ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン

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評判

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパンの評価:

2.60/5点 レビュー 83件。 F ランク

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平均点2.60pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 41〜44 3/3ページ
No.4
(1pt)

「高い城の男」とは似ても似つかぬ作品

繰り返し訪れる残虐描写に辟易して途中で読むのを断念してしまいました。どちらかと言うとSFホラーに属する作品です。「高い城の男」は日本が経済発展してアメリカの脅威になる前の60年代に書かれたからか、日帝に関しては随分と寛大な扱いをしていました。しかしこの作品は特高やアメリカ人テロリストの拷問などの描写が見せ場になっていますので、そのような描写を好まない人にとっては暴力的で俗悪に感じることでしょう。

「21世紀の高い城の男」などという売り文句に乗って買ったわけですが見事に期待は外れました。思えばディックの「高い城の男」は日帝とナチに分割支配されたアメリカという悪夢のような世界に生きる人々の日常を淡々と描き、それでいてSFらしい世界の終末と新たな希望を添え、私のようなSFファン以外の読者でも十分読ませる圧倒的な筆力がありました。全編で出る死者は悪役3人で実にありあっさり死んでくれます。描かれるのはあくまで異世界の日常であり、読者はまるでその世界が存在しているかのごとく物語に引き込まれます。拷問やむごたらしい死に方を売りにして非現実的なロボットが出るような本作とは対照的です。
ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150120986
No.3
(2pt)

世界観はそれなりに面白いが……

この作品で一番魅力的な部分は正直な所、表紙絵とタイトルではないかと思います。

内容としては「日本が太平洋戦争に勝ったIF」を前提として、大日本帝国が支配するテンプレ的ディストピアと化したアメリカが舞台です。
ジョージ・オーウェルの『1984年』を代表としてかつて隆盛したディストピアものの系譜につらなる作品ですが、良くも悪くもその枠組から一歩も出ておらず、世界観はそれなりに魅力的ではありますが意外性はありません。

一応、読み始めたときは表紙絵に出てくる武者型ロボットの活躍や如何に、を期待したのですがこれも結局は端役。
あってもなくてもストーリーの大筋に関係のない賑やかしの背景ガジェットに過ぎず。
ストーリー自体も風呂敷を広げに広げるものの中核のエピソードがミクロすぎるため、最終的には尻切れトンボの印象を残して終わり、読後感は決してよくありません。
「え、これだけの話するためにこんなに大騒ぎしたの?」というのが、正直なところです。
ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150120986
No.2
(1pt)

なんなのか駄作

デイックのアイデアを踏襲したようで、時代考証のない兵器が登場したりと、
三文芝居です。
ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下 (ハヤカワ文庫SF)より
4150120994
No.1
(1pt)

羊頭狗肉

ギズモード・ジャパンの記事を読んでから楽しみにしていました。
届いてすぐに上下巻一気読みしましたが読み進めるうちに違和感が大きくなってきました。

劇中で日本が行う残虐行為があまりにもかけ離れてと言うか、中韓の抗日映画のそれとそっくりなのです。
最初は日中韓の問題を落とし込んでいるのかなと思いましたが違うようです。
この作者は本気でそう思っています。
後書きでそれが判ります。
まず作者本人が韓国系アメリカ人であることが明かされます。
そして「史実をしっかりと押さえておきたかった」という作者の参考文献の中に「ザ・レイプ・オブ・南京」が列記されています。
つまりこの作者の日本の歴史・日本人観は中韓のそれがベースです。

これで自分の感じていた違和感、薄っぺらな印象に説明がつきました。
この作者は特に日本に対して悪意を持って書いたわけでは無いと思います。
単純に、日本のポップカルチャーやディックが好きでそれを題材にして作品を作り上げたかった。
だからそれをメインに据え、「それ以外は適当に拾ってきてくっつけて」作り上げただけです。
それ故に作者が書きたかったものに対しては描写は細かいですが、そうではない「適当に拾ってきた」部分は希薄で印象に残りません。

「神は細部に宿りけり」という言葉があります。
映画でも、コミックでも、そして小説でも読者/観客に想像力を働かせてもらう/観客を騙す為には脇をしっかりと締めて描写しないと嘘を見破られてしまい白けてしまいます。
SFの分野は特にそうです。
その意味でこの作品は失格です。

帯に高い城の男とパシフィック・リムの名が出てますがその二作品に対し失礼です。
何せメカに関してはほんの数ページ程度で詳しい描写も一切無いのですから。

時間の無駄でした。
高い城の男を読み直します。
ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150120986