(短編集)

血染めの旅籠

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血染めの旅籠の評価:

3.00/5点 レビュー 2件。 - ランク

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No.1
(4pt)

焼津の半次は出てきません!

夕方の再放送でよく見ていたテレビ時代劇の名作『素浪人月影兵庫』。
1958(昭和33)年から数誌にまたがって連載された内から
ミステリとして楽しめる作品をセレクト。
昭和30年代発表のワリに
“犯人”
“被害者”
“容疑者”
と、そこかしこに混じる時代物らしからぬ言葉から
現代の風が吹き込んでくる。

『銭形平次』や『人形佐七』はモチロン、
創元推理文庫で同趣向の短編集が編まれている
“木枯し紋次郎”“眠狂四郎”とか
時代劇ってTV化されると
必然的にミステリドラマになっちゃうものだよね。
てっきり、品川隆二のコミカルな演技でお馴染みの
焼津の半次をワトソン役に、月影兵庫が名推理を披露するンだろうと思ったけど
全然、出てきません。
後半から、とある事件で知り合った、
元“掏摸”の安と旅先で事件に巻き込まれるコトに。
原作とあまりにもかけ離れたストーリー展開への
作者からのクレームで
キャストその他はソノママに『素浪人花山大吉』として
再スタートを切らざるを得なかったのは有名な話。
その後、本家の方が半次を意識したキャラクターを
登場させたとのこと。
『掏摸にもすれないものがある』のラスト、
兵庫と安のやり取りは
“カリオストロの城”のラストにおける銭形警部の一言の元ネタ?
血染めの旅籠 (月影兵庫ミステリ傑作選) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 血染めの旅籠 (月影兵庫ミステリ傑作選) (創元推理文庫)より
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