十角館の殺人

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

十角館の殺人の評価:

3.75/5点 レビュー 763件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.75pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2,306件 2,081〜2,100 105/116ページ
No.226
(3pt)

この作品から本格物再興が始まった。その敬意は払う。

 退屈な社会派がはびこってうんざりしていた本格ファンに、怒濤の本格ラッシュをプレゼントしてくれた記念碑的作品。
 一応そんな作品に敬意は払うが、自分はこの作品の何処が意外なのかさっぱり……。読んだもう一作(推理作家の評価で悪い評価を下す時は、最低2本以上読んだ上でないと下さないようにしている)の「迷路館の殺人」の方はペテンがあるし……。
 この作家は、欺す=読者が喜ぶと勘違いしているのではないか?
 あと読んでて退屈な文章も問題だと思うぞ。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.225
(5pt)

おお。面白い

新本格ってのとデビュー作ってことで読みにくいだろうなと勝手に思ってたけど、改訂してあるみたいでビックリするほど読みやすい。
ビックリして読んでたらあのページのあの一行にまたビックリ。
占星術殺人事件もそうだったけど今読んでも全然古くさくないなってことと、別に動機は弱くないんじゃないかなってこと。
最近映画やドラマの原作で話題になってるミステリ小説よりも、個人的にはこういうがっつりしたのが好きなようです。
館とか孤島とか、聞くとちょっとダサっと思っちゃうけれどやっぱり読むとワクワクしちゃいます。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.224
(3pt)

面白い…けど

文章構成やストーリーはさすが綾辻さんですね。 そして叙述トリック。見事に騙されました(笑)しかし私には衝撃度が少し物足りない気がしました。確かに驚きはしますが、噂ほどではないかな…と。どんでん返しを期待しすぎると「あれ?」ってなってしまうかもしれません。きっと評価が高すぎて先入観を持ってしまうんですね;まっさらな状態で読んだら楽しめたのではないかと思います。でも全体としては面白いと思います。他人に自信を持って勧められる作品ですね!
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.223
(2pt)

期待しすぎないほうがいい

非常に高い評価を受けている本書ですが、
評価されているポイントはたった一つ、メインになっているトリック部分です。
これについてはなかなか鮮やかで、騙されまいと身構えて読んでも
けっこうハマって騙されて、ラストで驚くことになる人が多いのではと思います。
私自身も、トリックの当たりはある程度ついていたはずなのに、
それでもまんまと騙されてしまいました。
こういうトリックは、ハマると読者にとってインパクトがとても大きいですね。
ただ、逆に言うとそれしか評価すべきポイントがありません。
登場人物たちの(ミステリマニアとは到底思えない)能天気な馬鹿っぷり、
人物の掘り下げが非常に浅く犯人の動機も描写不足で納得しにくい、
トリックを成立させるためのみに世界が設定されている感もあって、
深みや面白みに欠け、説得力がないと感じました。
極端に言うと、トリックが面白いだけで、小説としては成り立っていないという印象です。
アガサクリスティの超有名ミステリを基にしていながら、完成度としては遠く及ばず。
クリスティファンの私としては名作を汚されたような印象もあり、この評価です。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.222
(5pt)

素晴らしすぎる濃い内容!!

初めて綾辻行人さんの小説を読んだ作品です。この方は桁外れに天才ですね。全くトリック等がわかりませんでした。よく考えられた作品です。また迷路館や時計館も十角館同様非常に面白く、強くお勧め致します。この時注意するのが十角館と水車館を先に読んだ後、絶対に迷路館を先に呼んでから、その次に時計館を呼んで下さい。ある部分がわかってしまうので。とにかく最初にはこの十角館を最初に読むことですね。その次に水車館を読み、迷路館、時計館と読み進めることですね。水車館ではいまいちでしたが。この作品ではまんまと著者の罠にはまりますね。やられました。このトリックがわかった人はすごいですね。思い浮かびません。またラストのなんともいえない感情の描写が素晴らしいです。とにかくミステリ好きなら綾辻行人さんの館シリーズを強くお勧めいたしますね。またヒントを挙げるとしたら構成に注意した方が良いのかもしれませんね。とてもスリリングな内容でアガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせますね。あの人が犯人じゃないかとにらんでいたのがまんまと著者の罠にはまってしまいました。この著者は読者の心情をよく理解していますね。これから読む人は良い意味でかなり気をつけて読んでくださいね。以後の作品も含めて素晴らしい作品です。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.221
(5pt)

一世一代の大仕掛け

恐らく日本のミステリー史において、変形ながら叙述トリックの古典のひとつとして未来永劫語られていく作品ではないでしょうか。それぐらい読後のやられた感は大きいです。著者の一世一代の大仕掛けといっていいかもしれません(現にこれを超える著者の作品はありません)。言葉は悪いですが、こういう「一発ネタ」のサプライズが忘れられずにミステリーにはまってしまう人が多いのでしょうね。そういう意味でもミステリー初心者に是非読んでほしい作品です。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.220
(3pt)

新本格?

この作者の作品は初めて読みました。
誰が探偵役かわからないまま読み進め、
最後は犯人の回想で説明終わりというのは肩透かしでした。
衝撃の一行とやらも私からすれば、
「え?ここで犯人わかっちゃうの?」とがっくりです。
探偵役がみんなの前で推理を披露するのが、一種のカタルシスだと思うのですが。
他の方も書いてますが犯人の動機も弱すぎますし、
そもそもが被害妄想っぽいのがあいたたです。
(それなのにあまり被害者たちに同情できないのは何故でしょう)
ただ、小説としてはそれなりに楽しめたので、他の作品も読んでみようかとは思いました。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.219
(5pt)

トリックの切れ味

綾辻さんの本を読むのは、これが初めて。作者がこの小説の原型を書いたのが22歳、大学4年のときというのは驚く。
おどろおどろしさが足りない、動機がいまひとつ納得できない、人物模写にやや不満がある…といった批判はあるだろうが、一行で、すべてを明かす、トリックの切れ味が、それらを上回り、このミステリーを傑作として歴史に残していると思う。
クリスティーの「そして誰もいなくなった」を意識しているのは確かだが、孤島での殺人事件の合間に、陸上での探偵劇をいれて、謎の奥行きを深くし、最後のトリックの切れ味を磨いている。新本格派というと、論理重視のパズル的な作品群というイメージがあったが、それが間違いだったことがわかった。
文庫版あとがきで、奥さんであり京都大学の推理小説研の仲間の作家・小野不由美さんに、お礼を述べているのが印象的。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.218
(5pt)

メイントリックの発案者は……

《孤島》ものの嚆矢である、クリスティ『そして誰もいなくなった』の本歌取りが
目指された本作では、当然オリジナルにはない新しい試みが盛り込まれています。
そのひとつは、孤島での連続殺人が描かれる「島」のパートと交互に、
事件の背景や真相を捜査・解明していく「本土」のパートを展開している点です。
これは、探偵役を事件の外部に配置することで解決を担保し、その上で
「島」におけるサスペンスを最後まで途切れさせない工夫といえます。
また、作中において、ある人物が事件を推理する際に口にする
〈バールストン・ギャンビット〉という言葉もじつに暗示的。
〈バールストン・ギャンビット〉とは、容疑者の枠から犯人を「死者」に偽装することで事前に
締め出しておく手法のことなのですが、そこでの推理は直接、真相には繋がりません。
しかし、読み終えてみると、この言葉がメイントリックの
重大な伏線であったことに気づかされるのです。
▼付記
  本作のプロトタイプである『追悼の島』は、著者の妻で作家の
  小野不由美氏との共同作業によって完成させられたもの。
  しかも、本作のキモともいえるメイントリックの発案者も、じつは
  小野氏であったことが新装改訂版あとがきで明かされています。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.217
(5pt)

「新本格」の劈頭を飾る記念碑的作品

《孤島》ものの嚆矢である、クリスティ『そして誰もいなくなった』の本歌取りが
目指された本作では、当然オリジナルにはない新しい試みが盛り込まれています。
そのひとつは、孤島での連続殺人が描かれる「島」のパートと交互に、
事件の背景や真相を捜査・解明していく「本土」のパートを展開している点です。
これは、探偵役を事件の外部に配置することで解決を担保し、その上で
「島」におけるサスペンスを最後まで途切れさせない工夫といえます。
また、作中において、ある人物が事件を推理する際に口にする
〈バールストン・ギャンビット〉という言葉もじつに暗示的。
〈バールストン・ギャンビット〉とは、容疑者の枠から犯人を「死者」に偽装することで事前に
締め出しておく手法のことなのですが、そこでの推理は直接、真相には繋がりません。
しかし、読み終えてみると、この言葉がメイントリックの
重大な伏線であったことに気づかされるのです。
▼付記
  本作のプロトタイプである『追悼の島』は、著者の妻で作家の
  小野不由美氏との共同作業によって完成させられたもの。
  しかも、本作のキモともいえるメイントリックの発案者も、じつは
  小野氏であったことが新装改訂版あとがきで明かされています。
十角館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社ノベルス)より
406181320X
No.216
(5pt)

面白すぎる!!

初めて綾辻作品を読みました。 本当に面白くて、先が気になって、どんどん読み続けちゃいました。ただ、この作品と同じような結末の作品をミステリーではない本で読んだ事があったのでそれほど驚かなかったかな;でも本当に面白かったです!!ミステリー好きの人にオススメの本を聞かれたら迷わずこの作品をオススメしようと思います!
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.215
(4pt)

志や良し「新本格推理小説宣言」の嚆矢

本書は、志や良し「新本格推理小説宣言」の嚆矢である。
「探偵の鮮やかな論理や推理が、警察の捜査の発展に負けている状態」
に小説家として我慢がならないとし、
嵐の中の孤島の別荘という場所を事件の舞台として設定した本作の
上梓は1987年。著者のデビュー作でもある。
以後、著者は「本格推理小説」という「知的ゲーム」に邁進する。
読むかどうか。あとは読者の趣味嗜好の問題である。
この「本格推理小説」に、作家の鮎川哲也氏はこう、挑戦状を叩きつける。
「批評家気取りの若者たちは、本格ミステリーの隆盛を希う気持ちなんぞ
持ち合わせていないのだろうか。そうした連中は沈黙してくれ。耳障りだ」
私は、批評家気取りの「老人」だが、綾辻氏、鮎川氏、戸川安宣氏の、あとがき、解説
が読めるのは、新装版の魅力である。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.214
(3pt)

推理小説の本流

もう20年前の作品。
この作品から新本格派ミステリーの流れが始まったと言われている。
作者は、京大推理小説研究会出身の綾辻行人。
なんと同研究会には、彼の奥方となる小野不由美、我孫子武丸や法月綸太郎も所属していた。
恐ろしくクオリティの高い研究会だ。
余談はさておき、この作品自体はアガサの「そして誰もいなくなった」がモチーフとなっている。
某大学の推理小説研究会の一行7人は、角島と呼ばれる無人の孤島を訪れ一週間を過ごすことにした。
そこは電話も電気も通じない。
当時はもちろん携帯などない。
その島では半年前に4人が焼死体で見つかるという凄惨な殺人事件が起きていた。
もの好きな彼らは、興味半分でそこへ乗り込み、一人、また一人と命を落としていく。
一方、本土では研究会のメンバー宅に宛に怪文書が送りつけられていた。
その怪文書には、会員であった中村千織の事故死について告発する内容だった。
旅行に参加しなかった元研究会員2人と、偶然めぐり合った島田氏とで謎解きが始まる。
島では次々に殺人が行われ、最後には・・・
仲間同士がアガサ、エラリイなどと高名な推理小説家のネームで呼び合うのが最初はうっとうしいが、これも作品の重要な複線となっていることに読み終えてから気づく。
ナイス。
正統派推理小説、ということで最後まで楽しませてくれる。
読者を待つ「一行の驚き」も良く出来ている。
でも、なんとなくしっくりこないのは、ネタバレになるので詳しく説明できないが、気持ちよく騙されることが出来なかったから。
トリックまで全て見抜けたわけではないが、それ以前に気づいてしまった部分があったことが残念。
「そして誰もいなくなった」を読み返してみたくなった。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.213
(5pt)

最高(*'Д`*)

デビュー作ということもあり、なんとなく文章が青臭い気がします。
また、犯人の犯行の動機が、弱い気もします。
ですが、そんなこと、どうでもよくなるほど、オチがすごかった。
社会派ミステリーみたいなものしか読んだことのなかった私にとって、この小説は、改めて推理小説は面白いものなのだと、痛感させてくれたものでした。
欠点はあるものの、星の数は五個。
久々に、読んでよかったと思える小説でした。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.212
(4pt)

推理小説ブーム再来!ありがとう!

とにかく終始マンネリなし。始めから最後まで怒涛のように読み終えました。
しかし肝心の殺人はやっと物語の三分の一を読み終えたところで起こります。でも、そこに行くまで「まだ〜?」を全く感じませんでした。むしろ、じわじわと迫ってくるその瞬間を何度も麦茶で喉を潤し待ち構えていました。本当グイグイ読めます。グイグイ飲めます。
結末は…悔しい、やられました。普通に「え!?」と叫んでしまいました。不覚です。
でも、結末にあまり期待しすぎた結果、最近推理小説から離れていた自分には嬉しい悔しさでした。
しかも物語を読み進めていく中で、随所で浮かんでくる自分の予想(こいつが怪しい、この行動は怪しい)を、悉く打ち消されてしまう。(これは怪しい)と思った次の瞬間に、登場人物が露骨にそれを指摘してくるんです。物語の中盤で。本当に怪しいことは結末まであまり触れられませんよね。だから、これはなしか〜ってなっちゃう。
これが、面白いと思った最大の理由かな。
☆5にできないのは、やっぱりキャラクターをもう少し魅力的に描いてほしかったので。
でも、これからシリーズを読むにつれて主要キャラには愛着をもてるかな、楽しみです。
水車館、結構レビュー評価もいいので期待してます!
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4061849794
No.211
(5pt)

面白すぎる!!

初めて綾辻作品を読みました。 本当に面白くて、先が気になって、どんどん読み続けちゃいました。ただ、この作品と同じような結末の作品をミステリーではない本で読んだ事があったのでそれほど驚かなかったかな;でも本当に面白かったです!!ミステリー好きの人にオススメの本を聞かれたら迷わずこの作品をオススメしようと思います!
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.210
(4pt)

志や良し「新本格推理小説宣言」の嚆矢

本書は、志や良し「新本格推理小説宣言」の嚆矢である。
「探偵の鮮やかな論理や推理が、警察の捜査の発展に負けている状態」
に小説家として我慢がならないとし、
嵐の中の孤島の別荘という場所を事件の舞台として設定した本作の
上梓は1987年。著者のデビュー作でもある。
以後、著者は「本格推理小説」という「知的ゲーム」に邁進する。
読むかどうか。あとは読者の趣味嗜好の問題である。
この「本格推理小説」に、作家の鮎川哲也氏はこう、挑戦状を叩きつける。
「批評家気取りの若者たちは、本格ミステリーの隆盛を希う気持ちなんぞ
持ち合わせていないのだろうか。そうした連中は沈黙してくれ。耳障りだ」
私は、批評家気取りの「老人」だが、綾辻氏、鮎川氏、戸川安宣氏の、あとがき、解説
が読めるのは、新装版の魅力である。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.209
(3pt)

推理小説の本流

もう20年前の作品。
この作品から新本格派ミステリーの流れが始まったと言われている。
作者は、京大推理小説研究会出身の綾辻行人。
なんと同研究会には、彼の奥方となる小野不由美、我孫子武丸や法月綸太郎も所属していた。
恐ろしくクオリティの高い研究会だ。
余談はさておき、この作品自体はアガサの「そして誰もいなくなった」がモチーフとなっている。
某大学の推理小説研究会の一行7人は、角島と呼ばれる無人の孤島を訪れ一週間を過ごすことにした。
そこは電話も電気も通じない。
当時はもちろん携帯などない。
その島では半年前に4人が焼死体で見つかるという凄惨な殺人事件が起きていた。
もの好きな彼らは、興味半分でそこへ乗り込み、一人、また一人と命を落としていく。
一方、本土では研究会のメンバー宅に宛に怪文書が送りつけられていた。
その怪文書には、会員であった中村千織の事故死について告発する内容だった。
旅行に参加しなかった元研究会員2人と、偶然めぐり合った島田氏とで謎解きが始まる。
島では次々に殺人が行われ、最後には・・・
仲間同士がアガサ、エラリイなどと高名な推理小説家のネームで呼び合うのが最初はうっとうしいが、これも作品の重要な複線となっていることに読み終えてから気づく。
ナイス。
正統派推理小説、ということで最後まで楽しませてくれる。
読者を待つ「一行の驚き」も良く出来ている。
でも、なんとなくしっくりこないのは、ネタバレになるので詳しく説明できないが、気持ちよく騙されることが出来なかったから。
トリックまで全て見抜けたわけではないが、それ以前に気づいてしまった部分があったことが残念。
「そして誰もいなくなった」を読み返してみたくなった。
十角館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (講談社文庫)より
4062758571
No.208
(5pt)

面白すぎる!!

初めて綾辻作品を読みました。 本当に面白くて、先が気になって、どんどん読み続けちゃいました。ただ、この作品と同じような結末の作品をミステリーではない本で読んだ事があったのでそれほど驚かなかったかな;でも本当に面白かったです!!ミステリー好きの人にオススメの本を聞かれたら迷わずこの作品をオススメしようと思います!
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X
No.207
(4pt)

志や良し「新本格推理小説宣言」の嚆矢

本書は、志や良し「新本格推理小説宣言」の嚆矢である。
「探偵の鮮やかな論理や推理が、警察の捜査の発展に負けている状態」
に小説家として我慢がならないとし、
嵐の中の孤島の別荘という場所を事件の舞台として設定した本作の
上梓は1987年。著者のデビュー作でもある。
以後、著者は「本格推理小説」という「知的ゲーム」に邁進する。
読むかどうか。あとは読者の趣味嗜好の問題である。
この「本格推理小説」に、作家の鮎川哲也氏はこう、挑戦状を叩きつける。
「批評家気取りの若者たちは、本格ミステリーの隆盛を希う気持ちなんぞ
持ち合わせていないのだろうか。そうした連中は沈黙してくれ。耳障りだ」
私は、批評家気取りの「老人」だが、綾辻氏、鮎川氏、戸川安宣氏の、あとがき、解説
が読めるのは、新装版の魅力である。
十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 十角館の殺人 (YA!ENTERTAINMENT)より
406269400X