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桜雨: 渡り用人片桐弦一郎控



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【この小説が収録されている参考書籍】
桜雨  渡り用人 片桐弦一郎控(二) (光文社文庫)

桜雨: 渡り用人片桐弦一郎控の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

“渡り用人”としての看板が薄い

渡り用人シリーズの2作目。

読みやすく、話がわかりやすく、小説としても面白いのだけど、前作から得た期待感に比してちょっとどうかな・・・との印象を受けた。
浪人・片桐弦一郎が旗本の臨時用人に雇われて辣腕を振るう、という点においてとても面白い設定だと思うのだが、今作はその表看板がうまく機能していない。
早くもネタの行き詰まりか・・・。

2万石の信濃・飯坂藩のお家騒動を収めるために、まったくのよそ者である主人公が奔走するという話。
しかし、後半になってシリーズの帳尻を合わせるかのように某旗本の用人を偽装させたり、旅先の危難を切り抜けるために旧知の借金取り立て屋・青茶婆を登場させたりと、話の持って行き方が都合良すぎる。
物語そのものは楽しめるのだが、はっきり言って展開の手法が今いち。

雰囲気は藤沢周平の“用心棒日月抄”シリーズにも似ているように思っていたのだが、ちょっと違うのかな。
発想が面白く、前作が良かっただけに残念。
もっと作品全般に“渡り用人”としての活躍ぶりを持って来てほしい。
桜雨  渡り用人 片桐弦一郎控(二) (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:桜雨 渡り用人 片桐弦一郎控(二) (光文社文庫)より
4334742033

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