■スポンサードリンク


天を越える旅人



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
天を越える旅人
天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)

天を越える旅人の評価: 4.20/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

迅速でした。

綺麗な古書でした
天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305781
No.4:
(4pt)

死者の書は実用書、ではこれは?

チベット死者の書を下敷きに、と単行本の帯に描かれてたんですねえ。知りませんでした。
 死者の書(訳書)は、用語こそ仏教的な概念に基づく理解力を要しましたが、書いてあることは全く仏教的ではなく、いかに上手に成仏、または望む世界に転生するかを説いたハウツー本でした。最低、輪廻転生を是とする死生観が共有されていなくてはいけないものの、読み手としては成仏転生これ一冊!な内容(笑。

 さて、本書ですが、仏は偉大、信じるものは救われるといったような描写は全く無し、無縁です。
 死を語る道具として仏教感覚的理解を用いる死者の書同様、宗教的観念は、本作でも共通して説明に便利な道具たちに過ぎず、面白い共通項かなと思います。
 読者は主人公と共に、幾度もの肉体的な死を超え、瞑想における演算器としての曼陀羅を体感し、禁地である高々所での魂の束縛(登山家ならではの恐怖感なのかな)を解放し、ようやく辿り着くゲートの先に見える何かを見聞します。

 後半に向けて迫力とスピードを増し、読者を引き込むこの物語。ぜひお試しください。
天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305781
No.3:
(5pt)

一人の少年僧の転生の物語から宇宙の成り立ちへと。

チベット仏教をベースにして、一人の少年僧が繰り返し見る夢の秘密をたどる内に、壮大なスケールとなっていくこの物語、以前一度読んで手放したが、また読みたくて手に入れた。

山岳雑誌に連載された関係で、高山の登山についての描写が多く、全く知識のない私にはなじめない部分もあったが、その中で進んでいく物語には大いに惹かれた。チベット仏教の転生が関わる長い長い過去からの物語。そしてラストは宇宙の成り立ちにまで話が広がっていく。
天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305781
No.2:
(2pt)

山岳小説のようなSFのような宗教小説?

一言で言えば山岳小説、SF、宗教小説(?)の融合でしょう。
非常に意欲作だし、前半部分の登山描写はさすがだと思いますが、後半部分は宗教色が強くていまいちなじめなかった。
天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305781
No.1:
(5pt)

せんすおぶわんだー

SFを知る諸氏には、陳腐なタイトルを付けてしまった事をお詫びする。
山岳と宗教と科学とSF、如何にもありそうな組み合わせでありながら
作者の直向きな生真面目さが、自身の言葉だけで一つ世界を構築して
みせたこの作品は秀逸である。
飛翔という言葉がこれほど相応しい本書と作者に、惜しみない賛辞を
捧げる。
天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:天を越える旅人 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305781

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!