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修羅の宴
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修羅の宴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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いままでのハードボイルドを想像していましたが、金融の勉強にもなるかと思うほど世のお金や商売のことがよくわかる作品かと思います。経済、金融、ビジネスに関係する文章に一か所づつ付箋を付けていき勉強しました。キーワードは、ググって調べることでより理解できると面白い仕組みでお金の流れを描いているなと感じました。 | ||||
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大手銀行から出向し、三百億円もの累積赤字にまみれていた老舗の専門商社をたった二年で再建した敏腕社長、滝本。高卒という自身の学歴コンプレックスをばねに、未踏のビジネスを開拓し、出身銀行の頭取から依頼された汚れ仕事をも引き受け、日本経済界をのしあがっていく。剥き出しの人間ドラマ、開幕! | ||||
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訪れたバブル景気。高卒銀行マン滝本は、出向先の商社を我が牙城とすべく地上げをてこに違法すれすれの手段で地位を固めていく。野望の果て、滝本がついに手を出した“禁断の錬金術”とは。地価も株価も天井知らずだったあの時代、成り上がり地に堕ちた男と女、生き残り逃げ遂せた者たち。 | ||||
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おそらくこの題材はイトマンと住友銀行のイトマン事件をもじったのでしょう。 これはこれで結構面白かったです。 | ||||
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住友銀行役員からイトマン再生へ出向した河村良彦の長くそして呆気ない幕切れ。 イトマンを再生し成長させ有頂天になった彼は自分の城である会社を守りいずれは自分の会社にしたいと野望を持ち、社長を解任されるのを恐れ住銀頭取及び娘に媚びを売り保身を図る。 保身に至っては執念深さを表すが時すでに遅し。 バブルに散った一経営者の一人の無残な終焉が見ものであった。 一般文学通算1934作品目の感想。2017/08/25 19:30 | ||||
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作品の参考文献にあるようにイトマン・住銀事件を扱った作品である。 上巻を読んだ段階では事件の核心には入っていないがバブルへまっしぐらに進んでいくイトマンの姿が手に取るようにわかる。 作品は十分に面白く下巻に期待したい。 一般文学通算1933作品目の感想。2017/08/24 21:50 | ||||
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楡氏の経済小説は実際の社会的背景を基に描かれるものが多いのですが,本書はまぎれもなくイトマン事件を忠実に描いたものでした。イトマン事件は,その登場人物の一人としての許永中に注目が集まりがちですが,本書はイトマンの社長の視点で描かれています。 バブル時代の不正経理事件でその規模は非常に大きく,その金額は現実感を伴いませんが,人が一線を超える心理描写が巧みに描かれ,ぐいぐいと小説の中に引き込まれていく感じがしました。 細かな数字やモデルとされる人物像まで正確に描かれている本書は,注記にはあくまでフィクションと示されていますが,ノンフィクションとも感じられる内容だと思います。 次はプラチナタウンを読んでみようと思います。 | ||||
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楡氏の経済小説は実際の社会的背景を基に描かれるものが多いのですが,本書はまぎれもなくイトマン事件を忠実に描いたものでした。イトマン事件は,その登場人物の一人としての許永中に注目が集まりがちですが,本書はイトマンの社長の視点で描かれています。 バブル時代の不正経理事件でその規模は非常に大きく,その金額は現実感を伴いませんが,人が一線を超える心理描写が巧みに描かれ,ぐいぐいと小説の中に引き込まれていく感じがしました。 細かな数字やモデルとされる人物像まで正確に描かれている本書は,注記にはあくまでフィクションと示されていますが,ノンフィクションとも感じられる内容だと思います。 次はプラチナタウンを読んでみようと思います。 | ||||
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楡氏の経済小説は実際の社会的背景を基に描かれるものが多いのですが,本書はまぎれもなくイトマン事件を忠実に描いたものでした。イトマン事件は,その登場人物の一人としての許永中に注目が集まりがちですが,本書はイトマンの社長の視点で描かれています。 バブル時代の不正経理事件でその規模は非常に大きく,その金額は現実感を伴いませんが,人が一線を超える心理描写が巧みに描かれ,ぐいぐいと小説の中に引き込まれていく感じがしました。 細かな数字やモデルとされる人物像まで正確に描かれている本書は,注記にはあくまでフィクションと示されていますが,ノンフィクションとも感じられる内容だと思います。 次はプラチナタウンを読んでみようと思います。 | ||||
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楡周平は、相当前からのファンで殆どと言っていいほど読破している。残るは数少なく新しい書籍を待つだけです。 | ||||
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迅速に送ってくれました。内容も面白いです。主人公が段々深みにはまり込み、破滅への道を辿るのが良く表現されています。 | ||||
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迅速に送ってくれました。内容も面白いです。 主人公が段々破滅への道を転げ落ちて行くのが良く解ります。 | ||||
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生地も色もとても満足しています。 また購入を検討していますよ。 | ||||
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期待通りの本が届きました。上巻の結末を、首を長くして待っておりました。まあ、あの時代ですよね。 | ||||
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話が始まるのは昭和40年代。銀行から商社に社長として遣わされた主人公が詐欺にあい、バブル崩壊で身を持ち崩す話です。住友銀行(当時)がメインバンクだった商社=イトマンを題材にした小説だといいます。 同時代を生きてきた私からすれば、結末は最初からわかっていましたが、退屈させないようにうまくストーリーが構築されていました。ただバブル期を知らない若い人には時代設定が理解できないかもしれませんね。 | ||||
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イトマン事件を題材にした経済小説です。 今から考えると、バブルの時代というのは国民の大部分が、狂気の沙汰としか言いようのないような熱気で、金に景気に踊らされていた時代で、笑ってしまうようなおかしな時代だったと思います。そんな時代に、繊維商社伊藤萬(後のイトマン)を舞台に、大銀行・住友銀行を巻き込んで繰り広げられた戦後最大とも言われる経済犯罪が起こります。それがイトマン事件ですが、その中心人物である伊藤萬社長をモデルにしたと思われる小説が本書です。 本書ではバブルの時代が、そしてバブルの時代が持つ臭いのようなものが、鮮やかに再現されます。バブルの時代とそれに踊らされる主人公たちの話を読んでみますと、バブルを実際に目で見てその狂気を肌で感じてきた世代にとっては、懐かしいような、色々と記憶が蘇ってきて肌がチリチリするような、そんな思いを持つのではないかと思います。他方、そうでない世代の方にとってはバブルってこんな風だったんだ、なんと愚かしいと冷静に感じられる向きも少なくないかもしれませんが、いずれにせよ新鮮に感じられるのではないでしょうか。 勿論、実際の話とは違う点が少なからずあるのでしょうが、このバブルの教訓は今も大切にすべきものと思います。歴史は繰り返す、現実にお隣の中国では近いうちにバブルが崩壊するのではないかと懸念されています。バブルやイトマン事件を知らない方に是非一度読んでもらいたいと思う一冊でした。 | ||||
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私が商売を始めて、割と浅い時代に、イトマン、許英中事件として、新聞ニュースをにぎ沸かしていたことを今もはっきりと、覚えている。その話を希代の経済小説の書き手、楡周平が、どのような物語にするのか、非常に興味深くよんだが、だいたい想像していたままの一編だったが、スラスラ面白く読めた。 | ||||
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楡修平先生の本はたくさん読んでますが、今回も面白かったです。 | ||||
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イトマン事件をベースに書かれた小説ということ。いづみ銀行(住友銀行がモデルらしい)から社長として派遣された高卒の主人公が、浪速物産(イトマンがモデルの会社)の社長としての地位を死守する為に、強硬な行動、果ては、粉飾に手を染め、最後は、ペテン師の手にかかって、バブルの崩壊と共に巨額な損失を出し、犯罪者として告発され、転落するまでが、丁寧にか書かれて読み応えあり。銀行の学歴社会の壁にも驚かされた。 | ||||
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