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想いを伝えるシチュー: スープ屋しずくの謎解き朝ごはん3
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想いを伝えるシチュー: スープ屋しずくの謎解き朝ごはん3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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本屋さんで新刊コーナーに並んでいるのを見かけて、何の気なしに手に取り購入したのがきっかけで読みました。 飲食店が舞台でそのお客さんが持ち込んだ謎を店主が謎解きする短編集って流行りなのかここ数年よく見かけるので、いろいろ読んでいたんです。 でも、この本はそれらの中でも断トツで一番読み辛かったです。 何故かというと、人物の説明をほとんどしないので人物像がイメージしづらいんですよ。スープ屋しずくの店主の麻野に関してはスープ屋しずくの店長をしてて小学5年生の子供がいるという描写だけ。これじゃ、第1話を読んだ時点では見た目はおろか男か女かも分かりません。 何歳なのかどんな外見の女性なのか、上司と後輩らしいけどどんな会社に勤めてるのか分からない。なんて状態で読んでいると後から実は40歳前後でした。こういう会社でしたと後出しで情報が出てくる。そのたびに登場人物のイメージが変わる。 それなのに、スープの説明は妙に詳細に書いてあります。それも、硫化アリルが含まれていて疲労効果に期待できるとか、オルニチンが肝臓の働きを助けることで二日酔いや疲労回復に役立つなどどうでもいい情報満載で、そんなこと書くなら登場人物の描写をもっと増やせよと切に思いました。46ページしかない短編にスープが3種類も出てきて、そのたびにスープの説明がくどい。スープがミステリーの謎に特に絡むわけでもなく、事件の被害者をほっとさせる役割を持つ訳でもなく、スープ屋という設定が逆に物語のテンポを殺しているように思いました。肝心のミステリーも謎でも何でもないことを周りが大騒ぎしているだけで茶番でした。 | ||||
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