによって正気を保っているのだろう。」
と述べられているが、ダニエルは違う。
誰よりも他人の苦しみに寄り添い、誰もが見て見ぬふりをしている不都合な真実に対して声を上げることの出来る素晴らしい人物である。
私もダニエルの様な人物に少しでも近づけたらと思わずにはいられなかった。
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No.14:
(5pt)

正義感と人情に溢れた飲んだくれのやさぐれ女性弁護士ダニエル!

硬派なメインストーリーと楽しいエンタメテイストが融合した素晴らしい小説です。
正義感と人情に溢れた飲んだくれのやさぐれ女性弁護士ダニエルのキャラクター設定がまず秀逸。
どんな困難にも立ち向かい、いつも自分らしく生きようとする彼女はしかし人一倍繊細で傷つきやすい女性。
あんなにステファン(元・夫)やジャック(息子)のことを愛している彼女がなぜ浮気をしたのかが読みながら疑問でしたが、その理由が実に大人というか人間臭く、さらに彼女を好きになりました。
ダニエルを取り巻くステファン、仕事上のパートナーのウィル、親友のミシェルといった人たちもとても魅力的です。
ストーリーの根本には今のアメリカの宿痾とも言うべき根の深い差別問題があり、法廷描写や個人を圧殺しようとする権力に対する主人公の苛立ちのリアルさは、現役弁護士である著者の面目躍如たるものがあります。
本書が初の邦訳ということで、他の作品の出版が待ち遠しい限りです。
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No.13:
(5pt)

最高の法廷ミステリー

主人公の型破りな女性刑事弁護士は、サラパレツキーのV.I.ウォーショースキーを彷彿させます。
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No.12:
(5pt)

小説を読んで日本の裁判と比較するのはやりすぎだとは分かっているが

人種差別と犯罪が蔓延するアメリカ・ユタ州のある地域で、黒人で知的障害者である被告が、司法当局による故意の冤罪に陥れられようとしているのを見かねて、主人公の弁護士ダニエル・ローリンズが奮闘して、圧倒的な法廷の不合理に戦いを挑む。明らかな事実を見ずに、形式的で、ある意味欺瞞的な法解釈を押し付けようとする検事、判事および刑事たちの描写は迫真的で、日本の裁判の傍聴でも同じような種類の人たちがいくらも見受けられ、単なる作り物の小説ではない迫力を感じる。登場人物の会話は意表を突く退屈させないものだが、それに引きずられるわけでもなく、ストーリーの展開が理解しやすく、わかりやすく紹介されていく。原文はどうなっているのか、興味をそそられるが、翻訳者の技量はかなり高く、それが小説の面白さにずいぶん貢献しているだろうと思う。
どのような社会でも、裁判とは公正、公平と正義によって人を裁くものでなければならないという建前であるが、いかなる社会でも、そんなに理想的に裁判が実施されているわけではないようだ。人種差別が深刻な社会問題であり続けるアメリカでは、この点が裁判をゆがめさせる大きな要因であることは、だれでも想像できる。偏見に満ちた裁判の被害者になる主人公の依頼人は、主人公の体当たりの努力にもかかわらず、陪審員の評決で有罪とされる。量刑は終身刑の可能性もある長い拘束を伴うもので、上訴している間の環境の悪い刑務所の日々を被告は生き抜けないのではないかと、主人公は恐れる。
主人公には、離婚して未練を感じている元夫と、彼が引き取っている息子がいて、彼女を理解してくれる女友達や友達以上恋人未満の男友達がいて、検事や判事たちの怪物の様なキャラクターに加え、重層的な登場人物が説得力のある人間関係を表現していて、単なる法廷のゲームや謎解きではない厚みを与えている。
ラストのほうで、友人たちの協力もあり、隠された真相を突き止めた主人公が被告人を救出し、それに至る過程での不合理な裁判の重苦しさが尋常ではなかったので、読者の救いも大きい。
筆者は、しかし、最後の救出に眉唾を感じ、やはり作り物のお話ではないのかなと、一歩引いた。そんなに、うまく物事が進むのだろうか。
著者のあとがきを見ると、「本はとても面白かったけれど現実には絶対に起きないことだ」という多数の感想が著者に寄せられたということで、やはりそうだなと一瞬勘違いしたが、意味が違っていた。いわく、「実際の法制度ではありえない」。ありえないというのは、前半の、少年法や訴訟法を無視して、あるいは明らかな事実を無視して、黒人の少年が冤罪に陥れられるという、検察、裁判所の悪意が実際にはありえないという意見だということである。しかし、著者はアメリカの刑事弁護人をながく勤めているアメリカのマイノリティーで、彼が実際に経験した多くの例を小説に書いたのだという。法がどうであろうと、人権を無視する違法な裁判がまかり通っているというのだ。
読者の違和感は、最後に違法を跳ね返したハッピーエンドにではなく、そもそもそのような不正が法の支配の民主主義国ではありえないというものだったようだ。人質司法で有罪率100パーセントの日本では、類似の冤罪がまかり通っていると私は思うのだが、一般の日本の読者はどう思うのだろうか。多くの読者は、自分の属する社会とはかけ離れた人種差別の外国での社会不正の話であり、日本には人種差別がないのだからとかいうような感想の中に安住するのかもしれない。
ラストの大逆転が、アメリカの裁判所で、どのくらい実現しているのかどうかはわからない。しかし、上級裁判所に訴えたり、マスコミを利用したり、あるいは怪物の様な検事や判事に直接語りかけたりする主人公に対し、それぞれが人間として、意思や苦悩を示し、事情を話して、別の視点からの事件への見解がのぞかれる。そのような複合的な見解の総合において、正しい決定が導かれ、冤罪による司法の人権侵害が克服されるというのが、この本の結論である。なんと、著者はあとがきで、「この国の法制度にはまだ望みがある」と書いている。善き人々が不正を目にして、それを放置しなければ、絶望しなくともよいというのである。
この健全な弁護士の精神について、筆者は日本の司法制度とつい比較してしまう。日本では、刑事裁判は、弁護士の立ち合いのない長期拘留の取り調べののちに、検事が起訴したときに、結論が出ているので、主人公の様な弁護士の活躍はほとんど意味がない。裁判官は検事の提出資料を批判的に判断する気力も能力もないようであり、上訴しても、裁判官を忌避しても、金太郎あめのようにクローンのような別の裁判官が出てくるだけで、前の担当者の仕事を批判的に見直すなどということはありえない。だから、主人公のように頑張る弁護士はいても全く報われないだろうし、弁護士も検事、判事らとともに、司法村を形成する住民であり、村の外の人々に対し、独特の法の世界を押し付けるだけである。だから、この本のような状況が起きた場合には、それを逆転するなどというのは、水戸の御老公様がわざわざ訪ねてきて、悪代官を懲らしめてくれるというような奇跡でも起きない限り、考えられないことであり、「実際にはありえない話」だと思うのである。
少なくとも、日本の司法を前提にして、このようなリーガル小説、夢物語として以外に書くことが困難であることは、だれも否定できないのではないか。
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No.11:
(4pt)

予想を超えた

主人公のキャラクターが魅力的。楽しめました。
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No.10:
(4pt)

まずは一読。

主人公の探偵さんが、憎めない人です。「これはアメリカの人物か?」と思うような啖呵もあり、筋立てはすっきりしてるし展開もほどよく複雑で、翻訳小説としては読みやすかったです。
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No.9:
(4pt)

男前!

主人公が『男前』、『熱血漢』と言った男性向け賛辞が似合う女性、いわゆる『ハンサムウーマン』な魅力にあふれているところが良い。
また、調査員のウィルが万能すぎるきらいがあるが、主人公に協力する登場人物達が皆好感が持てるよう造形されている。

最近の法廷小説や推理ものはハリウッド映画的な銃撃戦や暴力が差し込まれる傾向があるのが嫌いだが、本作ではそれが無いことにも好感が持てる。
あくまでも裁判の駆け引きでハラハラさせてくれるのだ。

難を言えば、前半の暫くは彼女の人となりを描くために本編とは別の細かな弁護のシーンが多数挟まれるので話が進みにくいのは玉に瑕かも。
ともあれ本題の弁護に突入すると怒涛の展開が待っているため、一気読みしてしまった。

お勧め!
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No.8:
(5pt)

とても面白かったです。

文の構成も簡単で、すぐ読み切ってしまいました。
中学生くらいから大人まで幅広い年齢層にオススメできる小説です。
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No.7:
(5pt)

一気読みでした!

主人公に好感が持てる。結末が知りたく知りたくて一気読み。爽やかなラストでホッと安心。続編に期待!
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No.6:
(5pt)

男勝りな心優しい女弁護士の、痛快サスペンス

作者のお名前、聞いたことがないと思ったら、日本において翻訳版が発売されるのはこれが初めてということです。アメリカではすでに50冊以上作品を発表している(しかも10年で)ベテラン作家であると同時に弁護士でもあると紹介されていました。その物珍しさと表紙のイラストの柔さから思わずポチってしまいましたが、購入して良かったと思える作品でした。イメージとしては「デンジャラス・ビューティー」という映画でサンドラ・ブロック氏が演じた刑事みたいな感じでしょうか(化粧っけがなく男勝り的な感じが笑)。ただ、少しやりきれない感じがしました。後味が悪いと言うよりも、読後、深く考えさせられたと言うほうが近いかと思います。主人公ダニエルの弁護する少年が黒人の上に知的障害であるということが、事件から捜査、裁判、判決に至るまで影響を及ぼし、また、利用されていくさまに、作者はアメリカ社会の抱える暗い問題点をくっきりと浮かび上がせています。痛快な法廷勝負物でありながら、人種差別問題の根の深さも見事に描いた作品と言えるでしょう。おすすめです。
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No.5:
(4pt)

笑いあり、涙あり、ぞっとする感あり、すかっとする感あり

面白かったです。
差別や人権抑圧などの社会問題が重要なモチーフになっていて、いろいろ考えさせられますが、堅苦しくなくスラスラ読めて、読後はすっきり。
最後の種明かしに、ちょっと雑なところがあるけど、全体としては、笑いあり、しんみり涙あり、背筋がぞくっとする恐怖あり、悪役をコテンパンにやっつける爽快感あり。いろんな要素がてんこ盛り。
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No.4:
(1pt)

Kindleだと

後半が読めずにエピローグに飛んでしまう。
困ったな。いいところなのに。
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4151840516

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