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複合監禁 警視庁極秘戦闘班



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【この小説が収録されている参考書籍】
複合監禁 警視庁極秘戦闘班 (文芸社文庫)

複合監禁 警視庁極秘戦闘班の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

スケールの大きな作品

南英男作品の中でもかなりスケールの大きな作品となっている。
テレビ局のスタジオにいる歌手やスタッフと種子島宇宙センターにいる総理大臣一行をダブル監禁。警視庁極秘戦闘班の出動となる。
時間軸が示され、監禁の模様が交互に描かれている。展開は映像を見ているようなスピーディさだ。
お家芸のアクションバイオレンスはもとよりだが、今作はエロティックバイオレンスもかなり効いている。テレビ局のスタジオに監禁された女性歌手に対する凌辱は、西村寿行を彷彿させる。他にも獣じみたシーンがある。戦慄を覚えながら読了した。かなりグロテスクでもあるが、それが本作での迫力にもなっている。
一連の南作品とは、多少異質な部分もある。
ほとんどの作品において、南英男は勧善懲悪に徹しているが、本作では、テロリストの心理の同情的な筆致になっている。総理の不正が事実だという設定だからだ。
そのため、若干結末が、どっちつかずの印象で、いつもの南作品のようなカタルシスを得るには至らなかった。
エンタティンメントとして、ストレートな勧善懲悪物の方が、すっきりしたと思う。
複合監禁 警視庁極秘戦闘班 (文芸社文庫)Amazon書評・レビュー:複合監禁 警視庁極秘戦闘班 (文芸社文庫)より
4286203131

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