十角館の殺人

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評判

十角館の殺人の評価:

3.75/5点 レビュー 763件。 S ランク

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平均点3.75pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2,306件 2,241〜2,260 113/116ページ
No.66
(5pt)

トリックの切れ味

綾辻さんの本を読むのは、これが初めて。作者がこの小説の原型を書いたのが22歳、大学4年のときというのは驚く。
おどろおどろしさが足りない、動機がいまひとつ納得できない、人物模写にやや不満がある…といった批判はあるだろうが、一行で、すべてを明かす、トリックの切れ味が、それらを上回り、このミステリーを傑作として歴史に残していると思う。
クリスティーの「そして誰もいなくなった」を意識しているのは確かだが、孤島での殺人事件の合間に、陸上での探偵劇をいれて、謎の奥行きを深くし、最後のトリックの切れ味を磨いている。新本格派というと、論理重視のパズル的な作品群というイメージがあったが、それが間違いだったことがわかった。
文庫版あとがきで、奥さんであり京都大学の推理小説研の仲間の作家・小野不由美さんに、お礼を述べているのが印象的。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.65
(5pt)

「新本格」の劈頭を飾る記念碑的作品

《孤島》ものの嚆矢である、クリスティ『そして誰もいなくなった』の本歌取りが
目指された本作では、当然オリジナルにはない新しい試みが盛り込まれています。
そのひとつは、孤島での連続殺人が描かれる「島」のパートと交互に、
事件の背景や真相を捜査・解明していく「本土」のパートを展開している点です。
これは、探偵役を事件の外部に配置することで解決を担保し、その上で
「島」におけるサスペンスを最後まで途切れさせない工夫といえます。
また、作中において、ある人物が事件を推理する際に口にする
〈バールストン・ギャンビット〉という言葉もじつに暗示的。
〈バールストン・ギャンビット〉とは、容疑者の枠から犯人を「死者」に偽装することで事前に
締め出しておく手法のことなのですが、そこでの推理は直接、真相には繋がりません。
しかし、読み終えてみると、この言葉がメイントリックの
重大な伏線であったことに気づかされるのです。
▼付記
  本作のプロトタイプである『追悼の島』は、著者の妻で作家の
  小野不由美氏との共同作業によって完成させられたもの。
  しかも、本作のキモともいえるメイントリックの発案者も、じつは
  小野氏であったことが新装改訂版あとがきで明かされています。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.64
(5pt)

まさに衝撃的デビュー作。

いままで新本格と呼ばれるものは読んでなく、海外のミステリ中心に読んでいました。
たまたまこの十角館の殺人を買って読んでみたら・・・
びっくりでした!一気に最後まで読みました。
これが新本格か!と唸らせられました。
これからこのシリーズを読破したいと思います。
はじめてミステリを読む人にもおすすめです!
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4061849794
No.63
(4pt)

これがデビュー作品とは驚き

「そして誰もいなくなった」を彷彿させる作品。
登場人物の名前(ニックネーム)がまた洒落ている。
ミステリー好きにはたまらないだろう(笑)
なんだか久しぶりにアガサクリスティを読みたくなってしまった。
意外な人物が犯人なんだろう、と思いながら読んだにもかかわらず、
やっぱり最後で「うーん」と唸らされた作品。
このまま犯人はわからないまま終わるのかと思ったら最後であのシーンが出てくるとは。
これがデビュー作品、と言うんだから綾辻氏のすごさを思い知らされた、って感じ。
他の作品もぜひ読んでみたいと思う。
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4061849794
No.62
(4pt)

たった1行で一気に謎解き

今から30年近く前、海外の推理小説を読みあさっていた頃よく読んだ、クリスティ、クィーン、ダイン・・・etc.中でも「皇帝のかぎ煙草入れ」(カー)は今でも大好きな1冊だが、これらメジャーな作家のニックネームをもった学生が次々に殺されていく。
非常にテンポが早く読み易い。ベースになったクリスティの「そして誰もいなくなった」もやはり短い。が、”十角館”の最後に用意されていた1行の衝撃は見事だ。たったの1行で一気にすべての謎を解いてみせる展開は少々の粗っぽさはあっても十分に楽しめる。
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4061849794
No.61
(5pt)

一言で全てが・・

確かに他の方が言われているとおり、人物描写が弱いところもありましたが、そのマイナス点などどうでも良くなるほどのトリックと驚きでした。とにかくおすすめです。あと、この本を読む方は、有名な推理小説作家の名前、コナン・ドイル(ホームズ)、モールス・ルブラン(ルパン)などを知っていた方がいいです。たくさんの推理小説作家の名前が登場しますので、これらの名前を知らなければ面白みが半減します。
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4061849794
No.60
(5pt)

「そして誰もいなくなった」?

「ミステリにふさわしいのは,時代遅れと云われようが何だろうが,やっぱりね,名探偵,大邸宅,怪しげな住人たち,血みどろの惨劇,不可能犯罪,破天荒な大トリック・・・。」
 半年前に凄惨な殺人事件が起きた「角島」。電話すら通じない孤島の十角館で,K**大学(大分県O市)ミステリ研究会の学生7人が1週間を過ごすが,1人,1人と殺されていく・・・。
 島で進む連続殺人と,本土で進む半年前の事件の解明とが並行して語り進められ,やがて,驚きの事実が判明する。
 学生の一人が語った冒頭の言のままの,破天荒な大トリックに驚いた一作。
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4061849794
No.59
(4pt)

若々しい

なにより実質的に著者の学生時代に本作が書かれたことに感心します。叙述式トリックをさりげなく散りばめた最後のドンデン返しは、冒頭の登場人物の「社会派ミステリはもううんざり」といったような台詞を思い起こさせ、若々しい爽快感にニンマリさせて頂きました。この作者は「霧越亭」で驚嘆させられ、「殺人鬼」で唖然とさせられ、今回はまた全然違うテーストで、毎回違った味で楽しませてくれます。次作も読ませてもらう心算です。
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4061849794
No.58
(5pt)

衝撃のトリック、傑作本格推理小説!

綾辻行人のデビュー作にして最高傑作。
推理小説の醍醐味は謎が解けたときの驚き。
あなたがそれを味わいたいなら、この作品はあなたを存分に
満足させてくれるでしょう。
推理小説好きの大学生たちが、無人島に渡り合宿しているうちに
殺人が起こる。しかし島からは出られない…、という本格推理
お決まりの展開ですが、しかしそのトリックはそれまでの常識を
覆す、革命的なものです。日本の新本格推理小説は、このトリック
から始まったのです。
謎が解明されたとき、私はまさに驚愕しました。
新鮮な驚き、知的な衝撃を味わいたい人には絶対におすすめ。
私はこの作品をまだ読んでいない人が、本当にうらやましいです。
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4061849794
No.57
(5pt)

良質なデビュー作。

綾辻行人最初の一作で、後の「館シリーズ」の礎を作った作品です。
殺人事件にしか使えないような(苦笑)後の館と比べて、割とすっきりした建造物で好印象でした。
ただ、正多面形という形状ゆえに、何度も見取り図とにらめっこする羽目になる方もいるかも。
そして犯人、トリック、動機、そして「仮名」を用いたギミックに私は見事にしてやられました。
興味のある方には是非読んでほしい一作です。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.56
(5pt)

良質ミステリー小説

 どんでん返しにもつまらないものと面白いものがありますが、本書は後者です。ストーリーが綿密に練り上げられており良質なミステリー小説だと思います。後半は引き込まれるかのように読みました。読後の満足感でいっぱいです。
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4061849794
No.55
(2pt)

損した

評価が高かったので購入したら激しく後悔した。
カップやら手首やら、全くセンスが感じられないし、
魅力のない登場人物、ベタすぎる動機などどれをとっても凡作以下。
肝心の「どんでん返し」とやらも完全に予想の範囲内というか、
読了してから「ひょっとしてアレのことか?」というレベルだった。
「そして誰もいなくなった」とは比較対象にもならない。
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4061849794
No.54
(4pt)

オススメ。

事件自体は孤島で起こるのだが、視点が本土と島とを行き来するため、読者は島や館の雰囲気にどっぷり浸かるという感じではない。孤島独特の緊迫感を期待する読者には、この点は多少マイナスに働くのかも知れない。
しかし、この二つの視点によって事件が立体的に感じられるし、何よりも推理小説としての奥行きが増しているので、これは総合的にプラスに働いているだろう。
設定されているものは、動機なり、トリックなりで見事に消化しきっているし、文章も読みやすく好感が持てる。最初に読む本格推理小説としても十分にオススメできるものになっていると思う。
ただ、トリックの一部は、文中の要素で推理しきれるかどうか疑問ではある。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.53
(5pt)

面白い

十角館という、簡潔な構造の屋敷を舞台に用いているところが面白いと思いました。
また、大学のサークル仲間同士である登場人物達は、すべて有名ミステリー小説家の名前にちなんだ愛称で呼び合っていて(エラリー、ポー、アガサ等)、推理小説好きならほとんど一発で覚えられる名前ばかりです。
推理小説の場合、事件舞台の地理(屋敷なら構造)とか、当事者の名前とか、そういう基本的な部分が覚えやすいと、謎解きを楽しみ安いというメリットがあると思うので、その辺が本格推理ものとして非常に評価できるところだと思いました。
最後、動機の部分が少し弱いかなと思ったのですが、それでも、トリックとか面白かったのでオススメです。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.52
(4pt)

筋○ 趣味×

ミステリとしては
お勧めなんてものでなく,大お勧めです。
やられた〜〜とみなさんひっくり返りましょう。
なんて素敵なデビュー作なんでしょう。
大学サークルものと考えると,少し趣味にうげげというところもあります。
二人称「おたく」って使っているし・・・・
女子に炊事まかせっきりだし。
ヤニくさいし。
まぁ,昔の本ですしね。そこには目を瞑りましょう。
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4061849794
No.51
(5pt)

おもしろい。

騙されます。ズバッと騙されます!
氏の館シリーズで最高傑作といってもいいのではないでしょうか。
物語終盤のあの一言には愕然としました。僕は見事に作者に騙されてました<汗>なるほど、映像化できないわけだ。てか映像化したら犯人わかっちゃう・・・・・っと、あんましいうとネタばれになるのでとにかくよんだことない方はよんでみてください!!!騙されますから!お勧めの作品です!!!
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4061849794
No.50
(3pt)

途中までがどきどき

面白かったです。
『そして誰もいなくなった』を彷彿とさせるような運びで、一気に読み終わってしまいました。
ただ、最後の結末には少しがっかりしました。
トリックも少し無理があるように思えます。
犯人の動機も、最後の最後で少し語られるだけだったせいか腑に落ちず、些か消化不良な読後感となりました。
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4061849794
No.49
(5pt)

本格ミステリの真髄……。

なんて書くと、大げさなんじゃないかと思われるかもしれません。
けど、この本は本当に面白い。何度も読み返しました。
どんでん返しが素晴らしい。
本格ミステリの面白さに改めて感動しました。
綾辻行人の作品を初めて読んだのはつい最近で……
実は、最新作の「びっくり館の殺人」が初めてだったのです。
最新作もとても素晴らしい出来です。
ぜひそちらも。
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4061849794
No.48
(3pt)

十角館で十箇年

いい作品だと思います。登場人物の名前が、有名推理作家からとってあって、これらの作家に多少意識がいきます。あえてアガサ・クリスティー「そして誰も〜」を意識させるところなんかからも、この作家の頭のよさを感じます。犯人のちょっとした小細工あり、どんでん返しありと、読者も翻弄されます。推理小説の醍醐味は、作家がいかに上手に読者を翻弄するかでしょう。裏を返せば、読者も心地よく翻弄されれば、よい作品ということになるわけです。ただ、犯人の動機に関しては、ありえるんだけど、ちょっと弱い気がしたので、二点減らしました。デビュー作ということですから、これも若さゆえ?でしょうか。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.47
(5pt)

『読む』ことでしか楽しめない面白さがここにある

 書店で平積みされていたこの小説の帯には、『映像化不可能』の
文字。ここ最近、映画などでも「映像化不可能とされた作品がつい
に映画化!!」などと言う売り文句がよく使われているので、眉唾に
思いながらも購入しました。
 絶海の孤島で脱出不可能、そこで巻き起こる連続殺人。と、悪く
言えば使い古されたような舞台設定ですが文章のテンポのよさと、
二つの舞台の同時進行など、構成の工夫でスムーズに読み込んでい
けました。
 肝心のトリックですが、まさに映像化不可能。確かに、どこかで
聞いた事があるようなトリックでしたが、『読む』面白さを十分に
堪能できる作品に仕上がっています。漫画化や映画化では、やはり
この面白さは半減でしょう。
 この、綾辻行人さんの小説はどれも、想像力を使う『小説』とい
うメディアを存分に楽しめる作品となっています。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794