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冷たい家
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冷たい家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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星4に近い3で、微妙です。家がテーマのミステリーはよく読みますが、これもそんな一冊です。過去、現在が入れ替わるスタイルなので、慣れる迄ちょっと辛抱です。ヒロイン達の目線で話が進みますが、この家のオーナーで設計者の極端な美意識、女性観が全面に出てきます。ミステリー的には外されますので、御注意。最終的には、母性の強さというところに落ち着くのでしょうかー。日本料理や日本のブランド名が出てきて、おやおやと思いました。 | ||||
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非常に良いとありましたが、新品同様の本が来ました。書店の感性はそれぞれなので、ご参考まで。 | ||||
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【完璧な家】 【蝶のいた庭】 そして【冷たい家】 最近の翻訳ミステリのキャッチポイントはこれでわかるように建築です(強引~) なんてのは浮かれすぎですが監禁、軟禁モノのジャンルに舞台となる家、住宅、建築物の舞台装置的な面白さ(気味悪さ)を巧いことミックスしてミステリーを盛り上げることが流行っているのでは?と僕はひそかに読書アンテナに感じています 本作の冷たい家とはエドワードという自称:究極のミニマリスト建築家が作った賃貸住宅のことです ミニマリストとは最小限のモノ、要素で建築や芸術を創造、構成するデザイナーやその信奉者たちのことです 床の上に何もない部屋を最上として断捨離につとめ 服を十着しか持たないことを誇る、意識タカイ系の人々です その家の外観は真四角の立方体 ドアにはノブさえなくウエラブル端末のブレスレットで自動に開き 照明も空調も全て自動で稼働します ですので窓にカーテンもありません キッチンはスイッチ無しで自動でガスが点火、水が出ます シャワーも天井から丁度良いお湯がほとばしります 階段は壁から踏み段だけが突き出ていて手摺さえありません このように芸術品の様に完成されて機能的な家に住むにはエドワードの用意した20頁に及ぶ膨大な適性テストを受けねばなりません また住むにも厳格で微に入り細に入るルールを守らねばなりません そして最新の機能からも部屋の広さからも考えられないよう破格の安さの家賃・・・・・ と、この設定だけでも十分に胡散臭くミステリにぴったりの舞台設定ですよね 最近不幸にも流産で児を亡くしてしまい失意の中で住む部屋を探している美しい女性がこの家を不動産屋に紹介されます 厳しい入居条件も意外にもクリアし面接もたいした応答もなく手応えも不明だったのに、なぜか合格し戸惑いながらもこの完璧な家に住み始めます ところが物語の章立ては「現在 ジェーン」「過去 エマ」の章題が交互に展開します 新しく住む家を苦労して探している女性 ジェーン、エマ 不動産屋が最後に訳有りのこの完璧な家を紹介する 家を内覧して一目で魅了される ここに心から住みたいと思う 困難な入居テストをパスして奇跡的に住みことが叶う 彼女に近づき強引で奇妙な方法で親密になる建築家エドワード 全くの別人なのに、全く同じように この家に囚われるように住み始める二人の女性 やがて二人はこの家にかつて住んだり関係のあった女性が皆、事故で亡くなっていることを知ります 更にその不幸な女性たちの容姿も年齢も似通っていることがわかってきます 二人の女性と一緒に混乱する読者 交互にシンクロし錯綜する二人の生活 そして奇妙に共通しリフレインする建築家エドワードと それぞれの女性との男女関係 「現在」「過去」「現在」「過去」・・・・ 交互に現れる章が後半一気にテンポアップします 1章6頁がやがて3頁、そして1章1頁に、 そして「過去」の章が空白の頁になった後、 「現在」の章だけが残ります この意味するところは明らかですね 一歩間違えば陳腐な二時間テレビドラマになりそうな内容を上手い語り口で最後まで一気に引っ張ります 前出の【家】シリーズに熱くなった読書家の皆さまにおススメの新築物件です | ||||
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面白い!絶対映画化されると思います。この役はこの俳優が適役とかおもいをめぐらせてしまいます。おススメ! | ||||
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