夫婦茶碗

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夫婦茶碗の評価:

4.24/5点 レビュー 51件。 B ランク

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平均点4.24pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全102件 61〜80 4/6ページ
No.42
(5pt)

まさにパンク純文学!

照れ隠しのような冗舌な文体で溢れる文学性を包みこんで実体をつかませず、気がつくとがっちり心を鷲掴みにされている。

彼の本を読んでいると、いつのまにか自分の文章も影響されてしまう。

まるで現代の太宰治だ。

毛嫌いしている方も、一度は彼の本に目を通してみてください。
夫婦茶碗 Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗より
4104215015
No.41
(5pt)

まさにパンク純文学!

照れ隠しのような冗舌な文体で溢れる文学性を包みこんで実体をつかませず、気がつくとがっちり心を鷲掴みにされている。

彼の本を読んでいると、いつのまにか自分の文章も影響されてしまう。

まるで現代の太宰治だ。

毛嫌いしている方も、一度は彼の本に目を通してみてください。
夫婦茶碗 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗 (新潮文庫)より
4101319316
No.40
(3pt)

屈折の美学

町田氏は最初から最後まで下降と狂気を描いています。淡々としたリズムとスピード、負の必然性、瑣末への拘泥、人間のダメさ加減、情けなさ。それらを、ドストエフスキーのように重く陰湿な人間劇としてではなく、徹底した喜劇として、しかもあっけらかんとした明るさとスパイラルするストーリーで町田氏は描いてみせます。

極めて高度に屈折しすぎています、町田氏の文学は。なんだかんだと書いても、読み物として面白いので一気に読めますが、読み進めるのが結構つらくもあります。「堕落の美学」とも評されています、確かに究極の美学でもあります。
夫婦茶碗 Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗より
4104215015
No.39
(3pt)

屈折の美学

町田氏は最初から最後まで下降と狂気を描いています。淡々としたリズムとスピード、負の必然性、瑣末への拘泥、人間のダメさ加減、情けなさ。それらを、ドストエフスキーのように重く陰湿な人間劇としてではなく、徹底した喜劇として、しかもあっけらかんとした明るさとスパイラルするストーリーで町田氏は描いてみせます。

極めて高度に屈折しすぎています、町田氏の文学は。なんだかんだと書いても、読み物として面白いので一気に読めますが、読み進めるのが結構つらくもあります。「堕落の美学」とも評されています、確かに究極の美学でもあります。
夫婦茶碗 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗 (新潮文庫)より
4101319316
No.38
(5pt)

パンクのバラードだ!

とにかく主人公はダメ男です。

しかもあまり人々に害なないタイプです。

茶柱を立てようとする最後のシーン。

本当にダメ男だなぁと思いました。

しかし、その表現がなぜだか胸を打つ!

不覚ながら泣いてしまいました。
夫婦茶碗 Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗より
4104215015
No.37
(5pt)

パンクのバラードだ!

とにかく主人公はダメ男です。

しかもあまり人々に害なないタイプです。

茶柱を立てようとする最後のシーン。

本当にダメ男だなぁと思いました。

しかし、その表現がなぜだか胸を打つ!

不覚ながら泣いてしまいました。
夫婦茶碗 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗 (新潮文庫)より
4101319316
No.36
(5pt)

エネルギー

本を読むとき、人は基本的に黙読する。当然である。そうした方がテクストの内容を素早く脳みそに焼き付けることが出来るからだ。まあ、音読をずっとするのもしんどいという事情もある(笑)。

 でも、多量に本を読む人間からすれば、しばしば音読したくなる文章に遭遇してしまうことがある。「あっ、なんかいいな、この文章」とかいった感じである。

 で、内容に戻る。町田康の『夫婦茶碗』である。極めてよろしい。私の好きな村上春樹と全く正反対を向いているけど宜しい。実に音読したくなる文章ではないか。

 また、これは舞城王太郎の文章にも言えることだが(というか舞城が町田康の影響を受けているような気がする)、一見、書きなぐっただけかのように思えるが、実は「破綻しそうで破綻しない」というアクロバットを決めている訳で、これは生半可では真似出来ない文体であると思う。というか、個人的な意見だが、町田康は絶対に上方落語に耽溺していると思う。
夫婦茶碗 Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗より
4104215015
No.35
(5pt)

エネルギー

本を読むとき、人は基本的に黙読する。当然である。そうした方がテクストの内容を素早く脳みそに焼き付けることが出来るからだ。まあ、音読をずっとするのもしんどいという事情もある(笑)。

 でも、多量に本を読む人間からすれば、しばしば音読したくなる文章に遭遇してしまうことがある。「あっ、なんかいいな、この文章」とかいった感じである。

 で、内容に戻る。町田康の『夫婦茶碗』である。極めてよろしい。私の好きな村上春樹と全く正反対を向いているけど宜しい。実に音読したくなる文章ではないか。

 また、これは舞城王太郎の文章にも言えることだが(というか舞城が町田康の影響を受けているような気がする)、一見、書きなぐっただけかのように思えるが、実は「破綻しそうで破綻しない」というアクロバットを決めている訳で、これは生半可では真似出来ない文体であると思う。というか、個人的な意見だが、町田康は絶対に上方落語に耽溺していると思う。
夫婦茶碗 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗 (新潮文庫)より
4101319316
No.34
(5pt)

天才。

とにかく凄い。あふれる言葉のドライブ感。真剣な阿呆のめくるめく日常。町田康の本はどれもお勧めですが、私はこの本が一番好きです。特に表題作「夫婦茶碗」。些細なことが気になってぐるぐる思考が止まらない甲斐性なしのメルヘン男とその妻の噺。すみずみまで行き届いた奔放さ、ジョークのリズムに笑いが止まりません。破天荒さにぐいぐいと引っ張られてあっという間に読了間違いなし!もう一作の「人間の屑」はさらに特に終盤にかけてぐいんぐいんと話が突き進んでいきます。猫好きの人にお勧め。
夫婦茶碗 Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗より
4104215015
No.33
(5pt)

天才。

とにかく凄い。あふれる言葉のドライブ感。真剣な阿呆のめくるめく日常。町田康の本はどれもお勧めですが、私はこの本が一番好きです。特に表題作「夫婦茶碗」。些細なことが気になってぐるぐる思考が止まらない甲斐性なしのメルヘン男とその妻の噺。すみずみまで行き届いた奔放さ、ジョークのリズムに笑いが止まりません。破天荒さにぐいぐいと引っ張られてあっという間に読了間違いなし!もう一作の「人間の屑」はさらに特に終盤にかけてぐいんぐいんと話が突き進んでいきます。猫好きの人にお勧め。
夫婦茶碗 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗 (新潮文庫)より
4101319316
No.32
(4pt)

社会の底辺で、わぎゅう、僕は和牛だ、と叫ぶ

え?町田康?って誰?何する人?
なんて友人がいたら、僕は黙ってこの本を差し出す。
「夫婦茶碗」は、普段あまり小説を読まない人や、町田康なんて知らねえよ、という人に、町田康の小説の素晴しさを知ってもらうための入門書としては、最適な一冊だ。
この本に収められている二つの物語には、「愛」という共通のテーマがあって、これは他の町田文学にはあまり見られない要素である。「夫婦茶碗」では夫婦の愛、「人間の屑」では父親の愛が描かれているが、そこはやっぱり町田康。愛は愛でも、ここに描かれているのは落伍者、負け犬の愛であって、その愛情表現は悲惨なほど不器用である。
僕にとっては、「世界の中心で愛を叫ぶ獣」に似た題名のしょうもない小説より、よっぽど切ない純愛小説です。「人間の屑」の後半、主人公がビデオカメラにむかって独りでしゃべる場面は何度読んでも泣ける。
関係ないけど、町田康がこの本を出したとき、奥さんは死ぬほど嬉しかったんじゃないかな。
夫婦茶碗 Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗より
4104215015
No.31
(4pt)

社会の底辺で、わぎゅう、僕は和牛だ、と叫ぶ

え?町田康?って誰?何する人?
なんて友人がいたら、僕は黙ってこの本を差し出す。
「夫婦茶碗」は、普段あまり小説を読まない人や、町田康なんて知らねえよ、という人に、町田康の小説の素晴しさを知ってもらうための入門書としては、最適な一冊だ。
この本に収められている二つの物語には、「愛」という共通のテーマがあって、これは他の町田文学にはあまり見られない要素である。「夫婦茶碗」では夫婦の愛、「人間の屑」では父親の愛が描かれているが、そこはやっぱり町田康。愛は愛でも、ここに描かれているのは落伍者、負け犬の愛であって、その愛情表現は悲惨なほど不器用である。
僕にとっては、「世界の中心で愛を叫ぶ獣」に似た題名のしょうもない小説より、よっぽど切ない純愛小説です。「人間の屑」の後半、主人公がビデオカメラにむかって独りでしゃべる場面は何度読んでも泣ける。
関係ないけど、町田康がこの本を出したとき、奥さんは死ぬほど嬉しかったんじゃないかな。
夫婦茶碗 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗 (新潮文庫)より
4101319316
No.30
(4pt)

うわ、駄目人間。

2編が収録されているのですが、現代日本文学でこういったものが登場するとは思いもしませんでした。故・中島らも氏が「今の文学で面白いと思ったのは彼ぐらいだ」と言ったのには納得できます。ページを埋め尽くした文字量に躊躇するかもしれませんが、反対に読み応えは軽く、テンポを計算された文章を楽しんでもらいたい。
夫婦茶碗 Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗より
4104215015
No.29
(4pt)

うわ、駄目人間。

2編が収録されているのですが、現代日本文学でこういったものが登場するとは思いもしませんでした。故・中島らも氏が「今の文学で面白いと思ったのは彼ぐらいだ」と言ったのには納得できます。ページを埋め尽くした文字量に躊躇するかもしれませんが、反対に読み応えは軽く、テンポを計算された文章を楽しんでもらいたい。
夫婦茶碗 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗 (新潮文庫)より
4101319316
No.28
(5pt)

無条件にオモロイ!

割りと、正統派の文学から始まり哲学書・仏教・・多岐に渡り読んでいた。
ヒョンな事からたまたま町田作品を手にとる事か゜あり、読んだ。「くっすん大黒」だった。
最初、何これ?と訝ったが、読み進む内にすっかり不思議ワールドに迷いこんだ。まるで゜不思議の国のアリスみたいだ。
人生に悩み落ち込んでいる人には是非に薦めたい。(笑)お釈迦さまもソクラテスもぶっ飛ぶに違いない。彼が大阪人と知って納得。
大阪人特有の天性の吉本か?
本を片手に思わず笑いが噴出す。それから町田ワールドにドップリ。
「夫婦茶碗」より人間の屑が良い。
ハチメチャでいながら、実はその時その時を一生懸命生きている主人公か゜いとおしい。読後とても哀しかったよ・・・ただ、単に泣かせる作品は多い。
泣かせるより、笑わせる方が難しいよね。町田の作品は笑わせてあとジワーンと哀しみがくる。町田康ってメチャメチャ生真面目で、正統派の人間なんじゃないの?それを恥じと思ってるところある感じ。
とにかく、無条件ではまった。オモロイ!町田最高!
夫婦茶碗 Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗より
4104215015
No.27
(5pt)

無条件にオモロイ!

割りと、正統派の文学から始まり哲学書・仏教・・多岐に渡り読んでいた。
ヒョンな事からたまたま町田作品を手にとる事か゜あり、読んだ。「くっすん大黒」だった。
最初、何これ?と訝ったが、読み進む内にすっかり不思議ワールドに迷いこんだ。まるで゜不思議の国のアリスみたいだ。
人生に悩み落ち込んでいる人には是非に薦めたい。(笑)お釈迦さまもソクラテスもぶっ飛ぶに違いない。彼が大阪人と知って納得。
大阪人特有の天性の吉本か?
本を片手に思わず笑いが噴出す。それから町田ワールドにドップリ。
「夫婦茶碗」より人間の屑が良い。
ハチメチャでいながら、実はその時その時を一生懸命生きている主人公か゜いとおしい。読後とても哀しかったよ・・・ただ、単に泣かせる作品は多い。
泣かせるより、笑わせる方が難しいよね。町田の作品は笑わせてあとジワーンと哀しみがくる。町田康ってメチャメチャ生真面目で、正統派の人間なんじゃないの?それを恥じと思ってるところある感じ。
とにかく、無条件ではまった。オモロイ!町田最高!
夫婦茶碗 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗 (新潮文庫)より
4101319316
No.26
(5pt)

理屈は抜きにしても面白い。

甲斐性なしのダメ男が主人公の短編二連発。二人とも本ッ当にダメダメ(笑)。ダメ男なりに一応考えて行動を起こしたりするのだが、まあロクなことにはならない。そのナンセンスな文章と展開がおかしくって、不思議に憎めないダメ主人公に愛着がわいちゃってもっともっとつきあっていたいと思わずにはいられない。短編であることが残念で残念で・・・。
夫婦茶碗 Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗より
4104215015
No.25
(5pt)

理屈は抜きにしても面白い。

甲斐性なしのダメ男が主人公の短編二連発。二人とも本ッ当にダメダメ(笑)。ダメ男なりに一応考えて行動を起こしたりするのだが、まあロクなことにはならない。そのナンセンスな文章と展開がおかしくって、不思議に憎めないダメ主人公に愛着がわいちゃってもっともっとつきあっていたいと思わずにはいられない。短編であることが残念で残念で・・・。
夫婦茶碗 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗 (新潮文庫)より
4101319316
No.24
(5pt)

町田ワールド展開中

僕が一番好きな町田の本である。
というよりは、一番好きな本である。
なぜか。美しいから。
堕落した現状を打破しようとする主人公。
でも打破できない。堕落しているから。
そんな彼の葛藤が次から次へと展開されていく。
もちろんそんな彼の行動なんてロクなことではない。
飯屋で高笑いをあげている童話作家を見てうらやましく思い、
自分も童話作家を志し、とんでもない童話を書いてしまったり、
今時皿洗いの仕事を求め、団地を叫び歩くなど・・・。
だがこの完璧なまでの「世間知らず」が妙に美しい。
これは間違いなく町田康の力である。堕落論を唱えた坂口安吾に近いものがあるかもしれない。
いやむしろ、安吾よりも堕落の美しさを巧く表現していると思う。
僕はこの作品で町田ワールドの虜になった。町田の作品は、正直訳にはたたないかもしれないw
だがしかし、僕には今までにない感性が備わったように思う。
色々な感性を持って人生を生きたほうが、楽しいでしょ?
夫婦茶碗 Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗より
4104215015
No.23
(5pt)

町田ワールド展開中

僕が一番好きな町田の本である。
というよりは、一番好きな本である。
なぜか。美しいから。
堕落した現状を打破しようとする主人公。
でも打破できない。堕落しているから。
そんな彼の葛藤が次から次へと展開されていく。
もちろんそんな彼の行動なんてロクなことではない。
飯屋で高笑いをあげている童話作家を見てうらやましく思い、
自分も童話作家を志し、とんでもない童話を書いてしまったり、
今時皿洗いの仕事を求め、団地を叫び歩くなど・・・。
だがこの完璧なまでの「世間知らず」が妙に美しい。
これは間違いなく町田康の力である。堕落論を唱えた坂口安吾に近いものがあるかもしれない。
いやむしろ、安吾よりも堕落の美しさを巧く表現していると思う。
僕はこの作品で町田ワールドの虜になった。町田の作品は、正直訳にはたたないかもしれないw
だがしかし、僕には今までにない感性が備わったように思う。
色々な感性を持って人生を生きたほうが、楽しいでしょ?
夫婦茶碗 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 夫婦茶碗 (新潮文庫)より
4101319316