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白い霧: 渡り用人片桐弦一郎控
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白い霧: 渡り用人片桐弦一郎控の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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前に一回読んだことがあった。途中で思い出したが、一気に読んでしまい、二度のご馳走を味わって得した気分になりました。 | ||||
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兎にも角にも残念なのは登場人物の容姿説明が無い。 主人公の片桐弦一郎の年齢や背丈、顔の造りなどの説明がありません。 また、弦一郎の裏店に顔をみせる大店の出戻り娘おゆきの容姿も見えて来ません。 小説なので読者は文章からそれぞれの人物を頭の中に描きますから、 それぞれの人物を登場させるときに容姿説明は必要と思います。 筋書きは簡単明瞭で分かり易いのは良いのですが推理性に欠きますので、 読者判断といったところでしょうか。 個人的には、辻堂魁の作品「風の市兵衛」にも主人公が算盤侍として旗本の家に入り、 窮地を救う筋書きがありますが、この市兵衛の方が数段良かったと思います。 | ||||
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某藩の江戸留守居見習から浪人となった主人公が、旗本の雇われ用人となって活躍する連作短編。 シリーズ1作目の本編は、借金まみれの旗本500石・内藤家の建て直しを図る。 若党1人、中間2人、前用人は謎の死を遂げ、知行地の不況による赤字経営に加えて放蕩息子の遊興による借金も抱える内藤家を、期限3ヵ月・報酬3両で建て直そうという、常識的にはあり得ない話である。 が小説としては面白い。 まず旗本と知行地の関係が描かれる作品は滅多にないので、新鮮味がある。 内藤家の元女中と放蕩息子との関係を探り、取り立て婆の懐に飛び込み、知行地の現況とそこで起こった事件を探り・・・ 最後にはそれらが入り組んでひとつの事件となり、解決へと導くわけだが、 これだけのことを3ヵ月の間に成し遂げるのだから、中身は濃密。 ま、こんなこと普通は無理だろう。 しかし中身が濃い分、ストーリーもテンポよく展開されて、一気に読み進める。 次はどんな家のどんな話になるのか、ちょっと気になるシリーズだ。 | ||||
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