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偶然屋
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偶然屋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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ドラマチックに演出できるきがして。偶然屋の活躍がなんとなく残念。 | ||||
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出だしのすっとぼけたタッチが快調でヒロインも魅力的なのに、途中からモンスター的な悪の肖像へと話が修練して、思いきりダークな色調へと染め上げられる。こやつが、ひょっとしたらミステリ史上最悪かも、と思わせる凄まじさで、ひたすら嫌悪感しか感じさせない。雫井脩介の某キャラクターと同じく、一見魅力的な人物として設定されているのだが、それが外見描写や間接的な言及にとどまっていて、さっぱり魅力など感じられないのだ。一方で手法は悪辣かつ執拗で、とにかく狂暴なエネルギーの塊という感じだ。一度ターゲットに逆に捕まって監禁された経験がサラリと語られるが、このとき思いきり残虐に凌辱されていたというくだりが後から追加されれば溜飲が下りるのにと思ってしまったほど。 これは作者も計算のうちだとは思うが、完全決着が着いていないだけに、読後感の悪さ、重さは相当なものである。駄作ではないが傑作と呼ぶにはためらう、何ともいえない読書体験。 | ||||
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偶然に見せかけてちょっとした事件を起こし、依頼者に何等かの有利な細工をすることを仕事とする「偶然屋」 そこに働くことになった女性水氷里見。その偶然屋が扱う依頼案件を熟しながら、ボスの油炭やアシスタントの 中学生の女の子クロエと組んで事件を解決していく。と簡単に纏めるとそういうことだが、この小説、期待を 大きく裏切って、かなり面白い。自分たち以上に偶然を利用した形で大きな事件を次々と起こす天才的な 男との戦いはなかなか知的でかつ迫力もある。この作者の上手いところは、いろいろと伏線をうまく散らばめ ながら、またそれを巧みに収斂していく構成力。はじめ、何の関係もなさそうな複数の事件(事件以前も)が 起きるが、読者にその関連性を推測させない。やがてすべてはある一人の男の仕業と分かってくるのだが。 ただ、最後がちょっといけない。これでは、この作品の落ちどころがないではないか。次の作品を読まそうと 言うことだろうが、いい作品だけに、これで完結して貰いたかった。 | ||||
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パチンコ店での絶叫から始まり、ふざけたキャラクターが登場し、突然話の背景がガラリと変わる・・・そんな小説です。途中には漫画チックな絵も入っています。タイトルからしてギャグ小説かなと思いました。 が、途中からは面白い小説だと気付きました。全てが一点に収束していくのが快感になるストーリーです。 取り敢えず、ストーリーに関係なさそうと思える人物の名前と役割をメモして読むことをお勧めします。 | ||||
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読後、続編を書くつもりなのか、と感じ、 何となく裏切られたような気持ちになると同時に、 どこまで遡るのか(過去)、どこへ向かうのか(未来)という期待も膨らむ。 里美が静岡出身であることも、続編では何かかかわってくるのではないか、とか 警視庁捜査第一課の刑事が登場するもの、あまり活躍しないのは、何かの伏線か、 などと、続編の予告すら記載されていないのに、思いを馳せてしまう。 読者の想像力をかき立て、読み進めることを楽しみにさせる。 里美の学習能力の低さには、若干辟易するが、それすら仕組まれていたことか、とすら思わせる。 | ||||
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