すみれ屋敷の罪人
評判
すみれ屋敷の罪人の評価:
3.91/5点 レビュー 46件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 61〜64 4/4ページ
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すみれ屋敷の罪人の評価:
3.91/5点 レビュー 46件。 C ランク
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超美しい物語であります。
エレガントです、耽美です、繊細優美華麗濃密です。
かつての使用人たちの証言が積み重ねられてゆくなかで徐々に状況が見えてくるのですが、
証言者も何かを隠していたり、重要なポイントで嘘をついていたりするもどかしさ。
そして最後に明らかになる真実は、せつなさ120%、静かな衝撃。
伏線回収、辻褄合わせも抜かりなく、完璧に組み立てられています。
華族の屋敷を舞台にしたゴシック・ロマンであり、美しい姉妹の愛憎物語であり、親子・主従の絆を描いた忠義の物語でもあります。
文章も洗練され流麗かつ自然、人物描写も巧みで、その心理や行動には十分な説得力があります。
悲しい物語ですが、読後感は爽やかです。
「罪人」は出てきても「悪人」は出てこないからでしょう、きっと (「悪人」がいないからかえって切ないとも言えます)。
数年前に読んだケイト・モートンの「リヴァトン館」を思い出しました、あれも面白かった。
しかしあえて断言しますが、「すみれ屋敷の罪人」のほうがはるかに傑作です。